事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

麒麟がくる 第二十回 家康への文

2020-05-31 | 大河ドラマ

第十九回「信長を暗殺せよ」はこちら

いきなりですけど、男性読者諸兄に質問します。あなた、女性は背が高い方が好きですか?それとも低い方が?(どう考えてもセクハラ質問

正直に言います。わたしは背の高い女性が圧倒的に好きです。高身長の女性がコンプレックスを抱いていることが多い話を聞いて、それ間違いだろと。猫背がちになる?胸をはってくれ。

なんでこんなことを?それは、今回重要な役で真野響子が出てきたからです。ああ調べてみたら彼女ももう70才に近いのか。しかも実は165センチしかなかったんだ(すんごく失礼な話ですみません)。

にしたって家康(まだ元康だけど)のおばあちゃんって役かよ。彼女のガタイの大きさはすばらしかったなあ。しかもとても綺麗ですよね、真野響子。

そこに陶然としていたら今度は家康のお母さん役で「愚行録」を見たときに、こんなきれいな人がいたんだ!っとびっくりした松本若菜が出てきてびっくり。

なんて趣味性の高い話をしてるんだと思われるでしょうけど、演出のひとつとして、信長よりもはるかに背の高い女性を帰蝶にキャスティングする選択は有効だったのかなと。

川口春奈にしても沢尻エリカにしても、彼女たちが三河という緩衝地帯を利用して、今川と織田の激突を“避ける”んじゃなくて“なんとかなんないか”な状況に持っていこうとしている柱はしっかりしてました。

だから帰蝶が文字通り上から目線で信長に指示を出す今回の演出意図はわかる。そのために、ものすごく背の高い女性を選択するってのはありだったんじゃないかなあ。わたしは本気で江口のりこでどうだったんだと思います。沢尻エリカが出れないんだったら彼女で。ドラマの方向性が一気に変更するけど(笑)。

わたしこれまでも戦国をあつかった話で、織田信長が今川義元に勝つのってとても不思議でした。彼ら両軍が必死だったにしても、まわりはどう見ていたんだろう。

信長が“尾張のうつけ”とだけとらえられていたわけではないんだね。数多くの奇跡があったことは決戦!シリーズで承知してはいたものの……

第二十一回「決戦!桶狭間」につづく

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勝手に人生相談Vol.37 ぼくは悪くない

2020-05-31 | 日記・エッセイ・コラム

TOKYO No.1 SOUL SET 「夜明け前」 (CLIP)

Vol.36「退職教員」はこちら

60代自営業男性。妻との間に会話がなく、避けられています。

子どもが大きくなり、妻から一緒に過ごす時間を増やしてほしいと数年前に言われたことがきっかけです。私は休日、ゴルフに出かけますが、妻は子どもがいたので寂しくなかったのだと思います。

しかし私は妻からの愛情を感じておらず、その申し出を素直に受け取れずに拒否しました。妻が私を大事にしていないとも思っており、妻にもそう説明しました。ただ、話し合ううちに状況が悪くなりました。

私は仕事をがんばり、家族には何不自由ない生活をさせました。また、友だちにも頼りにされ、人望もそれなりにあると思います。

私の言葉がきついと周りに言われ、傷つけてしまうようですが、悪気はありません。そのことも含めて受け入れるのが愛情ではないでしょうか。この年で自分が変われるとも思えません。

こんな生活を送らなければならないほど自分が悪いとは思えず、理不尽に感じます。どうしたらいいのでしょうか。(東京・S男)

で、出たあ。久しぶりの大物。この人の相談をいちいちチェックするだけで大物感出まくりです。

・妻は子どもがいたので寂しくなかった→自分に都合のいい解釈

・私は妻からの愛情を感じておらず→自分にわかるように愛せと強要している

・妻が私を大事にしていない→わたしを満足させるまで世話をしろ

・家族には何不自由ない生活をさせました→根拠のない自信

・友達にも頼りにされ、人望もそれなりに→人望のある人はこんなこと言わない

・私の言葉がきつい→悪感情が底にあるかもとは考えないのか

悪気はありません→信じられません

・そのことも含めて受け入れるのが愛情→奥様に同じことを訊いてみなさい

・この年で自分が変われるとも思えません→変えようとも思っていないくせに

・こんな生活を送らなければならないほど自分が悪いとは思えず→はっきり言います。世の中では、こういうことを自業自得と表現しているのを承知してください。

本日の1曲はTOKYO No.1 SOUL SET「夜明け前」いいよね。

Vol.38「最凶の母3」につづく

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「愚行録」(2017 WB)

