事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

戦後の音楽文化PART6 ウエスタン

2016-10-31 | 音楽

The Band & Emmylou Harris 'Evangeline' 1978.avi

PART5「ゲイシャ・ワルツ」はこちら

戦後の音楽の方向性を決定づけたのは、やはり占領軍ではないだろうか。

「キャンプ」

アメリカ軍キャンプの音楽としては、ジャズと総称されたアメリカ系舶来軽音楽が広範に演奏されたが、戦前の日本のジャズとの顕著な相違点としては、カントリー&ウエスタン(当時は単にウエスタンと呼ばれることが多かった)と、のちにモダンジャズと呼ばれることになるビ・バップ以降のジャズの移入がある。

どちらも戦時中のアメリカで、音楽産業の既存のメインストリームとはやや別のところで台頭した音楽であり、前者であれば中西部や南部出身、後者であればアフリカ系のアメリカ軍将兵の直接的な要求と支持に基づいて日本に持ち込まれた新しい音楽といえる。

前者については、演奏が比較的容易なことや、西部劇的に理想化された「アメリカ」のイメージも手伝って、日本の高校生・大学生がバンドを組んでキャンプで演奏することが多かった。アメリカ本国では地方の庶民的な音楽であるウエスタンは、日本ではブルジョア子弟が主たる担い手になった。

そうした富裕層子弟のバンドは学校を卒業するとバンドから引退したが、放送やレコード会社、出版社への就職を通じて音楽産業に関わっていく者も多かった。その代表的な人物として、三井財閥の分家出身で、学生時代はバンド、ワゴン・マスターズを率い、その後日本テレビに入社して多くの音楽番組を手掛けた井原高忠がいる。

……ここで井原さんの名前が出てくるのか。

戦後すぐに、“趣味で”音楽をやる若者はなるほどブルジョアの子弟しかいないだろうし、田舎者が多かった米兵に感化されてウエスタンを始めるのは自然なことだ。日米において、かくしてねじれは生じたわけだ。

少し時代は下るけれども、アメリカ大使館の軍事顧問団に勤務した経歴を持つ人物も、現在の音楽界に多大な影響を与え続けている。英語名ジョン・ヒロム・キタガワJohnny H. Kitagawa。もちろんジャニー喜多川のことである。以下次号

本日の一曲は尾崎豊の「米軍キャンプ」にしようかとも思いましたが、あまりにそりゃベタなので(笑)、ザ・バンドとエミルー・ハリスが共演した「イヴァンジェリン」を。これは「ラスト・ワルツ」のバージョン。ということは撮ったのはマーティン・スコセッシだ。黒髪が美しかったエミルー・ハリスは、銀髪となったいまもきれいです。

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真田丸 第四十三回「軍議」(仮)

2016-10-30 | 大河ドラマ

第42回「味方」はこちら

前回の視聴率は13.0%と最低を記録した。なめていた日本シリーズに蹴散らされた形。そうだったのか、プロ野球ファンとかぶっていたのはイッテQ!じゃなくて大河だったんだなあ。どちらも高齢化しているあたりで共通しているのかしら。

で、どうしてタイトルに(仮)が入っているかというと、今日はあるイベントがあって早丸も本丸も見られないことが確定だから。しかもレコーダーも持っていないかわいそうな人なので、土曜の再放送まで真田丸おあずけ。うー。

というか、これまで42週間、日曜の夜とはいえ、確実に自宅にいたとはわれながら社会人かとあきれる。さみしい生活。

さて軍議。幸村以外は籠城を主張するらしい。籠城というのは、助けに来てくれる勢力があって初めて成立するものなのに……

茶々のダークサイドも出てくるようだ。ああ、見たいなあ真田丸。イベント、途中でふけようかしら(笑)

……帰ってまいりました。わたしには強い味方がいたことを忘れてました。スマホ!ワンセグ!(笑)

