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さあ、差額です。前にもお伝えしたように、これは民間との給与格差を解消するために、給与条例で引き上げられた部分を、4月から12月までまとめて支払うものです。今回はどのような明細になっているかというと、裏面に学校事務職員の先輩がつくってくれたお知らせを掲載したので参考にしてください。
ざっくりとおさらいすると、
・ボーナスを引き上げる
・特に若手の給料を引き上げる
ことが今回の主眼です。
いろんなことが影響して、今日の支給額は一様ではありません。で、だからこそわたしは去年もみなさんに宣言したのです。他人の手取りを気にするなと。
それなのにいきなり
「お前、いくらだった?」
と訊く不逞の輩が去年は続出。いったいどんな職場だ。知らないほうが今夜の忘年会は楽しく飲めるでしょうに。
画像は「両京十五日」馬伯庸著 ハヤカワミステリ
学校に勤めていてうれしいのは、あるルートからの情報で、年末のミステリランキングを他の人たちより先に知ることができること。日本国内篇は予想通り「地雷グリコ」の圧勝でしたが、海外篇はこの華文ミステリが1位。さっそく読んでみたら……たまげた。めちゃめちゃに面白いの。
時は明の時代。皇帝は首都を北京から南京へ(だから両京というタイトル)遷そうとしていた。その計画を背景に次から次へと主人公たちに危機が……お正月に読むのにぴったりの大作。朱元璋とか永楽帝とかを知らなくても全然だいじょうぶ。