2020-05-30 | 邦画

うわあ、見るのやめようかなと途中で思いました。児童虐待、一家惨殺、格差社会……これでもかとしんどい要素満載だから。

ん、しかしちょっと待てよと。あの、早稲田出身の貫井徳郎が慶応にケンカを売った原作の映画化なんだから当然の展開じゃないか。

オープニングのバスのシーンからていねいな演出が光る。エキストラ全員が自然な演技ができているし、登場人物たちの邪悪な裏面と、それにとどまらない何かも絶妙に描かれている。

主演の妻夫木聡満島ひかりはもちろんのこと、上昇志向を秘めた夏原さん役の松本若菜(すんごい美人)、彼女に嫉妬する臼田あさ美、不自然な関西弁がご愛嬌の眞島秀和など、みんないい。

脚本は大好きな「リアリズムの宿」「もらとりあむタマ子」の向井康介、監督は石川慶。彼が次に撮った長篇が「蜜蜂と遠雷」だったのだ。しまったー、なんで見逃したんだ。

製作はオフィス北野とワーナーの共同。確かに、たけし映画の雰囲気もただよっています。

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わたしのスマホは2日で復活しましたがそれが何か? 佐野元春: 約束の橋 (2007.6.13 SONGS)

2020-05-29 | デジタル・インターネット

佐野元春: 約束の橋 (2007.6.13 SONGS)

げ。スマホが死んでる。落としてもいないし邪険な扱いもしてないよ。電源がさあ……

まあ、1日ぐらいはスマホ無しに過ごしてもいいだろう。変なメールが多いし。

翌日に気づいた。ダメじゃん。万歩計ソフトで歩けば歩くほどポイントがたまるアプリを入れてるのに(イオンシネマでそのポイントを使ってたけどねえ)。

ドコモショップに行かなくちゃ。確かコロナ騒ぎで入店が大幅に制限されてるんだよな。ちゃんと予約を入れないと……

電話が通じない。フリーダイヤルも店の番号もどっちも話し中。どういうことだ(怒)。何度やってもダメ。ちょっと文句のひとつも言ってやらないと。

外勤のついでに直接向かう。うわー人がいない。あの、いつも満杯だった店が。入り口にイケメンのお兄ちゃん。

「どのような御用でしょう?」

「スマホの電源が入らなくて、予約をとろうと思いまして」

おれが強気になれるわけない(^_^;)

「あ、それひょっとして」

お兄ちゃんおれのスマホをいきなりいじり出す。そしていきなり復活。

「あれ?」

「だいじょうぶみたいですね」

「あのー、いま何をやったんでしょう」

「なんかのはずみでフリーズしちゃったんでしょうね。だから強制的に再起動をかけました」

「……」

「この電源ボタンと、こっちのボタンのどっちかをいっしょに長押しすると再起動します」

「はー」

「念のためにデータのバックアップは常にやっておくことをおすすめします」

「はいー。どうもありがとうございました-」

ありがとうドコモショップ。でもデータのバックアップってどうやるかよくわかってないけど(^_^;)。

本日の1曲は佐野元春の「約束の橋」。月9「二十歳の約束」のテーマソング。脚本は坂元裕二さん(くやしいけれど森口瑤子の旦那です。うー)。プロデューサーはその当時無敵だった大多亮。彼の発言にはすごく納得した。

「『SOMEDAY』(すでに大ヒットしていた)じゃなくて『約束の橋』を選ぶべきだったんです」

なんか、わかった。すごく、わかった。

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「黄色いリボン」She Wore a Yellow Ribbon(1949 RKO)

2020-05-29 | 洋画

Western+Music: She Wore a Yellow Ribbon/John Ford- La Charge héroïque (En/Fr Lyrics)

このタイトルを聞いて、世代によって連想するものは違うと思う。わたしはドーンのヒット曲「幸せの黄色いリボン」ど真ん中の世代。Tie A Yellow Ribbon Round Old Oak Treeです。

前科者が「もしもまだ俺を必要としてくれるなら、古い樫の木に(ひとつ)黄色いリボンを結んでくれ」ってあれ。

もちろん高倉健と倍賞千恵子の「幸福の黄色いハンカチ」を連想するのも自然なことだ。「おれだって処女だよ」って武田鉄矢のセリフは爆笑だったなあ。

どうやら黄色いリボンを愛するもののために結ぶというのは昔からあった風習のようで、有名なこの映画の原題にして主題歌「彼女は黄色いリボンをまとっていた」は、19世紀の民謡だったんですって。