映画館で受付をしながら不真面目にもテレビ見てました。画面すごくちっこいけどね。ということでアップ。(仮)は記念に残しておきます。

五人衆がそれぞれの事情をかかえ、大野修理もまた、しがらみに身悶えしている。いろんな経緯があったけれども、男たちは青春ドラマみたいに一致団結。修理も含めて。ところが、淀君と大蔵卿のために討って出る策は簡単にひっくり返る。

男の理屈と女の理屈が激突し、大坂城は女の方が強い結果に。これまでさまざまな歴史小説で、淀君は愚かだったり秀頼べったりで描かれてきた。その路線はある程度継承されているようで、ラストシーンはその象徴。

日本シリーズは終わったのでその影響はなくなった。視聴率は16%台まで復帰と読みました。電波状態が悪くなったので外で見てたら寒い寒い。雨も降ってくるし。でもこれで43週間つづけてリアルタイムで大河鑑賞。こうなったら意地でもコンプリートするぞ。

第四十四回「築城」につづく

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今月の名言 2016年10月号 オキナワ。

2016-10-29 | ニュース

Christina Perri - A Thousand Years [Official Music Video]

2016年9月号「実力」はこちら

「触るなクソ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」

東村高江の米軍北部訓練場周辺で、警備活動中の大阪府警機動隊員が発した言葉。松井府知事が擁護するような発言をしたとかも問題になっている。ネット上には反対派も「やくざ」とか悪口雑言を投げかけているのだからいっしょだ、という論調もある。気が遠くなる。この発言の闇が理解できていないのだろう。

感覚として沖縄差別というのがわたしなどにはよくわからないのだが、ひょっとしてこの機動隊員は、沖縄県人を自分とは違った存在だと規定しているのだろうか。

だとすればこれはよくある「マジョリティの側にいることに安心し、マイノリティを差別することでなお安堵したい」という下劣な根性の発露ではないのか。

今週号の「週刊新潮」の見出しはこうだった。

・「ぶっ殺すぞ、お前!」ヤクザまがいの暴言一覧

・地元住民に本音を訊くと「あいつらはバカ」

わたしは今年、「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」という沖縄における基地闘争のドキュメンタリーで同様の場面に出会った。沖縄県警はもっと紳士的だったが、反対派の悪口雑言は同様。しかし、国家権力を盾にした警察に対峙するとき、暴言を発したからどうだというのだろう。権力に許容された暴力装置の発言と等価に例えるのは、あまりにも卑怯な態度だと思う。


<人工透析患者の大多数は暴飲暴食をし、運動もせず、医師の注意も無視して糖尿病になり、その結果人工透析を受けるようになった人たち。1人あたりの透析費用は年間500万円にもなる。そのような自業自得の患者の人工透析費用は全額(本人の)実費負担にせよ!>

元フジテレビアナウンサー長谷川豊氏の主張。あまりにずさんだったせいで彼はバッシングを受けたわけだが、おそらくこれも「マジョリティの側にいることに安心し、マイノリティを差別することでなお安堵したい」感情の発露だと思う。たしなみというものが、世の中からなくなってきた。

本日の一曲はクリスティーナ・ペリの「A Thousand Years」彼らに、千年の計を求めるほうが無理筋か。

2016年11月号「TPP」につづく

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成田三樹夫。

2016-10-27 | 港座

成田三樹夫……稀代の悪役俳優にしてインテリ、そして反骨の男。

スクリーンに登場しただけでそのすべてをさらってしまう存在感は比類がありません。「仁義なき戦い」「兵隊やくざ」など、一時期の東映や大映は、彼なしにはラインナップを維持できなかったでしょう。

80年代以降はコミカルな味もにじみ出て、その結実が「柳生一族の陰謀」における、公家でありながら壮絶な剣の遣い手、烏丸少将文麿でした。そんな成田はご存知のように酒田出身です(中学高校と歌手の岸洋子と同期)。東大理学部に入学するも「学風が合わない」と酒田に帰ってくるあたり、いかにもという感じ。

