お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

まっくら闇で

2013年07月20日 | 仏教
 夏休みになりました。

 季刊誌「ひとりふたり」夏号 法蔵館 の中で
今回、解説しておられる和讃(親鸞聖人が和文で書かれた仏さまを讃える詩)は

 無明長夜の燈炬なり
 智眼くらしとかなしむな
 生死大海の船筏なり
 罪障おもしとなげかざれ


 果てしなく、真っ暗闇の海に投げ出され、不安と焦燥にある私
 どこを向いて泳げば、岸にたどり着くのかもわからない・・・
 ただ、絶望にある時
 燈台の光に照らされる
 このまま、もがいて沈み、溺れそうな私のそばに、船板がただよっているのに気づく



 この和讃を解説くださっている、真宗大谷派の照井順子住職 は、こう書かれています。

「たとえ無明の闇に沈んでいても、嘆くことはない。悲しまなくてもいい。阿弥陀の本願によって救われる身であるのだよ」

 


 
コメント (6)
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