2012年7月号「サイカドーハンタイ」はこちら。
「康介さんに手ぶらで帰らせるわけにはいけない」
ロンドンオリンピック、ほとんど見ることなく終わってしまった。毎度のことだけど、地デジに対応しないと世間からずいぶんとずれてくる。
上のセリフはもちろん水泳メドレーリレーで銀メダルをとった後の松田の発言。みんなでそう気合いを入れていたというのだ。体育会系のいいところが出ていますね。今回のオリンピックは、アーチェリーやフェンシングなどの地味な種目で好成績。とてもいいことだと思う。国としての底上げって、そういうことじゃないですか。
にしても、水泳というのは毎回毎回とてもきれいな選手が出てきますね。寺川綾がスイミングキャップをはずすタイミングとか、ありゃモデル以上だ。
「“イラ菅”という言葉があるけども、とにかく、よく怒るんだよ。私も6、7回どつかれました。(中略)『どういう根拠なんだ、何かあっても大丈夫なのか!』って、散々ギャーギャー言うわけです」(東電本店非常災害対策室)
東電にとって、菅直人というのは本当にやりにくい相手だったようだ。わたしは今でも彼が総理から引きずりおろされた事情がよくわからない。野田総理になって、たとえば大飯原発の再稼働にいたった事情はまだわかりやすい。消費税増税のために、財界を説得するおみやげにしたかったんでしょう?
で、この残暑、酷暑のなか、使用電力はうなぎのぼり。原発を再稼働していなかったらたいへんな事態に……って火力発電の方を休ませてるだけじゃないか。だったらそう説明しろよ、コストの問題なんですって。嘘はいけないなあ。にしても、結局のところ日本人はエコノミックアニマルである本性がむき出しなのか。やれやれ。
2012年9月号~カナリアにつづく。