お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

聴聞の心得

2018年09月15日 | 仏教
 14日は、「なでしこ会」・法専寺女性の集い でした。

 この会は、男性抜きの会ですから、住職はノータッチ。

 私、坊守がお勤めの調声をし、仏教や真宗の作法などをお話し、お茶を飲みながら歓談する会です。

 今、法専寺仏教壮年会の例会でも使用されている

  
 
 仏教壮年会連盟の「朋友」ー浄土真宗入門のてびき をテキストに、お話させていただいています。

 昨日は、聴聞の心得をご紹介しました。

 一、このたびのこのご縁は初事と思うべし
 一、この度のこのご縁は我一人のためと思うべし
 一、このたびのこのご縁は今生最後と思うべし

 聴聞を重ねると、ご講師のご法話中に、
「あ、それ知ってる~ 聞いたことある~
と、慢心がわき起こったりしがちなのですが、
それこそ、一期一会、
ご法話をお聞かせいただく、この度のご縁を初めてのご縁と、心得よ とのことです。

 また、たくさんの同朋(お仲間)と共に、法座の席に着いていると、私一人くらい聞いてなくても、居眠りしてもわからないだろうと思いがちですが、
 一対一、ご講師は私一人のために、ご法話くださっている と、心得よ とのことです。

 また、ご法話は、年取って暇な時に聞きに行くもの ではなく、多忙な中に、時間を作って、聞かせていただくもの で、
そのうちに、いつかまた・・・は、もう無いかもしれないのですから、これが最後の法話のご縁 と 心得よ とのことです。

 浄土真宗では、修行は何もありませんが、聞法を第一としますから、み教えを聞くということが最も大切にされ、お聴聞の場に着こうとしない者は、それこそ「名ばかり門徒」ということになってしまいます。

と。



 
コメント
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