事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2022年2月号 懐かしのソ連

2022-02-28 | ニュース

I Girasoli (ひまわり/Sunflower) - Love theme from 'Sunflower'

2022年1月号PART5「薄毛の達人」はこちら

「ロシアは、ソ連が崩壊したあとも最強の核保有国の一つだ。ロシアへの直接攻撃は、敗北と壊滅的な結果をもたらす」

プーチンにも言い分はあるだろう。しかしやはりこの発言はいただけない。KGB出身の彼にとって、ソビエト連邦は愛すべき存在だったはず。今の若い人たちのなかには、アメリカとソ連の冷戦状態を知らない人だっているんだと思う。

想像して。

国威が低迷していく現状に、誰よりもプーチンがいらついている。まさかと思ったがまたオリンピックでもロシアが最大の悪役になっていた。

にしても、ウクライナ侵攻に関して言えば、彼はどのような落としどころを考えているのだろう。クリミアにつづいてまたやったわけだから、卑怯なふるまいのために米欧からの信頼は地に落ちた。だけでなく、ロシア国民だって

「うちの大統領はだいじょうぶ?」

と懐疑的になるだろうし(実際になっているという噂もある)、経済制裁がつづけば国民の生活が苦しくなり、やがて……そこは想定内なんだろうな。

とにもかくにもウクライナに親ロシア政権を打ち立て、それをもって終結とするならまだわかるんだが、どうもそれにとどまらないような気がする。ソ連再興?

ウクライナのゼレンスキー大統領が信用できないあたりもしんどい。コメディアン出身だからではなくて、人気取りに終始しているように見えるのがどうにも。

今回は、クリミア半島のときと違って、ロシアの非道が報道でかなり強調されているあたりが妙味か。

予徴をさらしたあたりがバイデンの戦略。あの人もウクライナには脛に傷を持つ人間だしね。結果的に今のところ正解。あの人にはそれしかないってのも正解だけど。アメリカはいま中国関係でいっぱいいっぱい。

だからこそつくづくと思う。いまのアメリカ大統領がトランプじゃなくよかった。もしも彼が大統領だったら、(自分のウクライナスキャンダルをもみ消すチャンスだし)喜悦の表情を浮かべて全面戦争に突入しただろう。

本日の1曲はヘンリー・マンシーニの名曲「ひまわり」
あの一面のひまわり畑はウクライナだったのだ。そしてソフィア・ローレンがあまりにも小池栄子なのに驚愕。あ、逆か。

2022年3月号PART1「非戦の音楽」につづく

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鎌倉殿の13人 第8回 「いざ、鎌倉」

2022-02-27 | 大河ドラマ

第7回「敵か、あるいは」はこちら

歴史好きはやはり食いつく部分が違う。前回も

本当に軽い軽い感じで、うまくバランスをとってますねえ。3回は必ず見る私ですが、3回楽しめます。千葉さんが挨拶に来た場面で、頼朝が

「これからは父とも思うぞ」

と肩を抱いた瞬間の土肥実平の表情とか、漁師の嫁(後で政子に襲われる亀の前?)とのやりとりとか、手土産の首を見る場面とか・・・。そうじゃなきゃ、凄惨な東映のやくざ映画になりますからねえ。

……3回見るんだ!?

ってことでわたしも今日は2回見ました(笑)。

出たぞ源義経。しかもけっこう邪悪な存在として。これ、菅田将暉の「MIU404」での陽気な殺人者そのまんま。

源義経が日本の歴史上もっとも戦上手であったことはほとんどの人が認めている(んでしょ?)。今回だけでも

“誰がうさぎを狩ったのか”

“合理的に芋を食べるにはどうするか”

が語られていてすばらしい。そりゃ、こちらも食えねぇ野郎である源頼朝(大泉洋)と合うわけがないとつくづく。どんな兄弟だ。

そして北条義時(小栗旬)の“行政職としての苦悩”が語られていて面白い。頼朝は看板、義経は突っこみ役、そして義時は……でもこれからいろんな役がひっくり返るんですよね。来週も2回見ます。

