4月13日からブログの更新をストップした。もはや年齢的な限界を感じたからである。古希を前にして、時事的な問題にかかずらえわう時間が惜しかったからだ。コロナ騒ぎにも付き合う気がしなかった。誰もが避けられない死を直視することなく怯えているのは、日本人の死生観が薄なわれてしまったからだろう▼それ以上に残念であったのは、保守民族派の分裂抗争である。多様性を武器にして、左派は手段を選ばずに襲い掛かってきている。これに対抗するには、それなりの論理的な武装が必要になってくる。ともすれば今の日本の保守派は、情報が左派より優っていることを、得意げに語ってきた。しかし、それはあくまでも皮相的な事柄でしかない。西田幾多郎や柳田国男を読み、冷静に対処しなくてはならない。相手は感情を煽り立て、コモンセンスを否定しているのである▼高市早苗が総裁選に立候補する腹を固めたようだ。高市を押し立てて、政治の局面を打開しなくてはならない。保守民族派同士で、足を引っ張っているときではないのだ。もやは第一線で言論戦を挑むには、団塊に近い世代はあまりにも年老いてしまった。若手にバトンタッチをしなくてはならない。今後も時たま書き込むことしかできないだろう。日本という国柄は、争いを好まず、平和を第一としてきた。力でもってことを進めようとする勢力や、国家に対しては果敢に挑戦してきた。それが可能であったのは、声なき声の保守の基盤があったからである。
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