事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の訃報2024年11月号PART3 火野正平 75歳没

2024-12-09 | 芸能ネタ

Ed Sheeran - Under the Tree (from “That Christmas”)

谷川俊太郎篇はこちら

新藤恵美、ホーン・ユキ、紀比呂子、りりぃ、西川峰子……プレイボーイであることは有名だけど、わたしが知っていたのは小鹿みきだけだ。

驚くべきは家族もふくめてそんな彼を(ほとんど)誰も悪く言わないでいることだ。真の遊び人とは、そんなものなのかもしれない。にしても、自転車って身体に悪いのかなあ。

谷川俊太郎については思い出すことがある。

高校1年のとき、担任の国語教師は掲載されていた哲学者の谷川徹三のことについて語った。

「(教科書の)後ろの方を見ろ。この人の息子がこっちに出てる谷川俊太郎だ」

わたしがそのときに何を感じたかといえば、うーんそれちょっとなあだった。

なんの係累ももたない人間には、文化的な部分では話にもなんにもなんないのかなと。

もちろんそれはある意味正しく、ある意味逆だったと知るのはずっとあとでした。

本日の1曲はエド・シーランのクリスマスソング「アンダー・ザ・トゥリー」

そうかもうクリスマスソングの季節なんだ、

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今月の訃報2024年11月号PART3 火野正平 75歳没

2024-12-02 | 芸能ネタ

Ai No Corrida

谷川俊太郎さん篇はこちら

新藤恵美、ホーン・ユキ、紀比呂子、りりぃ、西川峰子……プレイボーイであることは有名だけど、わたしが知っていたのは小鹿みきだけだ。驚くべきは家族もふくめてそんな彼を(ほとんど)誰も悪く言わないでいることだ。真の遊び人とは、そんなものなのかもしれない。にしても、自転車って身体に悪いのかなあ。

本日の1曲はクインシー・ジョーンズ第3弾「愛のコリーダ
代表作ですもんね。オリジナルのチャス・ジャンケルのバージョンとそんなに変わってない気もしますが、バックボーカルのセンスはさすが。これが、マイケル・ジャクソンの「スタート・サムシング」あたりに受け継がれたわけだ。

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今月の訃報2024年10月PART1 追悼西田敏行 76歳没

2024-10-17 | 芸能ネタ

2024年9月号PART8 山藤章二篇はこちら

この人を知らない日本人はいない。彼を嫌いな人をわたしは知らない。あの愛敬は無類だし、その好感度を利用して壮絶な悪役までやってしまう振れ幅はおみごとだった。

ミスター大河ドラマとは彼と緒形拳だし、実際に「おんな太閤記」で彼を語る人も多いだろう。橋田壽賀子嫌いのわたしは見ていないのでなんとも言えませんが。わたしにとって大河の西田敏行とは「翔ぶが如く」の西郷隆盛役だった。

大物となってからの彼は、常にキャストロールからいえばトメの、つまりは最後に出てくる存在になっていた。それ以上の存在って、わたしは北大路欣也しか思い浮かばない。

さて、それでは彼の代表作とはいったい何だったのだろう。

あふれるほどのニュースで「もしもピアノが弾けたなら」が流れているので「池中玄大80キロ」をあげる人も多いと思う。杉田かおるとのからみは確かにいい感じだった。しかしこのドラマは(松木ひろし脚本の常とはいえ)わたしにはちょっと濃すぎた。主人公が善人すぎたというか。

「釣りバカ日誌」があるだろうという向きも多いと思う。

ハマちゃん役はわたしが理解できないぐらい(なぜ三國連太郎が出演を受諾したのかもふくめて)ヒットした。西田の明るさはあの能天気なサラリーマン役に確かにふさわしかったのだろう。でも実はわたしは釣りバカ日誌を1本も観ていません。いつも焼きそば屋でビッグコミックオリジナルを読んでいるのに。あの頃、松竹の必死さがちょっとしんどかったんだよね。

では、わたしにとっての西田敏行の代表作はこの3作です。

「港町純情シネマ」

「淋しいのはお前だけじゃない」

「タイガー&ドラゴン」

いずれもTBSのドラマ。市川森一さんと宮藤官九郎脚本。西田敏行とは、このようにちょっと乾いたアメリカの俳優っぽいところがなかったですか?ああ哀しい。

PART2白井佳夫篇につづく

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今月の訃報2024年9月 PART1 岡田太郎 94歳没

2024-10-01 | 芸能ネタ

ジーナ・ローランズ篇はこちら

15歳下の吉永小百合と結婚したのは1973年のこと。かなり世間を騒がせたものだった……ような気がする。

中学生だったわたしにとって吉永小百合はそんなに身近な存在でもなかったし。しかしのちのキャリアを考えると、この結婚は正解だったのではないか。

年の差婚のおかげで、“生活”の生臭さから遠く、サユリの清楚なイメージは守られた。

岡田の方も、共同テレビの社長にまでのぼりつめ、特に時代劇の制作に力量を発揮することができたのだ。しあわせな人生だったのではないですか。

なんといっても、うちに帰ると吉永小百合がいる生活を送ることができたんだよ!まあ、サユリスト(小百合の熱狂的なファン→タモリとか野坂昭如とか)は彼を徹底的に憎んだろうが。

