事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

全国大会終了~事務職員へのこの1冊。

2016-08-05 | 学校事務職員

全国大会終了しました。みなさんに喜んでもらえているといいのだけれど。

さあ酒田に帰って生ビールだと気ははやる。山形ビッグウイングの駐車場で、めちゃめちゃに熱くなったクルマのエンジンをかけ、とにかく冷やすためにそのまま窓とドアを開けて放置。

携帯灰皿を持って木陰へ。この狂乱の三日間を思い返す。いったい何度あのエレベーターに乗ったことか。そして、そんなわたしがいちばん楽をしていたという怖い世界。みんながんばったなー。

でもわたしの悪い癖で、どんな苦しい思いをしても最後には「面白かった-」と思ってしまい、苦労が身につかないこの性分だけはどうにも(笑)

画像は、少しはCMも。ミクロなアフィリエイトです(^o^)。たまにはいいじゃん。読んでね「月刊ホリヒロシ」(「学校事務」誌連載)。その前段の「事務職員へのこの1冊」を学事出版が特集してくれました。花笠のお飾りは読者のお手製。あざっす!

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全事研山形大会。

2016-08-02 | 学校事務職員

正式名称は第48回全国公立小中学校事務研究大会山形大会。なげー。だから関係者はみんな全国大会って呼んでる。開会は明日。今日は朝から資料の袋詰めや会場のセッティング。暑くなくて助かった。

そういう日なのだからと、短パンTシャツ&ひげも剃らずに行ったら

「布団出てからそのまま来ただろ」

とさんざん言われた。

「明日はひげ剃ってきてよ」

「ちゃんと背広も着てくるのよ。知事も来るんだし」

当たり前だろや。いちおう副実行委員長なんだから。なんとわたしのトークライブもあります(笑)。何様なんだおれは。お楽しみに!

画像は、“おもてなし委員会”が用意して、会場のトイレとかにいっせいに置かれた紅花。この時期にきちんと咲かせるのにえらく苦労したらしい。こちらもお楽しみに。

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「本当の学校事務の話をしよう」 柳澤靖明著 太郎次郎社エディタス

2016-07-04 | 学校事務職員

読んでいるあいだ、ずっとドキドキしていた。ここには確実に“自分と同じようなことで思い悩み、しかし自分と違ってはっきりと問題解決に動き出した”学校事務職員の姿がある。学校事務職員のリアルが存在するのだ。もっと若いころにこんな本が出ていたらなあ。

「あの……この本を書いた人って、どんな商売の方なんですか?」

ヤナギサワにもらったチラシを若手にぶんまいていたら、著者近影にいきなりつっこまれた。確かにホスト系のルックスだけどさあ(笑)。

彼はなによりも埼玉県の現役の学校事務職員なのであり、現役であるからこその試行錯誤の日々がつづられている。しかし誰かさんの馬鹿げたエッセイと違い、歴然と学校以外の世間に向けて、いま学校はこうなっているんですよ、学校事務職員とはこんな仕事をしているんですよと発信している。閉じていないのだ。学校をむしろ客体化しているというか。

その意味で、彼がいつも手がけている保護者向けの事務室だよりの姿勢に近い。だから各ページに、われわれベテラン学校事務職員なら誰でも知っていることがらについて注釈がついていて、事務職員以外にもまことに読みやすくなっている。

あ、おれは今うそをつきました。ベテランの事務職員でもよくわかってないことが懇切丁寧に解説してあるので「おー、そういうことだったのか」と目からウロコがバランバランと落ちる仕掛けになっている。その意味でも必読。

もちろんこの本をもっとも面白く読めるのは学校事務職員自身だろうとは思う。公費と私費の区別に悩み、公費増額に学校事務職員ならではの手法で取り組むその手練手管が直接参考になるし、就学援助や未納問題について、若いくせにこれだけ冷静に対処できるのだから腹も立つ(笑)。

それは違うんじゃないかという点や、埼玉だけしか通用しない話でもあるんじゃないかとつっこむ人もいるだろうし、もっとすごい実践を自分はやっているぞという手ごわい人もいるかも。

