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「ボンドガールじゃないわ。ボンドウーマンと呼んで」
「スペクター」におけるボンドガールのひとり、モニカ・ベルッチの発言。彼女は007の24作において、(ジュディ・デンチをのぞけば)最高齢のボンドガール。ジェームズ・ボンドがいま何才なのかは男優次第でしょうが、ダニエル・クレイグ自身はいま47才。モニカはいま51才で、ボンドより年上なのも史上初だそうです。
でもさあ、モニカ・ベルッチですよ(笑)。あの「マレーナ」の熟れ熟れ美女、「マトリックス」2、3作目で美の象徴をやった人ですよ。これまで若い女しか相手にしてこなかったなんてボンド、青いな。
とか言いながら、わたしの考えるボンドガールのトップスリーは、大好きなファムケ・ヤンセンやロザムンド・パイクを押しのけて
・ジェーン・セイモア(「死ぬのは奴らだ」のソリティア)
・エヴァ・グリーン(「カジノ・ロワイヤル」のヴェスパー……今回も名前は出て来ます)
・クローディーヌ・オージェ(「サンダーボール作戦」のドミノ)
かなあ。ええそうですともわたしは変わっています。意外に清純派好きだったんだな。自分でもびっくり。
そしてモニカ・ベルッチの早めの退場(残念)を引き継いだボンドガールはレア・セドゥ。あれ?この娘をおれは近ごろ観たぞ……
あーっ、「ゴースト・プロトコル」で、ごひいきポーラ・パットンと死闘を繰り広げた凄腕の殺し屋じゃないか。さすが「アメリカン・ビューティー」のメンデス監督は、服を着ていた方がよほどいやらしい、って感じで美しく彼女を撮っています。
そして今回、ショーン・コネリーやロジャー・ムーアと比べればストイックに過ぎたダニエル・クレイグが、ちゃんと女たらしになっているのがうれしい。以下次号。