かつて彼も通ったであろう港座で、彼の特集をお送りできるのはわたしたちにとって大きな喜びです。映画鑑賞券付き前売券は1000円。当日券は1200円となっています。チケット取扱いは清水屋および台町日吉振興会加盟店、お問い合わせは090-6458-3449岩本までお願いします。

FM山形「シネマアライブ」パーソナリティ、荒井幸博氏による映画トークも予定されていますのでお楽しみに。

成田三樹夫。1990年4月9日没。享年、55。

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酒田台町夜の文化祭 成田三樹夫の世界。

2016-10-26 | 港座

酒田台町夜の文化祭でございますよっ。
上のポスターのとおりでございますっ。
来てね!
飲むぞ見るぞおれは。

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戦後の音楽文化PART5 ゲイシャ・ワルツ

2016-10-25 | 音楽

(改) 芸者ワルツ/神楽坂はん子 (本人歌唱ステージ)

PART4「合唱」はこちら

話がこむずかしくなってしまった。他にもこの本にはお勉強になるネタがてんこ盛りです。

「朝鮮戦争・特需」

(1950年の朝鮮戦争特需によって)あっけらかんと歓喜する日本人、冷ややかに批判を下す日本人の両者がいたのだが、音楽もそれらに符合していたように見受けられる。歓喜するほうでみれば、「君が代」や行進曲「軍艦」が街に響き渡ったり、特需景気に潤った新興成金層のお座敷ソングが氾濫していく状況があった。

お座敷ソングの草分けとしては、1949年に売り出され、51年に歌詞をよりエロチックに改作して大流行した「トンコ節」(作詞:西条八十、作曲:古賀政男)が挙げられる。52年には、神楽坂はん子の歌う「ゲイシャ・ワルツ」(作詞:西条八十、作曲:古賀政男)のヒットによって、お座敷ソングはさらに流行していく。

とはいえ、こうしたいわば桃色歌謡曲にあっても、単なるエロに終わらない悲哀や人間性の発露があったと考えられる。たとえば

「あなたのお顔を 見たうれしさに 呑んだら酔ったわ 踊ったわ 今夜はせめて介抱してね どうせ一緒にゃ くらせぬ身体」

と歌う「ゲイシャ・ワルツ」に対して、成金男性に従属する芸者の性(さが)と同時に、アメリカに従属する日本の悲しい性というメタファーを感じ取った日本人も当時少なからずいたのである。

……ゲイシャ・ワルツ(あなたのリードで島田もゆれる、ってあれですよ)をそこまで裏読みするか。ちなみに、炭坑節をひねった「トンコ節」とはこんな歌です。

「あなたのくれた帯どめの 達磨模様がちょいと気にかかる さんざ遊んで転がして あとであっさり つぶす気か」

うまいっ!しかしウィキペディアによれば、あの大宅壮一はこの歌を「声のストリップ」だとして西条八十を批判したという。わたしなどから見ると、花柳界という存在自体が一種のファンタジーにしか思えない。芸者さんと遊んで楽しいというのも、実は一種の才能でしょう。以下次号

 

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戦後の音楽文化PART4 合唱

2016-10-24 | 音楽

Chicago - 25 or 6 to 4 (Remake)

PART3「吹奏楽コンクール」はこちら

歌の話になったところで、合唱のもつ魔力についても考えてみよう。

国民合唱」(NHK)
「海ゆかば」や「みたみわれ」が大政翼賛会による国民皆唱運動で活用されたように、1943年以降の「国民合唱」は国民運動推進に寄与した。「皆唱」はいわば合唱の本質的性質であり、合唱と社会運動の連結は戦後の「うたごえ運動」にも見ることができる。一人の声が他者の声と重なり融合していく体験は、音楽的感動以外に、共同体意識を呼び覚ます。

……戦時中に、それこそ戦時色に染まりきった歌をガンガン放送したラジオ番組だから批判しているわけではないの。歌というのは、それほど強力だということなのだ。特に教職員はそのことを日々感じているのではないか。

