「ブラック・スワン」
祝!ナタリー・ポートマン@アカデミー賞主演女優賞受賞
彼女本当に可愛いわよね。
そしてオスカーを手にしたのも納得の鬼気迫る演技!素晴らしかったわぁ~。
きっと本来なら日本では大してウケるネタとも思えないんだけど
ナタリー嬢のオスカー騒ぎで図らずも・・・いや充分織り込み済みなのか?
日本では微妙に公開が拡大したのではないか?と予測してみる。事実は知らないけどネ
話は、主人公のニナ(ナタリー)は元ダンサーだったママの期待を一身に背負ったバレリーナ。
新作舞台「白鳥の湖」の主役に抜擢されるものの、生真面目で繊細なニナは白鳥は踊れても
邪悪な黒鳥を踊る事が出来ずに悩むのだが・・・って感じ。
栄枯盛衰激しいダンサーの世界、常に新鮮な風が吹いていて例え自分がTOPに昇り詰めても
昇り詰めれば昇り詰めたで今度はいつ自分が追い落とされるのかを心配する日々が始まる。
加えて本作の主人公は家庭にも大いに問題があって、どうやら母親は若かりし頃ダンサーだったが
結局目が出る事もなくニナを妊娠した事で夢を諦めた、という下地があるらしい。
「私が果たせなかった夢を娘に託す」的な過保護なステージママに蝶よ花よと育てられて
いつしか母親を喜ばせなければ・・・と優等生を演じるようになってしまった主人公。
コレって現実界の中でも結構似たよーな話を聞くよね。
子供のころから母親に抑圧されていい子ちゃんで育っちゃったので、自分で自分の殻を破けずに
苦悩して行く内に狂気に囚われていってしまう様子がとてもリアルにスクリーンに映し出される。
加えて本作は「現実」と「頭のイカれちゃったニナの脳内視点」を意図的に交錯させて見せていて
観客に何が現実で何が狂気なのかを明らかに錯誤させようという演出がなされている。
コレが・・・結構上手いんだな。
現実と幻視が交錯するので、見ている観客も精神的に物凄く不安定になる。
主人公ニナの精神錯誤を観客にも疑似体験させようとしているかのようで・・・その意図は成功していると思う。
だから正直言って、この映画は情緒が安定していない子供には向かない。
それから精神的に不安定だったり脆弱なタイプの大人にも向かない。
我ながら鉄の心臓だと常々思ってる強心臓の私ですら、本作を見ていて物凄く不安定な気分になりましたもの。
心の弱いタイプの人が見ると、もしかしたら必要以上に主人公とシンクロしておかしな事になっちゃうかも?^^;
面白い映画なのか?と聞かれると・・・まーぶっちゃけ見て気分のいい話じゃないのでねぇ(苦笑)
だけど物凄くよく考えられた作品だと思いますよ。ナタリー・ポートマンの迫真の演技を見るだけでも価値あります!
祝!ナタリー・ポートマン@アカデミー賞主演女優賞受賞
彼女本当に可愛いわよね。
そしてオスカーを手にしたのも納得の鬼気迫る演技!素晴らしかったわぁ~。
きっと本来なら日本では大してウケるネタとも思えないんだけど
ナタリー嬢のオスカー騒ぎで図らずも・・・いや充分織り込み済みなのか?
日本では微妙に公開が拡大したのではないか?と予測してみる。事実は知らないけどネ
話は、主人公のニナ(ナタリー)は元ダンサーだったママの期待を一身に背負ったバレリーナ。
新作舞台「白鳥の湖」の主役に抜擢されるものの、生真面目で繊細なニナは白鳥は踊れても
邪悪な黒鳥を踊る事が出来ずに悩むのだが・・・って感じ。
栄枯盛衰激しいダンサーの世界、常に新鮮な風が吹いていて例え自分がTOPに昇り詰めても
昇り詰めれば昇り詰めたで今度はいつ自分が追い落とされるのかを心配する日々が始まる。
加えて本作の主人公は家庭にも大いに問題があって、どうやら母親は若かりし頃ダンサーだったが
結局目が出る事もなくニナを妊娠した事で夢を諦めた、という下地があるらしい。
「私が果たせなかった夢を娘に託す」的な過保護なステージママに蝶よ花よと育てられて
いつしか母親を喜ばせなければ・・・と優等生を演じるようになってしまった主人公。
コレって現実界の中でも結構似たよーな話を聞くよね。
子供のころから母親に抑圧されていい子ちゃんで育っちゃったので、自分で自分の殻を破けずに
苦悩して行く内に狂気に囚われていってしまう様子がとてもリアルにスクリーンに映し出される。
加えて本作は「現実」と「頭のイカれちゃったニナの脳内視点」を意図的に交錯させて見せていて
観客に何が現実で何が狂気なのかを明らかに錯誤させようという演出がなされている。
コレが・・・結構上手いんだな。
現実と幻視が交錯するので、見ている観客も精神的に物凄く不安定になる。
主人公ニナの精神錯誤を観客にも疑似体験させようとしているかのようで・・・その意図は成功していると思う。
だから正直言って、この映画は情緒が安定していない子供には向かない。
それから精神的に不安定だったり脆弱なタイプの大人にも向かない。
我ながら鉄の心臓だと常々思ってる強心臓の私ですら、本作を見ていて物凄く不安定な気分になりましたもの。
心の弱いタイプの人が見ると、もしかしたら必要以上に主人公とシンクロしておかしな事になっちゃうかも?^^;
面白い映画なのか?と聞かれると・・・まーぶっちゃけ見て気分のいい話じゃないのでねぇ(苦笑)
だけど物凄くよく考えられた作品だと思いますよ。ナタリー・ポートマンの迫真の演技を見るだけでも価値あります!