
5月5日。道の駅猪苗代の朝。天候は晴れ。気温は11℃。体がなれたのかあたたかくかんじられた。

道の駅は混雑しているから車をとめておけない。猪苗代湖畔にパーキングが点在しているから、移動することにした。

上戸浜のパーキングにハイエースをとめてセローをおろした。ここは空いている。以前『猪苗代湖一周サイクリング』に来たときにも利用した場所だ。

三河小田川林道にむかうと中山宿駅がある。線路がないから廃線になったのだろうとおもった。ホームにあがって記念撮影だ。

三河小田川林道の基点についた。

林道にはいってゆくと中山宿駅がある。廃線になったのではなく、ルートが変更になり駅舎もたてかえられたのだ。

基点から2、4キロで丁字路にでた。

右が三河小田川林道でゲートで閉鎖されている。バイクしか脇をゆけないとおもったが、軽自動車もとおれるのかもしれない。

左の道は猪苗代湖方向にぬけていると、川を見にきた地元の方がおしえてくれた。

舗装林道を上ってゆく。サイクリングの人が3人いて、車が1台とまっていた。普通車だ。この自動車もゲートの横をぬけたのだろうか。

基点から7、8キロでダートになった。

三河小田川林道は速度30キロで設計されているとのこと。今回走ってきた林道はどこも20キロ設計だから、道幅のひろい高規格の林道だ。

ジャリが入れられて手入れのされているところと、掃除もされていない場所がある。

側溝が落石でうまり、水が路上にあふれてクレバスをつくっている。路面があれてしまうのがもったいないが、使用頻度をかんがえれば予算や手間はかけられないのだろう。

ダートになってから7キロ、基点から14、9キロで峠についた。少しだけ残雪がある。

峠の先に林道の開通記念碑があった。

記念碑のちかくではアンテナをたてる工事中だった。

下りは工事用の重機がはいってくるせいか、上りよりも道がよい。

神社があるとおもってバイクをとめると、地蔵尊だった。ここでジムニーが追いついてきた。ジムニー氏は、今年は雪がすくないね、と言う。去年は残雪で3分の1しかのぼれなかった、とのこと。山が大好きなんだなとわかる方だったが、ジムニー氏もゲートの横をすり抜けてきたのだろうか。

峠からダートの下りは10キロつづいた。ゲートはなく通行止めの看板もない。

やがて道路は舗装路になった。

山を下ってゆくと小田達沢林道の入口についた。釣り堀の横である。

小田達沢林道は入るとすぐにダートになる。土の道だ。

暗い森のなかを上ってゆく。TMに『おい茂る草の中を行く』とあるがその気配はない。

3キロすすむと、1台の車かバイクのタイヤのあとがわずかにのこっているだけになった。

長いクレバスがある。すすむと猿の群れがいた。路上を歩いていたが、近づくと山のなかへにげてゆく。猿は怖いからどうしようかとおもったから、彼らがよけてくれてたすかった。

道路の手入れはされていない。道路脇に草木がはえてハンドルにあたる。落葉や枝、落石がちらばっていた。

峠付近は熊笹が生い茂っている。

TMに書かれていたのはこれだ。路面はしっかりしているのだが、熊笹は圧迫感があり、不安な気持ちになった。

熊笹の繁茂している林道をくだってゆく。

展望のきく場所が1ヵ所だけあった。

ボッコボコのクレバスや急坂、水がながれている路面などをくだり、林道の出口についた。TMによるとダートは9、8キロだが、メーターでは11キロだった。