PART2 渡辺武信篇につづく

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今月の訃報2024年8月号PART4 ジーナ・ローランズ 94歳没

2024-08-31 | 芸能ネタ

PART3 アラン・ドロン篇はこちら

夫のジョン・カサヴェテス監督作品で高名な彼女だけれど、そのなかでもわたしにとってはやはり「グロリア」の人だ。

ウンガロのスーツを身にまとい、子ども嫌いのくせにギャングに狙われる少年をひたすらに守る……ドラマとして完璧だった。わたし、レーザーディスク買いましたもの(笑)。

岡田太郎篇につづく

 

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今月の訃報2024年8月号PART3 アラン・ドロン 88歳没

2024-08-29 | 芸能ネタ


田中敦子篇はこちら

下品なくらいにハンサム、という印象。訃報ではどんなメディアも「太陽がいっぱい」を代表作に挙げている。しかしわたしはリアルタイムでは見ていないし(わたしが生まれた年の作品だ)、「サムライ」「冒険者たち」「ボルサリーノ」「さらば友よ」にも間に合っていない。

封切りで観たのは「暗黒街のふたり」あたりからだろうか。ドロンの映画はほとんど東和(いまの東宝東和)が配給していて、だから「ル・ジタン」の配給を東映洋画部にドロンが勝手に契約したことに東和の川喜多社長夫妻が激怒したエピソードは前にも紹介しましたね?

いずれにしろ、ハリウッドメジャーではない作品で勝負せざるをえなかったインディペンデント系配給会社である東和やヘラルドにとって、ドロンはまことにありがたい存在だったはずだ。

しかしこの頃にはドロンの人気は下降線をたどっていて、興行成績もふるわなくなっていた。でも、それでもダーバンのCMなどで培われた美男のイメージは長く彼を“代表的なフランス男”にしていた。もっとも、フランス人はドロンよりもジャン=ポール・ベルモンドの方を愛していたようだが。

にしてもね、ドロンの恋愛遍歴にはびっくり。ロミー・シュナイダー(大好きでした)、ニコ、ナタリー・ドロン(大好きでした)、ミレーヌ・ダルク(大好きでしたぁ)……で、この人は年をとってからも美男だったの。すごい。

ジーナ・ローランズ篇につづく

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今月の訃報2024年7月号PART4 シェリー・デュヴァル篇

2024-08-04 | 芸能ネタ

中村靖日篇はこちら

誰も彼もがキューブリックの「シャイニング」での絶叫芝居のことで彼女を語っているのがよくわからない。彼女のキャリアで言えば、とにかくロバート・アルトマン作品が重要なのだ。

「BIRD★SHT」「ボウイ&キーチ」「三人の女」「ナッシュビル」そして「ポパイ」におけるオリーブ……アルトマン好きのわたしであることを差し引いても、アルトマン作品における彼女は文句なくアイコンだった。

にしたって原作のキングが思いきりキューブリックの映画に怒っていたのは有名な話。だけど、「シャイニング」はやっぱりすごい。確かに怖くないですけど(笑)

小原乃梨子さん篇につづく

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今月の訃報2024年7月号PART3 中村靖日 51歳没

2024-08-01 | 芸能ネタ

浜畑賢吉篇はこちら

え、と驚いた。あんなに味のある役者が若くして逝ってしまった。

彼のキャリアではなんと言っても内田けんじ監督の「運命じゃない人」。あの壮絶なひっかけ映画では、中村の“絶対に加害者になりそうもない”キャラが重要だったわけだ。

「ステキな金縛り」では、裁判官として、何もしゃべらなくても、いるだけでおかしかった。残念だ。

シェリー・デュヴァル篇につづく

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今月の訃報2024年7月号PART2 浜畑賢吉 81歳没

2024-08-01 | 芸能ネタ

ロバート・タウン篇はこちら

劇団四季の人だったとは知らなかった。彼の当たり役として日テレ「進め!青春」をあげる人は多いだろうが、わたしにとってはNHKの「男は度胸」だ。

徳川吉宗を演じたあのドラマは面白かった。毎週オンエアが楽しみで楽しみで。三田佳子の多藻(たも)、志垣太郎の天一坊、岡田茉莉子の絵島(色っぽかった!)など、キャラ総立ち。

奥さんは上村香子。若いころの彼女はかわいかったなあ。

中村靖日篇につづく

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今月の訃報2024年7月号PART1 ロバート・タウン 89歳没

2024-07-31 | 芸能ネタ

2024年6月号PART3 佐々木昭一郎篇はこちら

なんといっても、「チャイナタウン」の脚本家である。大好きなこの映画を、わたしは「チャイナタウンがわからない」として連載した。名作です。

この、当初のタウンの脚本はわけがわからず、監督のロマン・ポランスキーがいじり倒してタウンは激高。しかしこの作品でオスカーをとったのは脚本賞だけだったというオチがついている。

でもポランスキーは懲りずにタウンと(これもわたしが大好きな)「フランティック」でふたたび組んでいる。

Wikipediaによれば、彼はクレジットなしで「ゴッドファーザー」「パララックスビュー」「天国から来たチャンピオン」などの作品に参加している。けっこう、たよりになる脚本家だったか、誇り高いが故に自分の名を守るために名をはずさせたのか……

浜畑賢吉篇につづく

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