Vol.14「東京スカイツリー」はこちら。
月曜のほぼ朝イチ。さすがに混んでいないだろうと思ったらもう行列。子どももけっこういる。お前ら仕事や学校はどうしたんだっ!と我が身を省みずに心の中で突っこみ。
「××××」
あ、日本人じゃなかった。っていうか前夜の銀座もそうだったんだけど、日本人少なすぎ。近年その傾向は加速度がついているみたい。
チケットを買い求め、地上350メートルへエレベーターで。高所恐怖症で閉所まで苦手になってきた男にとって、これはかなりの拷問……え、もう着いちゃったの?
おそらくわたしのような客のためか、春夏秋冬がそれぞれ意識された4基のエレベーターは、それぞれ工夫がこらしてあり、わたしが乗った「夏」は、隅田川の花火をイメージしたショーとして成立していました。
さあお外を眺めて……クラクラする。遠くを見る分にはいいんだけど、足もとがチラチラ見えるのが怖い。
「いくぞ!もっと上へ」
んもうどうにでもなれ。さらに100メートルほど上昇。うわ、今度のエレベーターは外が見えるじゃないかっ!ひー。
日ごろ強気な人間が弱みを見せると壮絶に突っこまれる。やはり、いつも人に優しくすることが肝要かと。で、そのフロアではアベンジャーズ:インフィニティ・ウォーのイベントが開催されていて、なるほどディズニーは地道な営業をかましているんだなと納得。強いわけだ。もっとも、その日は霞がかかっていて東京ディズニーランドは見えなかったんですけれども。
神宮、皇居など、緑多い場所が東京にはけっこうあることに気づく。真下には(印象ではね)国技館が。こりゃーガイジンにはうけるな。
下が見えるガラスのフロアまで用意されていたんだけど、それだけは、んもうそれだけは絶対に無理でした。ガキがぴょんぴょん跳ねているのを見て、おれにもこんな時期があったっけかと嘆息。
ここまでは架空の話で、高所恐怖症だから下で待ってたんだろ?とお思いのあなた、東京スカイツリーはそんな疑り深い人のために、この写真のような地点も用意してあるのでした。素晴らしいですね。
もう二度と、絶対にもう二度と行かないけど。にしても、これ造った連中は、この上の634メートルまで行ったってこと?信じられねー。
Vol.16「柴又」につづく。