第9回「決戦前夜」につづく

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マイベスト2021 キネマ旬報外国映画ベストテン 

2022-02-25 | 洋画

デイヴィッド・バーンが奏でるトーキング・ヘッズの人気ナンバー『Once In A Lifetime』/映画『アメリカン・ユートピア』本編映像

日本映画篇はこちら

つづいては外国映画ベストテン。

1 「ノマドランド」Nomadland クロエ・ジャオ ディズニー

2 「ボストン市庁舎」City Hall フレデリック・ワイズマン ムヴィオラ

3 「プロミシング・ヤング・ウーマン」Promising Young Woman エメラルド・フェネル PARCO

4 「アメリカン・ユートピア」David Byrne’s American Utopia スパイク・リー PARCO

5 「ファーザー」The Father フロリアン・ゼレール ショウゲート

6 「ラストナイト・イン・ソーホー」Last Night in SOHO エドガー・ライト PARCO

7 「春江水暖~しゅんこうすいだん」グー・シャオガン ムヴィオラ

8 「パワー・オブ・ザ・ドッグ」The Power of the Dog ジェーン・カンピオン Netflix

9 「MINAMATA-ミナマタ-」アンドリュー・レヴィタス ロングライド

10 「少年の君」少年的你 デレク・ツァン クロックワークス

……あぶなかった。ノマドランドを見ていなかったら1本も(笑)。ベストテン以外だと13位の「DUNE」ぐらい。「ノー・タイム・トゥ・ダイ」ははるかに下位にいる。

マーゴット・ロビーが製作したプロミシング・ヤング・ウーマンを見逃したのは痛いし、トーキング・ヘッズ好きとしてはアメリカン・ユートピアを見ていないのは恥ずかしい。エドガー・ライトが撮ってるんだからラストナイト・イン・ソーホーは何かかましているんだろう。

いいんだ、これからDVDでいくらでも見てやるさ……ああでも映画館に行きたい。地元の新聞でコロナの感染者数をチェックする生活っていつまで続くんだろう。っていうか映画館での感染って起こってるのかな。いやしかし商売柄、リスクはおかせないしなあ。

ラストスパート。国内興行成績篇につづく

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マイベスト2021 キネマ旬報日本映画ベストテン

2022-02-23 | 邦画

世界興行成績篇はこちら

ベストテンの発表から二週間以上もたったので、そろそろ特集してもいいかな。恒例のキネマ旬報のランキング。まずは日本映画ベストテン。

1 「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介 ビターズエンド

2 「茜色に焼かれる」石井裕也 スターサンズ

3 「偶然と想像」濱口竜介 Incline

4 「すばらしき世界」西川美和 WB

5 「水俣曼荼羅」原一男 疾走プロダクション

6 「あのこは貴族」岨手由貴子 東京テアトル

7 「空白」𠮷田恵輔 スターサンズ、KADOKAWA

8 「由宇子の天秤」春本雄二郎 ビターズエンド

9 「いとみち」横浜聡子 アークエンタテインメント

10 「花束みたいな恋をした」土井裕泰 東京テアトル

……1年で16回しか映画館に行けなかったわたしが言うのもなんだけど、見てないなあ(笑)

わたしが見たのは「すばらしき世界」と13位の「孤狼の血LEVEL2」16位の「騙し絵の牙」28位の「梅切らぬバカ」、36位の「燃えよ剣」ぐらい。「梅切らぬバカ」はもうちょっと上に行ってほしかった。

にしても2021年は濱口竜介の年だったのだとおそれいる。脚本を書いた「スパイの妻」につづいて二連覇でもある。カンヌの脚本賞に加えて、これでアカデミー賞までとったらスター監督だな。

主演女優賞は尾野真千子(茜色に焼かれる)、主演男優賞はなんと23年ぶりに役所広司(すばらしき世界)、助演女優賞は三浦透子(ドライブ・マイ・カー)、そして助演男優賞は鈴木亮平(孤狼の血LEVEL2)、納得の選択ですね。次回は外国映画篇

2022年版はこちら

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日本の警察 その128 「MIU404」(2020 TBS)

2022-02-22 | 日本の警察

その127「琉球警察」はこちら

野木亜紀子さん関連でレンタル。製作=脚本=演出のほとんどが女性で、「アンナチュラル」のチームが再結集。どストレートな刑事ドラマを志向したとか。

男2人のバディ刑事ものとくれば、松田優作と中村雅俊の文学座コンビの「俺たちの勲章」とか、やはり外せない舘ひろしと柴田恭兵の「あぶない刑事」などの日テレのドラマが思い出される。高山と大下はまだ日産レパードに乗って銀星会を追っかけてるのかなあ。

さて、このTBSドラマに起用されたのは綾野剛星野源。片っ方がクールで片っ方がお調子者とくれば、当然綾野がクールで星野がちゃらい方面を受け持つと考える。でも制作側は逆のキャスティングを行った。ちょっと無理目かなあと思ったけれど、次第になじんでくる。