さて、ジョン・フォードとジョン・ウェインという黄金コンビによるこの作品は、騎兵隊ものなのに、ほとんど殺戮のシーンがない。インディアンはたいそう登場するけれども、騎兵隊とのバトルはまったく描かれないのである(かわりに、馬の疾走シーンはこれでもかと描かれる)。

ネイサン大尉(ジョン・ウェイン)の退役直前のお話。彼の最後のミッションは、隊長の夫人と姪を護衛しつつ、シャイアン族を掃討することだったが、彼はその目的を達することができない。それは……

のべつまくなしに軽口をたたく騎兵隊員たち。どのような人間だったかがうっすらと伝わる大尉。そして退役の日、もちろんこの映画でも黄色いリボンがたーくさん登場します。ベン・ジョンソン(ドーピングの人じゃないですよ)が若い若い。

もちろんインディアンを悪者にできた能天気な時代の産物と切り捨てることは可能。しかし、画面から伝わる幸福感はただごとじゃない。いやあ、わたしの退職もこのような具合だったらと思わないでもないけど無理無理(笑)。

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「クライシス・オブ・アメリカ」The Manchurian Candidate(2004 パラマウント)

2020-05-28 | 洋画

ジョン・フランケンハイマーの「影なき狙撃者」のリメイク。原題は「満州の候補者」の意味。

オリジナルをわたしは見ていないんだけど、朝鮮戦争の英雄が実は中国によって洗脳されていて……なストーリーらしい。フランケンハイマーのことだから単なる反共産主義映画にはしていないだろう。その問題作をリメイクしたのが「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミであることからもそれはうかがえる。

デンゼル・ワシントンメリル・ストリープリーヴ・シュライバーに加え、「マイレージ・マイライフ」で“国内線のトイレでセックスをする女”を絶妙に演じたヴェラ・ファーミガまで出ていて豪華なことだ。

ただしデンゼル・ワシントンの悪夢に悩む軍人役は柄に合っていないし、デミの演出もゆるい。

それを補って余りあるのが“息子を溺愛するあまりに国家を崩壊させてもかまわないと突っ走る狂気の母親”役があまりにはまっている(笑)メリル・ストリープ。怖えよ。

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今月の名言2020年5月号PART1 横着な人

2020-05-27 | 受験・学校

SPARKLE  山下達郎

2020年4月号「分断」はこちら

「自宅が燃えているときに消火しながら、バーベキューをやろうというふうに聞こえる」

拙速な9月入学論についての島根県の丸山達也知事の発言。まったくだ。というか、この話自体が児童生徒の学力保障がどうとかいう目的で出て来たはずは絶対にない。

騒動を起こしたかったのだ

どうしてって?コロナ対策がもたついているものだから、世間の目をそらすために、です。感染拡大の都府県の知事たちがいっせいにこの話に飛びついたことでも理解できる。たとえ実現できなくても、世論は分かれ、ワイドショーもそっちの話で時間を稼いでくれるというわけだ。

同じようなことが今年もう一回あったじゃないですか。学校への休業要請です。オリンピックがらみもあって(当たっていると思います)、コロナ対策に出遅れて批判が集まったことにあせった首相の独断。

大騒ぎ。

この決断が正しかったかの検証は時間がかかるし、なによりも「首相は何もしていない」という批判だけはかわすことができる。

それにね、コロナ対策に全力を傾注しなければならないこの時期に、文科省は9月入学のシミュレーションまでやっている。人と時間の無駄遣い。民間(文科省ではなく)がそのコストを見積もったらとんでもない数字が出たため、声高に9月入学を主張する人は減ったようだけれども、騒ぎになったことでガス抜きはできたと官邸はほっとしているだろう。まあ、その間もなくマスクだの検察だのと失策が続いているので、心穏やかにすごすことはできようもないが。

いやしかし横着じゃないですか。コロナ対策の一環でこんな重大なことを推進しようなんて。まあ、そんな反省があれば

「緊急事態において、国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、そのことを憲法にどのように位置付けるか、極めて重く大切な課題だ」

なんて主張を一国の首相が軽く口にしたりはできないはず。コロナのついでに憲法まで変えようというのだ。つくづくと、横着だなあ。

PART2「球春はまだか」はこちら

本日の1曲は山下達郎の「Sparkle」。傑作アルバム「FOR YOU」の1曲目。きのう、チャリでこの馬鹿げたすばらしいイントロでテンション上がりまくり。通勤所要時間が1分は短くなったはず(笑)

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「むかしむかしあるところに、死体がありました。」青柳碧人著 双葉社