でもこれだけは言える。その話を、ここまで面白く語れるのはヤナギサワだけだ。ほんとうなら一気に読めるのに、こりゃもっとだいじに読まなきゃ、とセーブしながら読みました。絶対のおすすめ。あなたが、学校事務職員であってもなくても。

amazonで買うならこちら。

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e-honならこちら。

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でもわたしの読者のなかには、あえて教育用品系で注文してくれた人もいた。なるほどなるほど。彼らにも学校事務職員とはなにかを知ってほしいしね。

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転勤。

2016-03-31 | 学校事務職員

学校事務職員の、というより人間としての習性で、自分にとって住み心地のいい環境をどうしたってつくりたい。だから異動してすぐわたしたちは、それなりの行動に走る。軋轢もそれで生まれる。

ひとつの職場に長くいれば、んもうそれはそれは楽ちんな環境になっていく。でもそれじゃダメなんだろう。ダメなんだろうけれども、やはり居心地のいい場所を離れるつらさは確実にある。

長くつとめた場所を離れることになりました。みんなに迷惑をかけたし(確実に、かけました)、後任にはもっと大きな迷惑をかけることと思う(いつもです)。

でも3月31日の夜だけは、ちょっとしんみりさせてほしいっす。

さみしい。

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これでいいのか山形県PART16 酒田VS鶴岡

2015-06-13 | 学校事務職員

 

PART15「庄内」はこちら

まず想像してみてほしい。ほぼ人口が拮抗しているふたつの市がその地方にふたつある。その時点でお互いを意識するなという方が無理。かたやお武家様の街で、かたや商人中心の町。かたやおっとり、かたや荒くれ。合うわけがない(笑)。

かつて「きれいな手で」で特集したように、わたしが新規採用されて最初に赴任したのは鶴岡の中学校だった。そこに勤務しているのはほとんど鶴岡市民。そこにただひとりだけ、酒田出身の先輩がいて、わたしへのアドバイスはため息まじりなものだった。

「鶴岡の人たちとうまくやっていくのは大変だよ……」

彼はその後、婿入り先の藤島(現鶴岡市)で壮絶な殺人事件を起こしたので、この言葉は意味深でもある。

その学校には北海道からやってきた女性も勤務していた。しかも根室の遠洋漁業に出る荒くれ漁師の娘。お母さんといっしょに鶴岡駅に降り立ち

「~しやぁ」「~しやぁ」

というおっとりした鶴岡弁を聞いて

「ここでやっていけるかい?」

お母さんは本気で心配したそうだ。それほどにおっとり。わたしも調子くるったっけなあ。

学校事務職員の仕事でも酒田と鶴岡では勝手が違うような気がする。あくまで一般論、あくまで印象で語っちゃうんだけど、鶴岡の方がはるかに職員に優しい仕事をしている感じ。ものすごくご奉仕もうしあげているというか。

逆に、酒田の方はつっけんどんな感じ。怖がられているというか。印象だけだけどさ!つっけんどんの代表選手のわたしだからそう感じるのかもしれないけれども。

わたしは鶴岡をわずか一年間で出たので気づかなかったが、事務職員としてのスタイルを確立したあとで酒田と鶴岡を往復する人事だと、やはりきつかったはずだ。

さて、仕事以外の面ではどんなものだろう。以下次号

画像は、鶴岡出身で酒田南高校卒、そして専修大学に進んだ長谷川勇也。こりゃ、応援しなきゃ。

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これでいいのか山形県PART7 山形市

2015-05-01 | 学校事務職員

PART6「山東ブランド」はこちら

さあこれからは地域ごとにその特徴を見ていきましょう。まずは村山。このムックではこう総括されている。

・明るくガツガツしていない

・のんびりしている

・保守的で手堅い

・競争心が薄い

・おもてなし精神が強い

……などなど。しかし庄内・最上・置賜ほどには気風がはっきりしていないのだという。なにしろ一藩による統治の歴史がほとんどないから。

最上氏が没落してからは、幕府の左遷の地となってしまい、そこに天領や小藩が入り乱れて特徴的な気質が生じなかったと。ふーん、そんなものだろうか。市ごとにちょっと読み込んでみましょうか。

