今時、こういうシステムがごく普通のものなのかどうか、私の常識ではちょっとびっくりすることがあった。
昨年の秋、あるチェーン店のカフェで、事前入金するカードシステムに2度目の3千円を入金した。今入金すれば通常ポイントの倍付けになるので、ということで。最寄駅にあるカフェだし、何度かランチやお茶をすれば十分使い切る金額だ、と思って支払った。
その後、機会あるごとに何度か立ち寄ってみたものの、いつも満席で一度たりとも入ることが出来なかった。それでも、まだ何回かはお茶を飲めるわけだから、と思い込んでいつもお財布にそのカードを入れていた。
先日、出先で同じカフェがあったので、そうだ、と思って入ってみた。カードを出してレジの女性に「いくら残っていますか。」と訊くと「ゼロです。ポイントも残金も全く入っていません。」と言われ、「えっ、そんな筈は・・・」と面食らった。
3千円追加入金した時、実はまだ残金が千円以上あり、ポイントもそこそこ付いていたから、わざわざその時追加入金せずとも夫と十分お茶が出来た勘定だった。だからどう考えても、3千円はまるまる手つかずで残額になっていた筈だ。そう食い下がると店頭にもう一人いた男性が「1年で無効になるのはポイントだけじゃないの?」と女性に話しかける。が、女性は「でも、ここにこう書いてあります・・・。」と。
確かにそのカードの裏側には「本カードは最後のご入金・ご利用日から1年間ご入金・ご利用がない場合、残高の有無によらず無効となり残高の払い戻しは致しません。」と、ごくごく小さな字で書いてあった。カードを手にした時、ちゃんと読んでいない私が間抜け、と言われればそれまでだけれど、最終利用日がいつで、有効期限がいつまでで、という情報はそのカードには一切印字されていない。確かに、利用した時にもらうレシートにはそう印字されているわけだが、そんなに長くレシートを保管している人などそうはいないだろう。
ポイント自体はサービスで発生したものだから、1年利用がなかったら無効です、にはまだ納得できる。が、こちらが入金したお金まで、時間が経てば全て没収というのはいかがなものか。随分一方的で阿漕なやり方ではないだろうか。このカードを受け取った時にそういう説明は全くされていないのだ。別にいくつかこういうカードを持っているが、それぞれちゃんと説明があったし、有効期限も2年と長かったりする。まあ冷静に考えれば、ずっと利用のないカードの情報を管理し続けるのは、情報は膨らむ一方で負荷がかかるから、それはそれで大変だろうとは思うけれど。
でも、もう2度とこんな危ういカードを使ったりするものか、と臍をかんだ。全くもって情けないことだ。要はそう頻繁に行くかどうかわからない場所で、薦められたからといってこうしたカードを安易に作ってはいけないのだな、と教えて頂いたということか。
帰宅後、その時のレシートが去年の家計簿に挟まっていたのを見つけた。最後に利用した日付は1年と6日前のことだった。あぁ・・・・。
6日で3千円・・・。10円単位のスーパーの値段を気にしている主婦の端くれとしては、何とも高い授業料であった。
昨年の秋、あるチェーン店のカフェで、事前入金するカードシステムに2度目の3千円を入金した。今入金すれば通常ポイントの倍付けになるので、ということで。最寄駅にあるカフェだし、何度かランチやお茶をすれば十分使い切る金額だ、と思って支払った。
その後、機会あるごとに何度か立ち寄ってみたものの、いつも満席で一度たりとも入ることが出来なかった。それでも、まだ何回かはお茶を飲めるわけだから、と思い込んでいつもお財布にそのカードを入れていた。
先日、出先で同じカフェがあったので、そうだ、と思って入ってみた。カードを出してレジの女性に「いくら残っていますか。」と訊くと「ゼロです。ポイントも残金も全く入っていません。」と言われ、「えっ、そんな筈は・・・」と面食らった。
3千円追加入金した時、実はまだ残金が千円以上あり、ポイントもそこそこ付いていたから、わざわざその時追加入金せずとも夫と十分お茶が出来た勘定だった。だからどう考えても、3千円はまるまる手つかずで残額になっていた筈だ。そう食い下がると店頭にもう一人いた男性が「1年で無効になるのはポイントだけじゃないの?」と女性に話しかける。が、女性は「でも、ここにこう書いてあります・・・。」と。
確かにそのカードの裏側には「本カードは最後のご入金・ご利用日から1年間ご入金・ご利用がない場合、残高の有無によらず無効となり残高の払い戻しは致しません。」と、ごくごく小さな字で書いてあった。カードを手にした時、ちゃんと読んでいない私が間抜け、と言われればそれまでだけれど、最終利用日がいつで、有効期限がいつまでで、という情報はそのカードには一切印字されていない。確かに、利用した時にもらうレシートにはそう印字されているわけだが、そんなに長くレシートを保管している人などそうはいないだろう。
ポイント自体はサービスで発生したものだから、1年利用がなかったら無効です、にはまだ納得できる。が、こちらが入金したお金まで、時間が経てば全て没収というのはいかがなものか。随分一方的で阿漕なやり方ではないだろうか。このカードを受け取った時にそういう説明は全くされていないのだ。別にいくつかこういうカードを持っているが、それぞれちゃんと説明があったし、有効期限も2年と長かったりする。まあ冷静に考えれば、ずっと利用のないカードの情報を管理し続けるのは、情報は膨らむ一方で負荷がかかるから、それはそれで大変だろうとは思うけれど。
でも、もう2度とこんな危ういカードを使ったりするものか、と臍をかんだ。全くもって情けないことだ。要はそう頻繁に行くかどうかわからない場所で、薦められたからといってこうしたカードを安易に作ってはいけないのだな、と教えて頂いたということか。
帰宅後、その時のレシートが去年の家計簿に挟まっていたのを見つけた。最後に利用した日付は1年と6日前のことだった。あぁ・・・・。
6日で3千円・・・。10円単位のスーパーの値段を気にしている主婦の端くれとしては、何とも高い授業料であった。