保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

横浜国立大付属鎌倉中学の生徒さんが保津川下りを研究。

2007-09-21 21:26:26 | 船頭
今日、横浜国立大学付属鎌倉中学3年生の6名が
京都自主研究学習の為、保津川下りを訪問下さり、
私はっちんが講師を務めさせていただきました。

同中学校では修学旅行を兼ねて京都の伝統文化を
研究する学習活動を実施されており、今回は
「京に生きる人々の心にふれる」というテーマで、
京都のSHOKU(食・職)を中心に現地調査するため
の訪問でした。

学校側からは事前に説明依頼願いに併せて
具体的な質問事項が14項目も挙げられており、
かなりレベルの高い事前調査がなされていること
が容易に窺える内容でした。

講義は保津川歴史パネルがある「展示会場」前で
行い、「歴史」と「操船技術」そして「自然」に
ついて約1時間、お話をさせて頂きました。
生徒さん達は保津川の歴史については事前にかなり
調べてられた様子だったので、模型を使用して具体的
な操船技術と自然の魅力とかかわりについての話を
重点にさせていただきました。

特に船頭の操船をマスターする為の修行方法や
船頭という職人社会のしきたりなどはかなり
関心度が高かった様に、話をしていて感じました。

みなさん、目線を動かすことなく熱心にメモを執りながら
聴講される学習姿勢には感心させられましたが、講義後
待合室にたくさん掛けられている芸能人はじめ著名人の
サイン色紙を見つけれると「えっ~OOさんも来てるの!」
「あれ、OOのサインじゃない?」と無邪気にはしゃぐ姿は
中学生らしくて微笑ましく感じました。

最後は保津川下りを実体験していただき、研究は終了。
まだ少し暑い日ではありましたが、保津峡の雄大な自然と
急流の爽快感は、みなさんに保津川下りの醍醐味と魅力を
たっぷり堪能していただけたものと思います。

同研究は研究発表後、調査結果を冊子にまとめられる
らしいので、完成したら是非、送って下さると嬉しく
思います。よろしくです。