◆山形市

そんななかでも、しかし腐っても県庁所在地である山形はさすがに都会。他の内陸部とくらべて積雪も少ないので豪雪地帯の暗さも感じられないのだという。

県内最大の“企業”である県庁をかかえ、人口も突出している。なにより大学があるものだから、街を歩いている若者が多いのがうらやましいところ。特に東北芸工大(学長は根岸吉太郎ですっ!)の存在は大きいな。

2016年の夏、全事研の全国大会を山形県で行うことにしたとき、山形市以外の街はいっさい会場候補にならなかった。二千人の参加者を受け入れる(大会会場も、宿泊施設も)キャパが存在するのは山形市だけだ。

欠点といえば、とにかく夏が暑い(日本の最高気温の記録は長らく山形市がキープしていました)のと、となりが仙台なので(県庁所在地同士が隣り合っているのは確かこのペアだけ)、どうしても見劣りしてしまうことだろうか。スタバの出店要請を、ブランドイメージが下がるという気が遠くなるような理由で一度蹴られたのはトラウマ。あ、おぼえているのはおれだけか。

ということで本日の画像は来年8月に全事研の全国大会が開催される山形ビッグウィング。近くにはゲソ天をのせたラーメンを供するという、全国的に見てどうなのかなという店もあります。わたしはファンです。ぜひ山形へ!

次号上山市篇につづく

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OECD調査

2014-07-02 | 学校事務職員

日本の教員、仕事時間最長 OECD国際調査
2014年06月25日 山形新聞

経済協力開発機構(OECD)は25日、中学校を対象に教員の勤務環境や指導状況を調査した国際教員指導環境調査の結果を公表した。1週間の仕事時間は日本が53.9時間で、参加した34カ国・地域で最も長かった。授業時間は参加国平均と同程度だったが、部活動指導や事務作業に費やした時間が大きく上回った。

「日本の教員は忙しい」と指摘されて久しいが、今回の調査で国際的にも多忙が裏付けられた格好だ。文部科学省は「事務職員を増やすなどして教員の負担を減らし、教育に集中できる環境を整えたい」としている。

1週間の仕事時間の参加国平均は38.3時間で、日本だけが50時間超。

……そりゃ、そうだろうとつくづく思う。日本の中学教員の勤務たるや、産業革命当時のイギリス労働者階級もかくやと思わせるきつさ。

最大の要因が部活動であることは自明。勤務時間をこえて指導することが常態化しているのに、あまりにも常態化しているものだから誰も不思議に思わない。しかも彼らには時間外勤務手当がまったくつかないのだ(教職調整額が、百歩ゆずってそれに該当するとしよう。でも、週平均15時間の残業に見合う額になど到底ならない)。

おまけに、生徒指導に不満をもつ親と面談し、不登校の子どもの家を訪問、いなくなった生徒をさがして町を捜索……どれだけ教員に負担を日本は強いているだろう。

そのきつさを彼らが耐えているのは、その努力に見合って生徒たちが成長するという喜びのゆえだ。ほぼそれだけが頼りだといっていい。だから社会が学校を責めるのは、期待の裏返しだという論理にすがるしかない。なんてお安くて便利な存在!

事務職員の側も、職場に行政職がほぼひとりしかいないという状況が長く続いたせいで、それが通常だと思っている。おかしいでしょやっぱり(笑)。同じ職がもうひとりいれば、責任や仕事がこれまでとは歴然と違ってくる。そのことをもっと期待して、事務職員が複数いることが当然だと主張しよう。文科省もそのことを認めているのだから。

とかいいながら、こんな状態でも財務省は教員を純減させている。学校って、ほんとにお安くて便利な存在だと思われて、いや、なめられているんだなあ。

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退職事務PART18

2014-03-14 | 学校事務職員

80908199_2 PART17はこちら

さて、こむずかしい話がつづいたので最終回は軽い話を。わたし、退職事務をやるうえで、退職手当や年金という大ネタはけっこうプレッシャーを感じながら行う(なにしろミスれない)。でもね、小ネタはけっこう楽しいんですよ。