2020-05-27 | ミステリ

誰もが知っている日本昔ばなしを使ってあらゆるタイプのミステリに仕立て上げる……いやはや笑ったなあ。この笑いは、意外なほど苦い味わいに裏打ちされているからこそ。

たとえば1作目は一寸法師。密室殺人とアリバイトリックの複合技。一寸法師しか出入りできないすき間しかない密室での殺人。しかし被害者が死んだとき、一寸法師は鬼の腹のなかにいた……あははは。

すばらしいのは、わたしたちにおなじみの要素がすべてきっちりはめ込まれていること。この場合で言えば、打ち出の小槌がどのように使われるかだ。

花咲か爺さんはダイイングメッセージもので、ほとんどイヤミスに近い。つるの恩返しは叙述トリックで、浦島太郎は竜宮城における密室殺人(人じゃないけど)。

わたしが好きなのは最後の桃太郎かな。赤鬼、青鬼、黒鬼などが登場し、クリスティの高名な作品をひねって見せている(あんまりひねってないとも言える)初めて読む作家だけど、やるなーと思いました。

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特例定額給付金

2020-05-26 | ニュース

Steve Gadd - second Stuff live 1976 Montreux

特別定額給付金、そろそろ入金が始まったみたい。

「よく気づいたなー。なんか文書でも来たの?」

「うちのおばあちゃんは毎日記帳に行ってるから(笑)」

すごいな同僚んち。

それはそれはご苦労なこと。にしても、この給付も例によってごたついた。まず、世帯単位での支給なのが気に入らない。もちろんその方が事務量が少ないのは理解できる。しかしおかげで一人ひとりに意思確認をし、受給するつもりがない人は×をつけるというよけいな手間が増えている。

で、わたしも書いたときにつくづく思った。あそこの欄には、どうしたってチェックしたくなる。だいたい、下の方に実際にチェックを入れる欄まで用意してあるのだ。間違える人はたくさんいるだろう。

山形市はそのあたりに意識的で、例の欄を設けずに申請書を作成したらしい。公務員は受け取るべきではない、と放言したどこかの知事に聞かせてやりたい話。

宮城県亘理町は、受給希望の有無について「受給する」「受給しない」の二つの欄を設けるなど工夫している。

その、公務員は受給すべきではないという意見にはうちの若手が痛烈な主張を。

「わたしは受け取ります。受け取らなかったら、その金をあの政府がどんなふうに使うかわかったもんじゃない」

なるほど、なるほど。加えてマイナンバー問題がある。カードの発行やパスワードの再設定などで3時間待ち、とか郵送申請のほうが早いとか、いったい何の冗談だろう。

「パスワードは変えてと言うのに、生涯不変の番号で管理するなんて時代遅れ。だから番号やカード不要という米国の巨大IT企業GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に負けたんだ」

わたしは河村名古屋市長には言いたいことがたくさんあるけれど(笑)、これは当たっていると思う。学校事務職員も気が遠くなるような手間をかけて番号を秘匿しなければならない制度(どこのセクションがいちばん最初に漏洩してしまうかのチキンレースみたいになっている)が、実際にはなんの役にもたたなかったなんて……。

本日はやはりスティーブ・ガッドのスタッフ時代のライブを。わたし、18才で東京に出て、シティロードというとんがった情報誌で“その年でいちばんすばらしいライブ”にスタッフが選ばれていたのに驚愕(ぴあは松任谷由実でした)。

東京は怖いとこだと思いましたよつくづく(笑)

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「折れた竜骨」米澤穂信著 創元推理文庫

2020-05-26 | ミステリ

学校の図書室にあったので再読。近ごろ忘却力が暴走しているので初読のときと同じように、いやそれ以上に面白かったので困ったものだ。で、わたしは思うんだけど、米澤穂信の最高傑作って、実はこの作品ではないかと思う。

いや反論は覚悟していますよ。「さよなら妖精」のせつなさは忘れられないし、「満願」と「王とサーカス」で2年連続このミスランキング1位をとったのだから、本領はあっち系だろうと。

この作品は12世紀の北海を舞台にしたファンタジーの体裁をとっている。主人公の探偵役ふたりはどう見ても「薔薇の名前」のコンビだし、魔法が存在する世界という設定もとっつきにくいかも。文体も、古典ファンタジーのパスティーシュ的ではある。

でも、そんな世界観と二重三重の密室トリックはみごとに融合しているし、語り手の娘も魅力的だ。なにより、読んでいるときの多幸感は抜きんでている。わたし、この小説がひたすら好きです。

あ、さすがにあの密室脱出トリックの凄みだけはおぼえてました(笑)

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