事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

日本の警察 その127「琉球警察」伊東潤著 角川春樹事務所

2021-10-15 | 日本の警察

その126「警視庁科学捜査官」はこちら

舞台は返還前の沖縄。主人公は公安警察。GHQの圧制と、沖縄のなかでも島のなかで差別があるとか(「沖縄やくざ戦争」でもそれって描かれてました)、ヒーローとしての瀬長亀次郎……これだけの設定でありながら、どうにもはずまない。題材に負けてしまったのだろうか。

明治以前を鳥瞰図的に描くことが伊東潤の得意技。戦後は未消化なままになってしまった。リベンジをお待ちしています。琉球警察と警視庁を並列するあたり、もっと面白くなりそうですもの。

その128「MIU404」につづく


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