大山誠一郎の原作はとても面白かった。ただでさえほのぼのミステリが大好きなわたし。その上にアリバイトリックの連続。しかもしかもテレビドラマ化までされているというではないか。これは見なくては、とディスカス。
まず、お恥ずかしい話から始めなくてはなりませんが、あなたミステリを読むとき、本気でトリックに挑戦してます?わたしはほとんど考えなしに読んでいる。
だけれども、映画化やドラマ化された場合には気合いが入る。可視化されることで、ネタが簡単に割れることが多い。というか、キャストですぐに犯人ばれちゃうことも多いですけどね。
で、「アリバイ崩し承ります」はどうだったかというと、犯人は簡単にわかるんですよ。倒叙ものでもないのに。でも、謎は“その犯人は犯行時刻にその場にいなかった”という一点。
さあそのアリバイを崩してみせるのは若き時計店の店主、時乃(ときの)。亡くなった祖父から推理力を受け継ぎ、1件5000円で毎回みごとに事件を解決する。
依頼主はわけあって左遷された察時(さじ)管理官。ちょろちょろ動き回る刑事は国会議員の息子であるためジュニアと呼ばれる渡海。
演じているのがそれぞれ浜辺美波、安田顕、成田凌。これがもうね、最高なんですよ。アンサンブルとして完璧。いつもお風呂に入って推理するというサービスショットが恒例の浜辺美波は若年層の由美かおるですか(笑)。
主題歌を歌っている木村カエラが、傲慢な警部として登場するというお遊びもいい。続篇をぜひお願いします。そのためにも大山誠一郎はちゃんとシリーズ化すること。
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