「ナガサキとヨコハマ」篇はこちら。
「先進国で唯一、一党支配の政治体制を持つ国が、より正常な民主主義へと進化を果たした」
……イギリスのタイムズの社説。イギリスらしい皮肉。やれやれ。しかしこれが中国の新聞になると
「日本が『大王の旗』を変えた」
「天が変わった」
……三国志かっ!
「これだからお坊ちゃんはダメなんだ」
ある自民党幹部が「情勢は好転する」とした麻生総理を評して。誰だこの幹部って(笑)。
「麻生に本物のケンカはできないよ」
今回の選挙を文字どおり仕切った小沢一郎の本音。民主連立内閣が法務大臣に誰をすえるかは注目だ。特捜部への復讐が始まるわけだしね。
「肌合いが合わない」
その小沢は岡田克也や前原誠司を毛嫌いしている。ジャスコ岡田はともかく、わたしだって前原はかんべんしてほしい。にしても、今回の選挙がいかに小沢のものだったか。選挙を知悉していることの凄みは、田中角栄ゆずりなのだろう。怖い怖い。
「(次期参院選については)何とも言えない」
幸福実現党の幹部が敗戦の弁。今回の選挙における最大の謎はこの政党だ。はたして彼らはどう総括しているのだろう。認知度が上がったのは確かだろうが、逆に認知度がこれまで果てしなく低かったことの証明にもなってしまった。布教としての選挙は、大川隆法にとって決しておいしいものではなかったはずだ。