人はいつも生と死の境界線を漂っているのではないか。
歌集『滑走路』・萩原慎一郎著を読み終えた時、不意に浮かんだ言葉です。
「死」は、病死、事故死、老衰、餓死、戦死そして自死。
この六つに殆どが入ってしまう。
「生」は多様なのに、死は画一的です。
心の襞を歌う31文字は切なく悲しい。
575で否定し77で立ち上がる。
つまらない仕事を否定して、
でも、誰かがやらなければならないと起き上がる。
片思いの歌がある。
怒りの歌がある。
歌は愛であり、飛ぶための手段。
何処へ?
何回か出てくる牛丼。
しかし、その旨さを歌うことはない。
歌は私達の日常と重なる。
誰もが、生と死の境界線を漂っている。
私が好きなのは一番最初の歌
メモ帳
いろいろと書いてあるのだ 看護師のあなたの腕はメモ帳なのだ
客観的な「生」が息づいている。
肉感的でもある。
君はもっと見ていたいのだろう。
何が書いてあるのか。
腕のメモ帳には仕事が一杯書いてあるのだ。
歌集『滑走路』・萩原慎一郎著を読み終えた時、不意に浮かんだ言葉です。
「死」は、病死、事故死、老衰、餓死、戦死そして自死。
この六つに殆どが入ってしまう。
「生」は多様なのに、死は画一的です。
心の襞を歌う31文字は切なく悲しい。
575で否定し77で立ち上がる。
つまらない仕事を否定して、
でも、誰かがやらなければならないと起き上がる。
片思いの歌がある。
怒りの歌がある。
歌は愛であり、飛ぶための手段。
何処へ?
何回か出てくる牛丼。
しかし、その旨さを歌うことはない。
歌は私達の日常と重なる。
誰もが、生と死の境界線を漂っている。
私が好きなのは一番最初の歌
メモ帳
いろいろと書いてあるのだ 看護師のあなたの腕はメモ帳なのだ
客観的な「生」が息づいている。
肉感的でもある。
君はもっと見ていたいのだろう。
何が書いてあるのか。
腕のメモ帳には仕事が一杯書いてあるのだ。
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