「校歌」
私たちは小学校に入学すると校歌を覚え、中学・高校・大学と同様に校歌に遭遇する。また、小・中学校のころにはそれぞれの自治体の市歌・県歌に出会うケースが多い。その後、会社の社歌、工場の工場歌に接する人も少なくないだろう。私たちは人生のなかで所属する社会集団の歌に必ずといっていいほど出会う。

これらの歌謡の始まりは明治期だが、全国に普及していくのは、実は昭和期、ことに1930年代である。その中心的担い手は詩人・北原白秋で、彼は「国民歌謡」と自ら定義する有機的な歌謡体系を構築した。そこには、天皇統治の国家のあり方を称賛する「頌歌」=「国体歌」を頂点として、軍国主義国家日本の軍事全般を題材とした「皇軍歌」が続き、工場歌や社歌や市町村歌などの「団体歌」と、小学校から大学・専門学校までを対象とした「校歌」が連なり、さらに国民の日常生活を鼓舞する「生活讃歌」が組み込まれていた。白秋は、国民共同体・国家有機体を歌謡によって構築し、そこで国民たちの「皇民」的資質を喚起しようとしていたのである。

……へー。あの北原白秋がねえ。これは意外だ。この解説でもわかるように、歌によって“帰属”意識は確実に醸成される。だからこそ、どの中学校でも合唱コンクールが生徒指導的な意味合いもあって開催されるのだろう。達成感は比類がないほどだ。以下次号

本日の一曲は「あーさひーにはえーてー」という母校の校歌にしたいところですが、もちろんそんな動画はないし、学校自体も無くなってしまった(泣)。そこでブラスといえばこのバンド、シカゴ(祝ワールドシリーズ進出)の「長い夜」。ファンには怒られるだろうけれど、わたしはこのリメイクバージョンが大好きなんですよ。

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真田丸 第四十二回「味方」

2016-10-23 | 大河ドラマ

 

第四十一回「入城」はこちら

前回の視聴率は15.4%と微増にとどまった。裏の日テレが大騒ぎだったにしても、それを蹴散らす勢いがほしかったなあ。今回は日本シリーズが裏にあるわけで……にしても、さほど脅威に感じないあたりがプロ野球ファンとして哀しい。わたしも、どちらも好きな球団ではあるけれども、菊池の守備(むちゃくちゃに凄いですよね)と黒田の粘投以外はさほど……。

さて「味方」。どう考えても三谷幸喜は「清須会議」Vol.2をやりたかったのだ。あの映画とこの大河には共通のキャストが数多いことでそれは歴然(まあ、三谷組ですけど)。大泉洋、寺島進、小日向文世、鈴木京香、迫田孝也など。しかしそれ以上に、滝川一益を演じた阿南健治が長宗我部盛親という、あの映画と似たようなスタンスの人物を演じたことで同じ匂いがプンプン。

加えて、先週は「なんとか官兵衛」ときりちゃんに言わせて軍師官兵衛に突っこみを見せれば、今週はお江(新妻聖子)に秀忠が「控えておれ」とかますなど、大河ファンへのサービスもたっぷり。

つまりは、ゴールが見えてきたので余裕かましてるってことですかね。そのなかでも笑えたのは織田有楽斎を演じた井上順。あの、無能だけれども戦国の世を生き抜き、それどころか有楽町の名でいまも脈々と息づいている人物の描き方など絶妙。

くわえてお名刺を配りまくる塙団右衛門や父親の策を自分のものだと言い張る幸村など、大坂城の混沌は秀頼や大野修理を悩ませはしただろうけれども楽しそうだ。いまでも、大坂方へのシンパシーが強いのは、この野放図さがあったからかも。

でも大変そうだよね大坂城。部屋割りであそこまでもめるんだからなあ。今回はシチュエーションコメディ(三谷幸喜はホテル好き。大坂城をグランドホテルに見立てている)なのでそう視聴率は望めない。よくて16%台かな。弱気ですわたし。

