放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2017北海道トランポ林道ツーリング1

2017年09月20日 18時48分51秒 | 2017北海道ツーリング


金曜日の夜。仕事から帰ってきてハイエースにバイクと荷物を積み込み、北海道ツーリングに出発した。フェリーは今年も新潟・小樽便をえらんだ。大洗・苫小牧便よりも往復で13300円も安いので。(詳しくは『北海道行きフェリーの運賃比較』をどうぞ。)フェリー代で得をしても、高速代を余計に払ったら新潟便にした意味がないから、国道17号線を新潟にむけて北上する。フェリーは明日の午前11時45分発なので時間はあるのだ。関越道はなるべく使わず、上越トンネルの区間だけを利用することにしていた。

今年も台風がやってきていた。動きのおそい台風は小笠原に停滞していて、これから北上する予報だが、コースによっては道東に影響がでそうな状況だ。その余波で埼玉県の上尾をすぎると雨がふりだして、すすむとはげしくなる。トランポ・ツーリングにしてよかったと実感する瞬間だった。



群馬県に入ると雨脚は弱くなった。伊香保、沼田と北上してゆく。ビールと夕食のサンドイッチをコンビニで手に入れて、月夜野ICから関越道にはいった。三国峠をこえる山道は国道よりも関越道を通るほうがはるかに速いから、この区間は有料道路を利用する価値がある。気温は18℃と表示されていた。

23時をすぎた。トンネルをぬけた土樽PAで車中泊をすることにする。ここは新潟県だ。運転席から荷台にうつって横になり、ビールをあけた。



ビールを飲み干して焼酎の水割りに切り替えるが、隣りにはバイクがいるから、相棒のエンジンをなでてみる。ジャケットは2着用意した。春秋用と冷え込んだ場合に備えての冬用である。北海道は夏でも油断できない。最近は暑い夏もあるが、セーターやヒートテックは必需品で、それでも寒いこともあるからだ。



エア・マットの上で仰向けになるとこんな風景がみえた。車の走行距離167キロ。



翌日は6時半に起床した。



天候はくもり。昨夜は寒くて毛布をかぶって寝たが、車の外にでると外気は冷え込んでいた。



カレーメシの朝食をとる。はじめて食べたがぴんとこない。ふつうのカップめんのほうがよいようだ。



7時に出発する。次の湯沢ICで関越をおりてまた国道17号線を北上する。車の流れは60キロだがやがて速くなり、80キロ、90キロと北海道なみになった。



このまま国道をすすむと10時25分にフェリー・ターミナルにつくとナビは言う。フェリーの集合時間は出港の1時間前の10時45分である。新潟市街では渋滞があるかもしれないし、給油や食料の買出しもするので、念のため中之島見付ICから黒埼PAまで北陸道を利用した。PAのETC出口をでると新潟バイパスが走っていて高速道のようだ。一気に新潟市内に入った。



ガスを入れて食料を買い、10時15分にフェリー・ターミナルに到着した。ターミナルは賑わっている。



自衛隊の車両がたくさんいて、自動車、バイクも多い。



とくにバイクは近年でいちばん多かった。



車とバイクは満席。キャンセル待ちの状況だった。晴れて日差しが強くなり暑くなってきた。



客室はいちばん安いツーリストCだ。



上下二段ベットだが、少数だけある一段だけのスペースを予約していた。



安いから仕方がないが、狭くて隣りとの距離もちかい。隣りはライダーだが風呂にでもいったのか不在で、若い人なのかなと考えた。



フェリーの出港を見届ける。



昼食はカップめんなど。フェリーは新造船で給湯室はなくなり、後部デッキに給湯機が設置されていた。



ビンゴ大会がおこなわれている時間は空いているだろうと思って入浴する。新造船は露天風呂がついていて、海をながめながら湯につかった。



船上コンサートは去年と同じエスペランサ。横浜、川崎で活動するベテラン実力バンドだ。彼らの歌とギターをたのしんだ。



船上コンサートの後でもう一度露天風呂につかり、18時13分の入日を見にゆく。



今年は天候にめぐまれてよい夕日に出会えた。



沈みゆく空をながめる。



太陽が沈むとたくさんいた人たちは船室に帰ってしまった。



このタイミングでサッポロクラシックを買ってきた。



太陽がしずんだ後の空もよいのだ。



空と海をながめながらのビール・タイム。



紅がダークにそまってゆく。



空に変化がなくなるまでデッキにいた。

船室にもどると隣りのライダーがベットに腰掛けて縫い物をしている。若い人かと思ったら同年くらいの男性だ。しかもつくろっているのはブリーフである。白い使い込んだブリーフ。こんな出会いもないだろう。ちょっと会話はできない。ブリーフ・ライダーに会釈して寝台にはいり、カーテンを引いて焼酎の水割りをのむ。ブリーフ・ライダーはしばらく手作業をつづけている気配だった。

車の走行距離 151、6キロ。


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする