保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今日はクリスマス・イブ1

2004-12-24 14:34:21 | ゴスペル&ミュージック
今年もクリスマスがやってきましたね。
クリスマスには船頭のはっちんも、がらにもなく
心ウキウキしてくるから不思議です。

なんといっても、イブとクリスマスの日に船に乗り込む時は
頭にサンタ帽をかぶって操縦するオチャメな船頭はっちんなのです。

なぜにこんな気持ちになるのか?は子供の頃の
楽しかった思い出が甦ってくるからかもしれません。

はっちんの子供の頃、クリスマスは無条件で願いが叶う
夢のようなイベントだった記憶があります。

昭和40年代生まれのはっちんの子供の頃は、
今の様に物が溢れているよい時代ではなく、
ケーキーなどという高級な食べ物を食べられる日は限られていました。
このクリスマスと誕生日くらいのものですか?
年に二回しかない貴重な日、それがクリスマスでした。

夕飯も日常とは違い、学研かなにかの訪問販売で買った、
クリスマスソング集を聞き、高級な食材を使った料理が
並びます。
なにもキリスト教徒でもないのに
「イエスとかいう人、本当にいい奴やな~」と
不謹慎にも感じたものです。

そしてイブの「夜」が明けると、以前から
欲しかったおもちゃなんかが、何故か枕もとに
さり気なく置いてあるじゃ~ないですか!

子供心に、満たされた気分になれる日、
それがクリスマスでした。

成人した今にして思えば、楽しい思い出を
演出してくれた両親に、ただただ感謝するのみですが、
そんなに物には恵まれていた時代ではないからこそ
余計に「物をもらう事の喜び、感謝」を、
身近に感じることができたのではないでしょうか?

今は特別なイベントなどなくても
望むものがすぐに手に入る時代、毎日がクリスマスの様で、
こんな気持ちを味わう機会も減ってきていること
になんとも寂しい思いをするのは私だけ出ないでしょう。

そんな時代に私も生きています。
子供の心を揺り動かすような、クリスマス体験をさせてやる
ことが、本当に難しく感じています。

どこかのCMにある様に「物より思い出」をテーマに
物で満たされるのではなく、心を満たせるような
演出を考えるのが親の務めのような気がします。

今日のイブは、滋賀県の浜大津アーカスで
VOPのゴスペルコンサートを聞きに行くつもりです。
ゴスペルソングを聞きながら、少し厳かな気持ちになり、
豊な心を感じるクリスマスナイトの思い出を子供達とつくるつもりです。

この子らがいつか成人してこの日を楽しい思い出として
いつまでも忘れない一夜にしたいと思っています。