Dragon Ash 静かな日々の階段を
2019年5月号PART1「登戸の事件」はこちら。
「僕が小説の中で、手探りで用心深く扱ってきた、心の底の魑魅魍魎や闇の世界が、今のSNSとかのインターネットの仕組みの裏から、我々の表の世界にじわじわと忍びだしてきている気がします。」
作家生活40年の村上春樹特別インタビューから。ネットの世の中になって、誰でも感じるのはいろんなことが“あからさま”になったこと。年寄りくさく言えば、たしなみというものがなくなったなと。だからおよそ品というものが感じられない人間が跋扈し、そのことにみんな慣れていく。そんななかでも屈指の人物が……
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」
「戦争しないとどうしようもなくないですか」
ご存じ丸山穂高衆議院議員による、国後島でのビザなし交流においての発言。第2次日露戦争で領土を奪還しろと考えているらしい。気が遠くなるような差別発言をした長谷川豊といい、維新というのは人材が豊富だったんだなあ。あからさま、という表現がこれほど似合う政党もめずらしい。
本日の1曲はDragon Ash「静かな日々の階段を」あの映画が、いかに才能のある若手を起用していたかが今見るとはっきりと証明されている。
2019年6月号PART1「恥を知れ。」につづく。