たとえば、互助会からはこれまで積み立ててきた退職生業資金が返ってくる。今年の額を見たら、わたし今辞めても50万は返ってくる。あ、でかくて小ネタじゃないか。

それ意外にも小っちゃい給付はあるんですよ。

・永年勤続祝金……40000円

・教育会館会費返戻……61800円

額はひとによって違うけど学生協の出資金や利用割戻金も(希望すれば)戻ってくる。

こういうお金は本当にうれしいと思う。なにしろみんな忘れてるから。だからこの事務をやっているときは、いいなー、うらやましいなーと心底思っています。ま、そのおかげでわたしはサプライズで受け取る喜びはないわけだけどね。

まさかこんなに長いこと退職事務について特集するとは思わなかった。でも、つくづくと考えた。いまは学校事務職員をやっているから“お仕事”として退職関係の事務を否応なしにやっていて、それは仕方のないことだ。でもね、いざ自分の退職のときには、おれはけっこういい加減になっちゃうんじゃないだろうか。すっかり疲れ果てて(笑)。

「horiさんはいいわよね、退職後も確定申告とか慣れてるわけでしょ?」

とか言われるけれど、私生活では申告も無視している無法ぶり。はたして退職後の医療給付などについて、どれだけマメにやるだろう。

いいよもうめんどくせーや、とか言って医療機関からの領収書なんてほっぽり投げる自分が目に浮かぶ。生命保険の請求とか、なんかうんざりするような手続きが今から気が重い。

あっ、そうだ。そういうのをみんなうちの奥さんにお願いすればいいのではっ!……もっとも嫌われるタイプの年寄りにわたしはなろうとしている。だいじょうぶかおれ。だいじょうぶか現役事務職員。

《退職事務・おしまい》

本日の一本は「婚前特急」

ぶっちゃけ、五マタをかける独身女性のお話。それぞれに自分に便利な部分を見つけ、それが自由な恋愛だとうそぶいている。しかし親友の結婚を機会にそれぞれとの関係を見直すと……これ、吉高由里子以外がやったら嫌味な映画になりかねないところ。

でも、予想したようなかぐや姫パターンにはならず、いちばん低レベルな男(浜野謙太!)とのラブストーリーに集約していくのでびっくり。ハマケンが味わい深いのは当然としても、演出にチカラがあるってことなんだろうな。ま、それ以前に吉高由里子にわたしは夢中なんですけれども。

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退職事務PART17

2014-03-13 | 学校事務職員

M_100708_09300001 PART16はこちら

退職互助の制度については、多くの都道府県の互助会(互助組合とか厚生会とか名称はいろいろ)が運営しているみたいだ。でもある県では……

○○県は、法人移行の議論の過程で、(退職互助の)新規加入を行わず70歳で自然脱退、会員の自然減を待って事業廃止という選択をしました。

退職時に退職互助掛け金を一括で払って会員資格を得るというルールだったのですが、平成21年度末から会員募集を停止しているため、定年退職ベースで見るとあと5年で退職互助事業はほとんどなくなります。わずかながら20年度までに定年前退職した会員が自然脱退するのを待つのみとなります。

……どわっ。こんな県もあったわけだ。まあ理由はいろいろとあったみたいなので詮索しないでね。

わたしたち一般会員は、教職員互助会がどんな名称の法人であろうがほとんど気にしないけれど、一般財団法人化するにあたっては、そりゃあもう大変な論議の連続だったわけだ。わたしも公務員弘済会の役員だったときは、常に「いまは洪水の前なんだなあ」と意識していました。

あ、くれぐれも「だったら山形も事業をやめるんじゃ」などとは考えないでね。某県はあくまで突発的な展開だったわけだから。

にしても、昔はある程度の税金が投入されていた互助会において、退職後の医療制度のために組織を立ち上げようというのは、いかにも旧き良き時代の発想かもしれない。実は退職互助関係はフェイドアウトしていくのが自然な流れだとは思っている。嫌いな言葉だけど自己責任でやるのが理の当然ではあるだろう。

