この月末の休日、私の仕事場である保津川で、尊い命が失われる
悲しい出来事が起こりました。
家族や友達と一緒にゴムボートとカヌーで川を下ろうとした方が、
急流の波に弾かれ、ボートから掘り出され川へ転落したとのことです。
場所は保津川で最初の激しい急流部となる瀬で発生しました。
翌日の新聞記事によると、ボートから落ちたその方は波にのまれ川底まで沈み、
底岩に足を挟まれた状態で発見されたとのこと。
この時使用していたゴムボートが、海水浴などに使用するレジャーボート
だったことが原因だといわています。
ラフティングが使用する激流対応型ではなかったことが本当に悔やまれます。
近くにいたラフティングのインストラクターの方なども協力して人口呼吸など
懸命の救命処置を行いましたが、力及ばず、誠に残念な結果となりました。
この川を仕事場とし、川の恩恵を受けて暮らしている私にとって、
この川で起こるこのような事故を見聞きすることは、誠にやりきれない気持ちになり
心が締め付けられる辛いことです。
夏になると川の涼やかさに誘われ、水辺や川中の遊びに興じたくなるのは
人間なら当たり前のことです。
川とのつながりを日常に持つことで人は、太古より川の恵みと畏怖の念を持ちながら
身近なものとして暮らし、流域の川文化を綴ってきました。
しかし、近年「川は危ないところ、近づかないように・・・」などと
川と人のつながりを「安心・安全」至上の考え方で、引き離しています。
わたしは思います。
「川が危ないのではなく、体験的な川とのつながりを遮断したから、
川が危ない所になった」のです。
川は生き物です。
毎日、微妙にその表情を変えます。その僅かな変化を読み取り、
川の秩序に沿いきるのは本当に難しいことです。
まして、日ごろから川の表情を見る機会や遊ぶ経験に乏しくなった人たちにとっては、
そこまで理解するのは無理な状態ともいえるでしょう。
川に近づくときには、事前に十分な情報と周到な用意をすることが大切です。
川との付き合いというのは、注意して注意し過ぎることはないと思います。
しかし、この知識とルールされ守れば、川はけして恐い場所ではないはず。
自然との直に触れ合うことは、先端科学社会で暮らす現代人にとって、
今後益々、大切なな気づきの体験をできる機会となります。
しかし、川に限らず、自然には少なからず危険が潜んでいます。
まず、自然とのふれあいを求める方は、ぜひとも、しっかりとした
知識と情報を踏まえて、秩序に沿って楽しい川のレジャーを過ごしてほしいと思っています。
そして、二度とこのようなことが保津川はもちろん、世界の川や水辺で起こらないことを
心より祈らずにはおれません。
お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
悲しい出来事が起こりました。
家族や友達と一緒にゴムボートとカヌーで川を下ろうとした方が、
急流の波に弾かれ、ボートから掘り出され川へ転落したとのことです。
場所は保津川で最初の激しい急流部となる瀬で発生しました。
翌日の新聞記事によると、ボートから落ちたその方は波にのまれ川底まで沈み、
底岩に足を挟まれた状態で発見されたとのこと。
この時使用していたゴムボートが、海水浴などに使用するレジャーボート
だったことが原因だといわています。
ラフティングが使用する激流対応型ではなかったことが本当に悔やまれます。
近くにいたラフティングのインストラクターの方なども協力して人口呼吸など
懸命の救命処置を行いましたが、力及ばず、誠に残念な結果となりました。
この川を仕事場とし、川の恩恵を受けて暮らしている私にとって、
この川で起こるこのような事故を見聞きすることは、誠にやりきれない気持ちになり
心が締め付けられる辛いことです。
夏になると川の涼やかさに誘われ、水辺や川中の遊びに興じたくなるのは
人間なら当たり前のことです。
川とのつながりを日常に持つことで人は、太古より川の恵みと畏怖の念を持ちながら
身近なものとして暮らし、流域の川文化を綴ってきました。
しかし、近年「川は危ないところ、近づかないように・・・」などと
川と人のつながりを「安心・安全」至上の考え方で、引き離しています。
わたしは思います。
「川が危ないのではなく、体験的な川とのつながりを遮断したから、
川が危ない所になった」のです。
川は生き物です。
毎日、微妙にその表情を変えます。その僅かな変化を読み取り、
川の秩序に沿いきるのは本当に難しいことです。
まして、日ごろから川の表情を見る機会や遊ぶ経験に乏しくなった人たちにとっては、
そこまで理解するのは無理な状態ともいえるでしょう。
川に近づくときには、事前に十分な情報と周到な用意をすることが大切です。
川との付き合いというのは、注意して注意し過ぎることはないと思います。
しかし、この知識とルールされ守れば、川はけして恐い場所ではないはず。
自然との直に触れ合うことは、先端科学社会で暮らす現代人にとって、
今後益々、大切なな気づきの体験をできる機会となります。
しかし、川に限らず、自然には少なからず危険が潜んでいます。
まず、自然とのふれあいを求める方は、ぜひとも、しっかりとした
知識と情報を踏まえて、秩序に沿って楽しい川のレジャーを過ごしてほしいと思っています。
そして、二度とこのようなことが保津川はもちろん、世界の川や水辺で起こらないことを
心より祈らずにはおれません。
お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。