保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

NPOプロジェクト保津川の「初夏の保津峡エコツアー」が開催されました。

2009-06-08 21:45:47 | プロジェクト・保津川
昨日7日(日曜日)NPO法人プロジェクト保津川による「初夏の保津峡エコツアー」が
保津川下りの舟二艘を貸し切って行われました。

このツアーは保津川下りの舟を各ポイントで停止させ、清掃活動を行いながら
舟運の史跡見学や水運の歴史、文化に触れる、スペシャルな舟下りで、
同NPOが企画して実施されました。

当日は地元亀岡はもとより京都市内や大阪、兵庫、滋賀などから55名の参加者が
集まり開催、朝9時30分に二艘の舟に分乗し出航しました。

同NPO理事でもある私はっちんもこの日は舟を操船する船頭役も兼ね、スタッフとして参加してきました。

ツアーでは金岐の瀬やJR保津峡駅下での清掃活動のほか、清水の綱道で曳き舟の
体験や洪水後の流石などを除去する「川作」と呼ばれる作業風景の披露など
普段の川下りでは絶対に体験できない企画が目白押しで、参加した人から
「凄い!」「楽しい!」「気持ちいい~」などの歓声があがっていました。

(流れの強い川の真ん中に立つ同NPOの河原林理事。これが‘ザ・カワサク’だ!)

(「曳き舟」の竿を差す、参加者たち。)

また、嵐山到着後は渡月橋横の料理旅館「嵐楼閣」さんの「足湯」に浸かりながら、
ツアーの疲れを癒して頂こうという心憎いばかりのフォローもバッチシ!
こうして約6時間にも及ぶたっぷりスペシャルなエコツアーは終了です。

これまで大学のフィールドワークや行政の活動などでは、このような停止しながら
川下りを起こってはいましたが、一般募集で企画したのは初めてのこと。

これからの『保津川下り』にとって新たな観光スタイルとなることを予感させるに
十分な素晴らしいイベントであった感じました。

私の中では、今後、さらに研究を重ね、エコツーリズムとして一つのモデルを
確立できるよう整備していきたい思っているところです。


☆ツアーの詳しい模様はNPOプロジェクト保津川のHPでご覧下さい。