でもね、健康に人一倍気を使うことが求められて、検診もきっちりやらされている業界における保険、って意味では優良な制度なんだよね。ま、働き過ぎでズタボロになって放り出される業界でもあるわけだけど。以下次号

本日の一冊は「いまも、君を想う」川本三郎

妻が自分よりも先に逝く……そのことの哀しさを、当代随一の文筆家が語る。「東京物語」のラストが、まさしく自分のこととして襲い来る。抑制の効いた筆致であるからこそ、泣ける。明け方に読んでいて、ほんとに泣けました。思わずとなりのお布団をながめ……よかった。うちの奥さん生きてる。

いまも、君を想う (新潮文庫) いまも、君を想う (新潮文庫)
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退職事務PART16

2014-03-12 | 学校事務職員

Harasetsukoimg01 PART15はこちら

さあ退職事務職員の本音トークはつづく。

財形年金はとてもおいしい。私が加入していた頃は金利も今よりは良かったので、退職時にはそこそこ貯蓄額が増えていました。利子は非課税だし税務申告もいらず、退職して3年間年金が給与比例部分の7割弱しかもらえない時に、しっかり家計を補充してくれました。もっとも、財形年金がなかったことにして、海外旅行などの費用になってしまいましたが。(笑)

財形貯蓄事務は、3月の退職時には共済組合の事務処理がこむだろうな?と予測して、一般財形請求はちゃっかり2月に払い戻した私です。このお金は、「任継」の掛金になりました。私もhoriさんのように、時々払い戻したので額はまあまあでした。扶養手当の返納ではない(笑)

5年間は年金保険とか財形年金、共済年金もあって、在職中のような収入でした。在職中って、いろいろ差し引かれる金額が多くて、現金支給額は少なかったの。

今や、2年間受給を延ばした教職員共済年金の最後の振込も2月で終わり、いよいよ年金オンリーの生活です。「認知症」にならないよう、ウォーキングをしたり「介護講座」に通ったりして身の丈ほどの生活を楽しもうと思っています。

追伸

この歳になってつくづく損した、くやしいと思うこと。生命保険の入院見舞金です。保険契約期間中は入院するほどの病気にもならず一度も請求しませんでした。これはいいとして。私が生命保険に加入した時代は、病気にもよりますが、手術入院は1ヶ月~2ヶ月くらいでしたが、今や、胃がん摘出手術をしても入院は一週間。大腸がんだって一週間程の入院らしい。

母親が、胃がん手術をしたところ「一週間で退院して下さい」と医師にいわれ、「お産だって8日間は居させてくれるのに……」と文句をつけた友人がいました。日本海病院が黒字経営なのは、新患をどんどん受け入れるためです。生命保険入院見舞金に3日とか5日の日数免責がある場合、いくらもしか給付されない。診断書にお金もかかるし……。

ということで、生命保険の美人過ぎるお姉さんの勧誘に、言われるまま加入した人は見直すべし。

悔しいのは、生命保険の掛金は60歳、65歳、70歳、75歳……5歳ごとにすごく掛金が上がります。そして、そのうち生命保険を掛けていることすら忘れることになるのではないか……生命保険、年金、健康保険等お金に関わることは家族の共通理解は必須です。

いろいろ不安がよぎりますが健康が一番大切ですよhoriさん!ご静聴有り難うございました。 

……ね?知らないこと多かったでしょ。わたしはお勉強になりましたー。以下次号

本日の一冊は「永遠の処女伝説 原節子」本地陽彦著

著者が何度も何度も主張しているのは、自分は原節子のファンではないし、彼女が小津の作品でだけ光り輝いたのは、へたくそな部分を見せない小津の演出があったからだと。

商売のためだというのは理解できても、リスペクトのかけらもない文章はかなりきつい。新事実もほとんどないし。だれも彼女がほんとうに処女だなんて思ってないのに思わせぶりなのもいらつく。うーん。

原節子「永遠の処女」伝説 原節子「永遠の処女」伝説
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発売日:2006-05
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