MIUとはMobile Investigative Unitの略。機動捜査隊のこと。これはめずらしい設定だ。

普通の刑事ドラマなら、まず殺人などの事件が起こり、立ち入り禁止のテープをくぐっておっとり刀で登場する捜査一課の刑事が主人公であることが多い。

でも現実の捜査は違う。現場にまず駆けつけるのは機捜と略される機動捜査隊なのだ。捜査が長引きそうになると一課なりに引き継がれるのが通例。だから綾野剛と星野源は解決のために走り回る。野木亜紀子脚本は周到です。

主演のふたりや、女性上司の麻生久美子、チームの先輩である橋本じゅん、警察OBの小日向文世などにはそれぞれしっかりしたバックストーリーがあり、やはり例によって泣かせてくれるのでした。

出色だったのは菅田将暉。陽気な悪役として激しく魅力的。うーん、いいドラマだった。確実にシーズン2はつくられるな。まあ、あぶない刑事ほど延々と続きはしないだろうけれども(笑)。

その129「偽装同盟」につづく

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鎌倉殿の13人第7回 「敵か、あるいは」

2022-02-21 | 大河ドラマ

第6回「悪い知らせ」はこちら

排雪に一生懸命になりすぎて、BSの放映のときは撃沈。がんばった日は3時から飲んでいいと自分に甘い男。さあ8時から妻といっしょに拝見。

こういうのを待ってました。これこそが三谷幸喜のドラマだよね。

「源頼朝とはどういう男なのだ」

と上総広常(佐藤浩市)に問われた北条義時(小栗旬)は

「天命を……」

よくおぼえてないけどそんな発言。ちょうど浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズの最新刊「兵諫(へいかん)」を読んだばかりなのでつくづくと思う。あのシリーズでは天下を統べる人間は龍玉(ドラゴンボールです)を受け継ぎ、もしもその資格がない人間が持つと悲惨なことになると。張作霖の死をそれだけで語っているわけではないですけど。

じゃあ源頼朝とはどういう男だったか。

運がいいと(笑)。とにかく“持っている”と。

なにしろ漁師の娘(江口のりこ!)を見初め、さっそくいただいちゃった頼朝。そこへ娘の夫が乗り込んできて……

「人妻だったのか!」

「言ってなかった?」

のやり取りには笑った。しかも、そのために平家方の奇襲をうまくすり抜ける幸運。山本耕史が

「敵の大将を討ち取って参ります」

と頼朝に告げると

「ついでにうちの人も討ち取って」

あはははは。ここまでやるか。艶笑譚としても上出来。そしてこの二人に負けていない軽快さが小栗旬にはあって、次回も絶対に見るぞと思わせるのでした。見終わった途端にまた撃沈してしまったのですが。

第8回「いざ、鎌倉」につづく。このタイトルは卑怯だけど。

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明細書を見ろ!2022年2月号 昇給のお話 紙上初任者研修PART13

2022-02-18 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2022年1月号「源泉徴収票を見ろ!」はこちら

昇給……なんと甘美な言葉でしょう。特別昇給……すばらしい響きだ。

初任者にとっては初の昇給が、実は先月に行われています。一般的に山形県職員の昇給は1月1日付けで行われます。ということで昇給発令書を同封しておきました。

「おれのには入ってないぞ!」

実はわたしも驚きました。こんなに昇給する人が少なくなっているのかと。どんな人が昇給しないかというと

①期限付きで雇用されている人

②もう昇給しない人

③理由があって今回は見送られた人

などです。

期限付きの場合は、任用されたときに前歴を再計算して決定するので1月昇給はありません。特別休暇や育児休業をとった場合も影響します。さらに、50代後半の年齢になると、よほどのことがないと昇給しないし、再任用者にいたっては号給それ自体が存在しないのです。

号給?

そうか、話はそこからか。明細書の左上に、「級号給」という欄があります。最初の数字が級で、次が号給。

まず、教諭は教育職給料表(2)の2級にクラス分けされています。ちなみに(1)は高校の教員が該当。くわしく言えば……

1級……講師

2級……教諭、養護教諭

特2級……主幹教諭

3級……教頭

4級……校長

そしてたとえば2級の給料はなんと157にもわたって細分化されています。これが、号給です。

「え。じゃあ最高号給に行くためには157年も勤務しなきゃいけないんですか?!」

違います。なかなかそんなに長生きする人はいません。基本的に、1年で4号給上がるのが通例。しかし時には6号給上がるときもあるし、8号給のときもある。また、諸事情で2号給しか上がらないときもあるかもしれません。

