第3話「偽手紙の旅」はこちら。
第4話「江戸の鬼小町」は、よんどころのない事情で見逃してしまいました。土曜日の再放送の時は風邪で寝込んでたし、大河ドラマコンプリートってのはしんどい話なんだなあ。
で、第5話にはいきなり黒船。ペリーが大統領の親書を受け取れと幕府に迫り、とにかく長崎に回航させて時間稼ぎをはかる老中たちの姿勢が日本らしくて笑える。
龍馬は黒船警備にかり出されるが、生来の好奇心のために隊列をはなれ、同じように黒船を間近に見ようとしていた桂小五郎(谷原章介)と邂逅する。「新選組!」のときは、この場に近藤勇までいるトンデモ展開だったので、まだ史実に近い方かも。「王様のブランチ」では、「ゴールデンスランバー」の宣伝のためにゲスト出演した堺雅人、新作舞台のゲストの古田新太と谷原はからんでいたし、「新選組」メンバーはみんな出世したなあ。
でもわたしがこのシーンで好きなのは、黒船を遠くに見ながらボーっとしているピエール瀧と龍馬のからみ。このコンビ、いいですわ。
“女性に庇護されつづける龍馬”というコンセプトは今回も徹底していて、千葉道場における貫地谷しほりとのやり取りはまるでラブコメ。金つばにこだわる兄(渡辺いっけい)もふくめて大丈夫か北辰一刀流……と思わせて里見浩太朗が最後にしめる。
とはいいつつ、初回や2回目にあった緊張感は少し失せてきている。しかしその方が視聴率は高まるはずなので(テレビとはそんなメディアだし)、今回は24%程度は見込めるのでは?
第6話「松陰はどこだ?」につづく……といいなあ。とりあえず風邪をなんとかしないと。