「NO MORE映画泥棒」劇場用CMがリニューアルしました!
熊殺しウィリー篇はこちら。
「どうにかならないのかアレは」
映画監督の金子修介がX(旧Twitter……この注意書きもどうにかならないのか)でつぶやいた言葉。何に慨嘆しているかというと、映画が始まる前にスクリーンに展開される「NO MORE映画泥棒」のCMについて。映画への期待感を一気にそいでしまうではないかと。
実はわたしもそう思っていて、だからどうしているかというと、あれが流れている間、わたしは本当に目をつぶっています。
同じようなことを感じる人も多いようで
「何年も同じバージョンなので飽きが来ている。もうそろそろ新しいバージョンやってくれてもいいと思う」
「警告なのにコミカルってふざけてるとしか思えない」
という反響が。しかし、わたしが意外に思ったのは、むしろ擁護する人が予想以上に多かったことだ。
「映画泥棒のCMより絶対見ることもない、学生の青春恋愛ドラマ映画の予告とか、地元のローカル企業のCMのほうが、見る時間が無駄」
「映画泥棒がいなくなれば無くなるんですけどね。そいつらのせいであって映画館のせいではないです」
ずいぶんと物分かりのいいことではある。しかし警告の意味でやっているのだとすれば、字幕だけで十分なはずではないか。わたしには映倫の自己満足にしか見えないのだが。
2023年12月号PART1「ネクタイ」につづく。