お寺のオバサンのひとりごと

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千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要 エピソード2

2018年09月21日 | 雑感
今回、東京の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑での浄土真宗本願寺派による「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」の厳修時間に合わせ、
各寺院も13時15分~13時20分に「平和の鐘」を打つよう、お達しがありました。
 今年、初めての伝達です。
 
 しかも、「平和の鐘」を実施したかどうかの報告書まで提出することになっています。

 当寺では、寺族で話合って、実施しないことにしました。

 理由
  当寺周辺に、ご門徒さんが少ない。
  8月15日にお寺が打つ鐘は「終戦記念日」もしくは「盂蘭盆会」と、ご近所も認識、納得されるだろうが
 9月18日に「平和の鐘」を打つ意味を、どなたもご存じない。  
  よって、お寺の鐘が鳴ったら、
 「あれっ 法専寺の秋彼岸法要は、きょうだったっけ
 と、誤解を招く。

 よって、今回、混乱、誤解を避けるために、鐘は打たないことにしました。

 これは、私の生意気な私見ですが、
 
 突然、9月18日に「平和を願う」鐘を打つよりも

 まずは、お彼岸法要の中で、9月18日に、浄土真宗本願寺派が 東京千鳥ヶ淵墓苑にて「全戦没者追悼法要」をお勤めしていること、それが、どういう法要なのか(お勤めする意味)をお伝えするほうが先ですし
 
 平和は願うものでなく、私たち一人ひとりの自覚、生き方により、努力して作り出すものであることを、

 僧侶に限らず、仏教徒一人ひとりが、仏教の御教えを、世界中にお伝えすることに尽きるのではないでしょうか。

 

 
 

 
 
コメント (1)
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