ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.9.21 採血・レントゲン後診察、ランマーク20回目、カドサイラ(T-DM1) 27回目(減量17回目)

2016-09-21 22:32:18 | 治療日記
 昨日は台風が近づいているにもかかわらず、仕事が終わってからSさんの瞑想ヨーガのクラスに向かった。「こんなお天気なのでどなたもいらっしゃらないのでは・・・」とSさんがおっしゃっていたが、蓋を開けてみれば指導者養成コースのメンバーを含み常連さん、新顔さんで13人の参加。いつものように素敵なクラスの内容に大満足。その後、雨の中、Hさんと一緒に私鉄に乗り込んで病院最寄り駅に移動、常宿に前泊した。

 今朝は夫にモーニングコールをした後、熱めの浴槽足湯でじんわりと汗をかく。カフェで朝食を済ませ、チェックアウト。外はまだ少し雨がぱらついていたけれど、昨夜大活躍したポケッタブルレインコートは手荷物にして病院到着。

 自動再来受付機はすんなり。採血は10人以上待ちで11分とあったが、10分ほどで呼んで頂けた。今日はマーカー測定がないので2本の採取。初めてお見かけする看護師のFさんだったが、黙って紙テープにしてくださり、恙なく終了。

 止血したまま、エスカレーターで2階のレントゲン受付へ。受付が済むと殆ど待つことなく中待合に移動。ほどなくして名前を呼ばれた。すんなり撮影が終了して、再びエスカレーターを降りて、腫瘍内科受付へ移動した。

 ここまでで病院に入ってから僅か25分。明日が祝日ということもあり、今日は混んでいることを覚悟して早めに入ったのが功を奏して、滑り出し好調である。時間が早いので定位置の待合椅子に腰かけ、読書を開始。
 最近読書のスピードが落ちているのだけれど、今日は珍しく新書2冊、文庫1冊の合計3冊読めた。本の紹介は長くなりそうなので、別の日の記事に。
 
 1時間が経って1冊読み終わったので、“中待合へどうぞ”の番号が電子掲示板に出ないうちに血圧測定へ。96-59、脈拍は80。 
 その後15分ほど待って掲示板に番号が出た。中待合に入って30分ほど待ち、先生が診察室からお顔を出され、名前を呼ばれる。

 「さて、また3週間経ちましたが?」と問われ、「おかげさまで体調は概ね良好です。台風や雨で気圧の変化があったり、疲れすぎるとどうしても胸痛が出ますが、それでも日に何回もロキソニンを飲むこともなく、なんとかやり過ごせています。お腹を壊したこともありましたが。」とご報告。「痺れはどうですか?」と訊かれ、手袋をしている手を見ながら「保湿をしながらなんとかやり過ごせています。足も痺れていますが、こちらも足湯をしたり、で乗り切れています」とお答えする。

 採血の結果は、特段問題なしとのこと。既にPC上に先月と今月のレントゲン画像が並んでいる。「前回から1か月ちょっとですが、あまり変わっていないようですね」とおっしゃる。左右の大きな腫瘍茎は目に見えて大きくなっているという感じではない。ポート脇の丸い影は心なしか薄くなっているように見える。白い色が濃く密なものは活動が盛んなものなのだそうだ。だから薄くなっているということは良い兆候である。診察室での検温は6度8分。

 「では、治療続行ですか?」と問うと、「はい、そうしましょう。」とのお答え。にんまりガッツポーズである。嬉しい。また首の皮が繋がった。「今、すぐに(薬を)変える必要はないでしょう。来月か再来月にCTを撮って、また考えましょう」とのこと。土俵際、我ながら随分粘りが効いてきた。これも障害を取り除いてくれるガネーシャ神の威力とSさんの瞑想ヨーガの効果だろうか。

 次回は3週間後の予約。次々回6週間後の通院日前にCTの予約も入れて頂いた。
 前回同様2種類の漢方とデノタスチュアブルを3週間分、ヒルドイドローション2本、ロキソニンも通常通り、パタノール点眼薬も1本処方して頂き、ご挨拶をして診察室を後にした。

 化学療法室へ移動し、待ち時間は毎度のように夫やお友達に報告LINEやメールを打って過ごす。15分ほどしてKさんから窓側のリクライニング椅子に案内される。
 ほどなくして、Kさんがすぐにポートの針刺しをしてくださる。刺す瞬間は衝撃なく痛みもほどほど。ほっとする。

 10分ほどしてKrさんが「薬が届きました。」とまずはランマークの注射から。「ゆっくりお話をしながらお願いします」とお願いしたけれど、やはり薬が入っていく時は痛いこと。点滴をセットして頂き投与開始。生理食塩水で満たした後、カドサイラ(T-DM1)。途中、Krさんが「雨だと(胸が)痛むのですか。痛み止めは頻繁には飲まなくて大丈夫そうですか?」とチェックに見える。

 先日インド旅行の話をしていたので、スマホに入っているタージマハールをバックにした写真等をお見せしてちょっとお喋り。順調に読書は進んだけれど、少し疲れて最後の生理食塩水で流している間、目を閉じてウトウト。1時間半弱で無事終了。

 終了時の血圧測定と抜針はKさん。107-71、脈拍は61。抜くときはかなり衝撃があり、思わず顔をしかめてしまった。Kさんがひたすら恐縮されるので、こちらも困ってしまう。
 ご挨拶して化学療法室を後にする。待合で15分ほど会計を待つ。自動支払機へ移動して、採血レントゲン、注射と点滴の3割負担、13万円強をカードで支払った。

 外に出ると、雲は厚いが雨はすっかり止んでいる。長い傘が邪魔になってしまった。薬局は混雑している。毎度のことながら次々に抜かれ、小一時間待つ。「前回と全く同じお薬ですが、お変わりありませんか?」と薬剤師さんから訊かれ「おかげさまで次回来月末のCTまで粘れることになりました。」とお答えする。前回同様2,500円弱の現金払い。

 前泊でわりとスムーズな流れだったけれど、それでも病院と薬局の滞在時間は合わせて5時間半強。駅ビルで遅いランチを摂ってから帰路についた。

 電車内で携帯に実家のある市の地域包括センターから不在着信があったことに気付く。乗換駅でかけ直したところ、母の要介護認定の面談日程調整の用件だということが分かり、帰宅後、先方と実家に何度か電話をかけて日程調整を済ませた。

 とりあえず夫が帰宅するまで少し横になって休息を終え、頑張って夕食の支度。
 普段は治療翌日の木曜日は会議や、出張が常だ。1日がかりの通院翌日で、なんとなく熱っぽかったり、怠かったり。疲れているのは否めないけれど、2日連続で休むわけにもいかない。ところが明日は有り難くも秋分の日でお休みだ。
 今日は早めに休んで、明日の朝は少し寝坊をして、体力温存に努めたら、また断捨離の続きといきたい。


コメント
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