今月の10日から12日までの3日間、地元の亀岡市立東輝中学校の2年生10名が保津川遊船に職場体験学習に来られていました。
以前、このブログでも紹介しましたが、近年、中学校では実際に地元事業所の
協力のもと、学生に職場業務を体験する授業をキャリキュラムに入れています。
その体験の中で「働くこと」の大変さと「仕事」の喜びを体感し、その意味を
学生自身が考える機会を与え、その中で地域の大人とのコミュニケーションにより
今後、社会人として必要になる礼儀やマナーを学ぶことを狙いとしてます。
私はっちんは先日の講演会に引き続き、遊船に来られた学生さんの職場体験学習
指導する担当教官に任命されました。
普段、空手の指導なのでこの世代の子供たちと接する機会が多く、スムーズにコミュニケーションを
図れるだろうというのが担当教官に任命された理由のようです。
初日は職場体験する生徒さんの面接官のお仕事です。
社会に出て働く為の第一関門となる「面接」。この独特の緊張感の中で
自分のことをどれだけ正確に伝えることができるか?
この「面接経験に勝る『職場体験』はない」と判断した私と面接官役の山田達也理事は「面接だけは本格的にやろう」事前に確認しておきました。
2人づつ個室に呼び、鋭い質問が矢継ぎ早に浴びせられます。中学2年生の彼らにとっては少し難しい面接になりましたが、仕事へ就くということの厳しさを感じることが出来たと思います。
面接ですっかり萎縮した感のある彼ら。翌日からはいよいよ体験学習がスタート。
まずは午前中、保津川下りの「歴史」や「操船方法」「川環境」についてのレクチャー
を受け、午後から実際に操船技術の講習を始めました。
まずは舟が係留してある対岸の湾へ行き、櫂引きや竿を差す実技講習です。
僅か200mほどの距離ですが、初めての者には体力的にかなりきつい!
順番に体験していくのですが、最初から上手くできる者はいませんが、
すぐに諦めたり、力を緩めている者には実技指導役の船頭から‘活’が入ります!
何度かトライしているうちに、みんな「もう手がふらふら・・・」「疲れた・・・」とは口では言っているものの、その汗を流す顔は爽やかに見えました。
経験すればするほどに上手くなっていく楽しさを実感しているようでした。
この感覚って、どの様な仕事でも大事ですよね。
いよいよ3日目最終日はお客さんと一緒に保津川に飛び出しての実践体験。手応え十分です!
途中、流れの緩やかな安全は場所で、櫂引きを中心に体験学習です。
大きな声で「自己紹介」し「精一杯頑張ります、よろしくお願いします!」
と大きな声でしっかりした挨拶もでき、特に生徒リーダである野木君なんかは、
櫂を引きながら名所の説明もして、お客さんから大きな拍手が沸き起こる場面も!
みんな、僅かの時間でよく学んだものです。立派でした。(教官がいいから…笑)
無事に嵐山に到着!みんな「達成感」からか?いい笑顔しているでしょ!
ここからは私はっちんが引率者となり、半日の嵐山散策へ出発です。
腹が減っては戦は出来ぬ…仕事終了後のお楽しみ、嵐山でのランチタイム!
初めて「働いた」後のご飯の美味しさ、味わっているかな?
この笑顔が全てをあらわしていますね~
嵐山の中ノ島公園を散策していると、珍しい亀を連れて散歩している方と遭遇。
「ナミビアヒョウモンリクガメ・・・」だったかな?早速、みんなで取り囲み記念写真です。
その後、大堰川の一ノ堰跡や大井神社、角倉了以関連の史跡などをめぐり。
最後は嵯峨野観光鉄道・嵯峨駅にお邪魔し、トロッコ列車のお見送りと駅舎内の見学をさせていただきました。
隣に併設されている「19世紀ホール」のSLの前でここでも記念写真。
みんな「サッカー」バージョンで「ハイ、ポーズ!」
これは本当に職場体験学習になるのだろうか・・・ちょっと心配・・・
最後は遠足のような雰囲気になったものの、初めて大人たちの中に混じり‘働くという体験をした彼ら10人。
子供にとって、働くことは「厳しいこと」ばかりが強調されがちですが、本当は
先輩から素直に教えを乞い、本人が努力すれば、出来なかったことも、段々と
出来るようになっていく。この体験から働く喜びや楽しさを感じとって貰うことが、今回、私が自らに課したテーマでもありました。
遊船では‘川、自然’という舞台で、自らの体一つで習得する技術の難しさ、
そしてお客さんという‘他者’と接する態度などを少しですが、学んで貰えたかな?と感じています。
ここでの経験が将来、少しでも役に立つことがあれば、つたない講師役でありましたが、本当にうれしく思います。
そして、僅か3日間でありましたが、私自身が‘中学生の教師’という貴重な
職場体験をさせて頂けたことを何より感謝しております。
東輝中学校の関係者の皆さん、そして今回、楽しい時間を共有することができた
職場体験に来てくれた10名の中学生のみんなに厚く御礼申し上げます。
保津川遊船企業組合 船頭 豊田知八
以前、このブログでも紹介しましたが、近年、中学校では実際に地元事業所の
協力のもと、学生に職場業務を体験する授業をキャリキュラムに入れています。
その体験の中で「働くこと」の大変さと「仕事」の喜びを体感し、その意味を
学生自身が考える機会を与え、その中で地域の大人とのコミュニケーションにより
今後、社会人として必要になる礼儀やマナーを学ぶことを狙いとしてます。
私はっちんは先日の講演会に引き続き、遊船に来られた学生さんの職場体験学習
指導する担当教官に任命されました。
普段、空手の指導なのでこの世代の子供たちと接する機会が多く、スムーズにコミュニケーションを
図れるだろうというのが担当教官に任命された理由のようです。
初日は職場体験する生徒さんの面接官のお仕事です。
社会に出て働く為の第一関門となる「面接」。この独特の緊張感の中で
自分のことをどれだけ正確に伝えることができるか?
