ロシア軍とともにウクライナに攻め込んだ北朝鮮軍の兵士が、狙いやすい標的になっているという。ウクライナ軍のドロンやクラスター弾の餌食になっている。必ずやそれは朝鮮半島情勢に跳ね返ってくるだろう。金王朝は核を自らの保身に使うために保持しているが、遠くない将来に民衆が蜂起するときがくるだろう。そうなった場合に備えて、今から我が国は対応策を検討して置くべきだろう。
かつて朝鮮半島の人たちと、私たちは同じ国民であった時代もある。それを考えると、いくら北朝鮮軍とはいえ、あまりにも惨い光景に胸が痛んでならない。兵士たちに責任はなく、金王朝の命令に服従しているだけなのである。
トランプが大統領に就任すれば、すぐに日本政府は米国との協議を行い、金王朝一族の安全の保証と食糧の援助を条件に、日本ばかりではなく韓国などからも拉致された人たちを含めて、全員が帰ってこられるように、働きかけを強化すべきだ。アサドがロシアに亡命したように、逃げ場所をつくっておくことは大事である。
また、トランプはウクライナでの戦争をやめさせるという。まずは停戦を実現し、双方の間にNATOを中心にした国連軍が展開すべきだろう。このまま殺し合いを続ければ、双方が消耗するだけである。遠く離れたヨーロッパに北朝鮮が兵士を送ったのは、ロシアからの見返りがあるからだろう。トランプは金正恩との直接会談も考えているはずだ。日米が力を合わせれば、ロシアと組む以上にメリットがあることくらい、北朝鮮だって分っているはずなのである。