このあたりの理屈はものすごくめんどくさいので、わたし以外の事務職員に訊いてください(どこが紙上初任者研修だ)。

画像は「海街Diary」(2015)

監督:是枝裕和 原作:吉田秋生

さすがに映画館に行けないので、見逃した映画をDVDで見まくっています。

四姉妹の物語。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。母親が大竹しのぶで、他に樹木希林、リリー・フランキー、堤真一と超豪華キャスト。鎌倉を舞台に、是枝は“小津安二郎が細雪を撮る”ようにしてこの傑作を完成させた。見逃さなくてよかったー。

2022年3月号「定年引き上げふたたび」につづく

 

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「道連れ彦輔 居直り道中」逢坂剛著 毎日新聞出版

2022-02-17 | 本と雑誌

ものすごく久しぶりの道連れ彦輔シリーズ。十数年ぶりなので設定からなにからすっかり忘れてました。

思ったよりもめんどうな旅になりそうだ。
素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で中山道を行く彦輔たち。
珍道中を襲う数々の難関! 敵の真の狙いとは!?
江戸の旅情あふれる傑作時代小説。
(毎日新聞出版HPより)

……思い出してきた。旅の道連れとして、用心棒のような役割で稼ぐ、しかし実は御家人の三男坊である彦輔のお話。

今回の舞台は中山道。「一路」で浅田次郎が描き、某テレビ局の女子アナが「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだあの街道。「一路」は参勤交代をめぐる大騒ぎだったが、こちらはちょいとわけありで、違った意味で苦労する。

「入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)」

という有名なフレーズがあるけれど、江戸幕府は鉄砲の持ち込みに神経をとがらせた。謀反を恐れたわけだ。

では出女は?大名の妻女をわざわざ江戸に住まわせて人質にとっているのに、勝手に出ていかれては困ると。だから関所における詮議は厳しい。

それなのに彦輔が連れているのは男装の美少女。そのために何度も苦労させられる。にしても中山道は難所の連続。女連れの旅なのになぜ東海道ではなく中山道が指定されたのか……

500ページ近い長篇。逢坂剛お得意のユーモアをまじえながら(重蔵始末シリーズと連関しながら)ゆったりとお話は進む。挿画も素敵。

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BOØWY Dreamin' 1224 / LAST GIGS

2022-02-16 | 音楽

BOØWY Dreamin' 1224 / LAST GIGS

BSフジで、あるバンドを特集してた。

ヤンキー系は嫌いだったので熱心に聴いたりはしなかったんだけれど(だから彼らのラストギグの席取りのために東京中の電話がかかりにくくなったのには驚いた)、さすがにかっこいい。

妻も熱心に見ている。

「いいねえこのバンド」

「素敵よね」

誰も知らないと思いますけどBOØWYというバンドでした(笑)

ドラムの高橋まことが出演してて、まだ氷室のことを

「ヒムロックは」

とか言ってるのがうれしい。

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お仕事小説その8 「7.5グラムの奇跡」砥上裕將著 講談社

2022-02-15 | 本と雑誌

その7「あしたの君へ」はこちら

国家試験に合格し、視能訓練士の資格を手にしたにもかかわらず、野宮恭一の就職先は決まらなかった。

後がない状態で面接を受けたのは、北見眼科医院という街の小さな眼科医院。

人の良い院長に拾われた恭一は、凄腕の視能訓練士・広瀬真織、マッチョな男性看護師・剛田剣、カメラが趣味の女性看護師・丘本真衣らと、視機能を守るために働きはじめる。

精緻な機能を持つ「目」を巡る、心温まる連作短編集。

(公式HPより)

久しぶりのお仕事小説。

前作「線は、僕を描く」でさんざっぱら泣かせてくれた砥上裕將の新作。視能訓練士という、なじみのない職業を選んだ若者。新人の彼の1年間は、あらゆる職業人にとってあるあるな出来事の連続。この仕事に自分は向いていないのではないか、先輩たちの足手まといになっているのではないか……わかるなあ。

7.5グラムとは眼球の重さのこと。わたしたちが普通にものを見ていることそれ自体が一種の奇跡であることが伝えられる。

あんなに有名な病気なのに、緑内障とはいまだに不治の病であり、治療はただ進行を遅らせるだけ、という現状にも驚く。

おそらくは意図的に恋愛という要素を排除し、お仕事小説の側面を強調したのだと思います。で、今回もまた泣かせてくれるんだ。視力検査表を利用したデザインもすばらしい。

善人しか出てこない(こんな理想的な職場はなかなかない)なかでここまで読ませるとは。この新人はおそるべしだ。

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