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戦後の音楽文化PART3 吹奏楽コンクール

2016-10-22 | 音楽

Eurythmics - Miracle Of Love (Remastered)

PART2「全日本吹奏楽連盟」はこちら

この吹奏楽コンクールはなかなかルールが複雑で、下位大会で金賞をとれば上に行けるというものではなく、とっても上に行けない金賞を「ダメ金」と呼ぶのだとか。わけがわからない。

まあ、芸術系の人たちの考えることはよくわからないからなあ、と嘆じていればいいわけではなくて、どうもこの吹奏楽のありようは、他の体育系ととてもよく似ているし、教員のヒエラルキーがそのまま吹連にシフトしているとすれば(よく知りませんけれど)、競技団体と一定の緊張関係にある体育系よりも、部活動として異様だと思われるのは無理がない。

高額化する部費、楽器運搬などの重い保護者負担、外部講師と顧問の微妙な関係など、日本のスポーツが学校体育によりかかりすぎているのとまったく同じ構図。部活動がいびつであることを、体育系よりも如実に示しているのではないか。

ことは吹奏楽だけでなく合唱にも及んでいて、その象徴がNHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)だ。こちらにも、面白い動きがあった。

NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)

2000年代後半からは、中学校の部を中心に「多くの中学生が自ら合唱に興味を持ち、歌いたいと思える曲を、という趣旨で、J-POPのアーティストによる課題曲の制作が続いている。2008年度のアンジェラ・アキ作詞作曲の「手紙」のように、オリジナル楽曲もヒットし、そのメッセージ性から卒業ソングとして人気を集める例も見られる。
J-POPの課題曲は、合唱音楽に精通した作曲家が合唱用に編曲するものの、この試みには指導者だけでなく児童・学生の間でも賛否両論あり、議論を呼んでいる。音楽のありようが多様化する今日、主催者が歌わせたい歌と子どもたちが歌いたい歌、その折り合いをどのようにつけていくのかが、コンクールの是非とともに問われている。

……是非は本当にともかく、合唱コンクールで歌われる曲のほとんどが、わたしのまったくあずかり知らない曲ばかりなのには毎年驚いています。本当に、是非はともかく。まあそういいながら、われらが鶴岡北高が日本一になったことは素直に喜んでおります。すげーな、おめでとう。以下次号

本日の一曲はユーリズミックスの「ミラクル・オブ・ラブ」愛の奇跡ですか!ヒデとロザンナですかっ。

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明細書を見ろ!2016年10月号PART2 人事委員会勧告

2016-10-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2016年10月号PART1「監査終了!」はこちら

監査前日の10月4日、山形県人事委員会は知事と県議会議長に向けて給与の改定を勧告しました。いわゆる、人事委員会勧告。その最後に委員長の談話も発表されていて、議会と知事以外に、わたしたち職員にもメッセージをよせています。知らなかった。これまでもやってたんだろうか。ちょっと紹介しましょう。

「職員においては、全体の奉仕者としての使命を自覚し、公務員としての倫理を高く保持しながら、より一層効率的な職務の遂行と行政サービスの向上に努め、県民の期待に応えられるよう要望します。」

ということのようです。それでは、そう要望する人事委員会がどんな勧告を出したのか、きっちり読みこんでいきましょう。

談話の冒頭で委員長自体がしっかり総括しているのでこれも紹介すると

「本年の給与改定としては、民間給与との較差を踏まえ、基本給(給料表)の引上げ改定を行うとともに、特別給(ボーナス)についても、0.1月分引き上げることとしております。
 併せて、来年4月から実施する扶養手当の見直しについても勧告を行っております。具体的には、配偶者に係る手当額について他の扶養親族に係る手当額と同額まで減額すること、子に係る手当額について引上げを行うこと等を内容とするものです」

……人事院勧告とここまで歩調を合わせなくてもいいのに。次号から、詳細に特集します。

本日の一冊は伊坂幸太郎がその芸を発揮してみせた「ジャイロスコープ」(新潮文庫)。登場人物と伊坂の距離感がおみごと。

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