連載小説「Q」3
光一は一浪して大学に入り、バスケット・ボールに熱中しすぎて留年した。
バスケット・ボール同好会は、人数が揃えばじゃんけんで敵味方に分かれ、バスケットに興じる気楽な集まりだった。
男女も区別しなかった。
ただ、眼の前でバストがゆっさゆっさと揺れるのには少し閉口した。
彼は大学にいる時はいつも体育館にいた。
競技をしている時以外は、場所取りに奔走していた。
たとえ三十分でも体育館のコートが空くと、LINEで仲間を集めた。
学部も服装もバラバラな連中が三々五々集まって来た。
多すぎる時はじゃんけんで選んだ。
誰も来ない時もあった。
その時は、一人のエアバスケット。
同好会の中で、彼だけがバスケット部の正規のユニホームを着ていた。
ルールもアバウトで、ひたすらボールを取りっこして篭に入れるのに熱中した。
いつもどちらが勝ったのか不明のまま終わった。
そうしているうちに落第した。
光一は一浪して大学に入り、バスケット・ボールに熱中しすぎて留年した。
バスケット・ボール同好会は、人数が揃えばじゃんけんで敵味方に分かれ、バスケットに興じる気楽な集まりだった。
男女も区別しなかった。
ただ、眼の前でバストがゆっさゆっさと揺れるのには少し閉口した。
彼は大学にいる時はいつも体育館にいた。
競技をしている時以外は、場所取りに奔走していた。
たとえ三十分でも体育館のコートが空くと、LINEで仲間を集めた。
学部も服装もバラバラな連中が三々五々集まって来た。
多すぎる時はじゃんけんで選んだ。
誰も来ない時もあった。
その時は、一人のエアバスケット。
同好会の中で、彼だけがバスケット部の正規のユニホームを着ていた。
ルールもアバウトで、ひたすらボールを取りっこして篭に入れるのに熱中した。
いつもどちらが勝ったのか不明のまま終わった。
そうしているうちに落第した。
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