この「面接経験に勝る『職場体験』はない」と判断した私と面接官役の山田達也理事は「面接だけは本格的にやろう」事前に確認しておきました。
2人づつ個室に呼び、鋭い質問が矢継ぎ早に浴びせられます。中学2年生の彼らにとっては少し難しい面接になりましたが、仕事へ就くということの厳しさを感じることが出来たと思います。
面接ですっかり萎縮した感のある彼ら。翌日からはいよいよ体験学習がスタート。
まずは午前中、保津川下りの「歴史」や「操船方法」「川環境」についてのレクチャー
を受け、午後から実際に操船技術の講習を始めました。
まずは舟が係留してある対岸の湾へ行き、櫂引きや竿を差す実技講習です。
僅か200mほどの距離ですが、初めての者には体力的にかなりきつい!
順番に体験していくのですが、最初から上手くできる者はいませんが、
すぐに諦めたり、力を緩めている者には実技指導役の船頭から‘活’が入ります!
何度かトライしているうちに、みんな「もう手がふらふら・・・」「疲れた・・・」とは口では言っているものの、その汗を流す顔は爽やかに見えました。
経験すればするほどに上手くなっていく楽しさを実感しているようでした。
この感覚って、どの様な仕事でも大事ですよね。
いよいよ3日目最終日はお客さんと一緒に保津川に飛び出しての実践体験。手応え十分です!
途中、流れの緩やかな安全は場所で、櫂引きを中心に体験学習です。
大きな声で「自己紹介」し「精一杯頑張ります、よろしくお願いします!」
と大きな声でしっかりした挨拶もでき、特に生徒リーダである野木君なんかは、
櫂を引きながら名所の説明もして、お客さんから大きな拍手が沸き起こる場面も!
みんな、僅かの時間でよく学んだものです。立派でした。(教官がいいから…笑)
無事に嵐山に到着!みんな「達成感」からか?いい笑顔しているでしょ!
ここからは私はっちんが引率者となり、半日の嵐山散策へ出発です。
腹が減っては戦は出来ぬ…仕事終了後のお楽しみ、嵐山でのランチタイム!
初めて「働いた」後のご飯の美味しさ、味わっているかな?
この笑顔が全てをあらわしていますね~
嵐山の中ノ島公園を散策していると、珍しい亀を連れて散歩している方と遭遇。
「ナミビアヒョウモンリクガメ・・・」だったかな?早速、みんなで取り囲み記念写真です。
その後、大堰川の一ノ堰跡や大井神社、角倉了以関連の史跡などをめぐり。
最後は嵯峨野観光鉄道・嵯峨駅にお邪魔し、トロッコ列車のお見送りと駅舎内の見学をさせていただきました。
隣に併設されている「19世紀ホール」のSLの前でここでも記念写真。
みんな「サッカー」バージョンで「ハイ、ポーズ!」
これは本当に職場体験学習になるのだろうか・・・ちょっと心配・・・
最後は遠足のような雰囲気になったものの、初めて大人たちの中に混じり‘働くという体験をした彼ら10人。
子供にとって、働くことは「厳しいこと」ばかりが強調されがちですが、本当は
先輩から素直に教えを乞い、本人が努力すれば、出来なかったことも、段々と
出来るようになっていく。この体験から働く喜びや楽しさを感じとって貰うことが、今回、私が自らに課したテーマでもありました。
遊船では‘川、自然’という舞台で、自らの体一つで習得する技術の難しさ、
そしてお客さんという‘他者’と接する態度などを少しですが、学んで貰えたかな?と感じています。
ここでの経験が将来、少しでも役に立つことがあれば、つたない講師役でありましたが、本当にうれしく思います。
そして、僅か3日間でありましたが、私自身が‘中学生の教師’という貴重な
職場体験をさせて頂けたことを何より感謝しております。
東輝中学校の関係者の皆さん、そして今回、楽しい時間を共有することができた
職場体験に来てくれた10名の中学生のみんなに厚く御礼申し上げます。
保津川遊船企業組合 船頭 豊田知八