09年10月号「志の有無」はこちら。
「一回どう?」
本番直前にうら若き黒柳徹子に森繁久彌がかけた言葉。
「あたくし意味がわからなくってー」
まあ、黒柳徹子だからなあ。でも、こんな露骨な言葉ですら芸になっているのだ。さすが森繁久彌。近年は“老残”すら芸にしていたではないか。この偉大なパフォーマーの退場よりも、変な整形野郎の逮捕を優先したニュース番組に呪いあれ!
「他人事とは思えない」
92年に途中まで出来ていながら中断していた幻のアルバムを17年ぶりにようやく完成させたというプリファブ・スプラウトの8年ぶりの新作「Lets Change The World With Music」に向けた江口寿史のコメント。江口さん、旧作のリライトもいいけど、新作もよろしく。
「僕はあまり日本語の日本語性というものを意識しない。よく日本語は美しいという人がいるが、僕はむしろそれをツールとして物語を書いていきたい。非常に簡単な言葉で、非常に複雑な物語を語りたいというのが、僕の目指していることだ」
ロイターのインタビューに答えた村上春樹。全面的に支持します。にしても、「1Q84」の第三部を執筆中とは予想はずれたなあ。
「(オレたちロックンローラーが気をつけなきゃならないのは)脳コウソク、心筋コウソク、身柄コウソク」
内田裕也が某放送作家に。しょーもねー(笑)
12月号「夫婦放談」につづく。