何を隠そう夫から言われた言葉である。
「貴女はこのままでは紙で命を落とすよ」と。つまりは所有している紙(書類等)が多すぎる、ということだ。
先日の3連休、実家訪問した初日を除き、ほぼ2日間を丸々潰して、これまでアンタッチャブルだったリビングの壁面棚の断捨離に着手した。
これは全面的に片付けなければまずい・・・と重い腰を上げたのは、ある探し物が見つからなかったから(片付け始めてからほどなくして、無事見つかった。)。
とはいえ、ちょっと上っ面でお茶を濁していても抜本的な解決にはならない。冷静に考えれば、土日のうち1日は実家詣に取られ、1日は溜まった家事をこなし、ちょっと息抜きもしたいとなれば、断捨離のためにまとまった時間を取ることは難しい。どこかで1日休暇を頂くとか、3連休で2日自由に使えるという日以外考えられない。ということで、敬老の日を当て込んで決行した。
初日は朝から晩まで1日9時間以上、2日目は出かける予定を除き、それでも5時間ほどだったか。捨てても捨てても、出てくる、出てくる紙、紙、紙。紙の洪水である。
以前、母は非常に物持ちが良いと書いたけれど、私の物持ち(夫に言わせれば溜め込み癖・・・ヨーガ八支則のヤマ(禁戒)5番目のアパリグラハ(非所有)である。)も相当のものであることに今更ながら気付いた。
20年くらい前の書簡など平気で保管している。どうしても手書きのハガキや手紙が捨てられない。ちょっと読み始めてしまうと当時のことが蘇って・・・。息子を出産後、育児と仕事の両立に悩んでいた頃のもの、病を得た折、お見舞いに頂いた励ましのカード類、息子の受験関係の書類等々、エトセトラエトセトラ。けれど、今回心を鬼にして処分することにした。
先日、母から「あなたのが出てきたのだけど・・・」と譲り受けた小学校時代の健康カードに啞然としたのだが、それに比べればまだ30数年新しい息子の小学校から高校の健康カードや成績表類・・・、これもごくごくエッセンスだけ残してファイリングした。
人様から頂いて封筒に入りっぱなしのスナップ類や、旅行先での記念写真は処分出来ず、別にまとめた。
まだまだスッキリ!というわけではないけれど、どこに何が入っているのか、頭に入れ直すことが出来た。
そして、まっさらのエンディングノートも2冊出てきた(1回ではなくて2回請求しているところが整理の悪さを物語っており、トホホである)。これも追い追い書いておかなければ、と思う。先日父の葬儀を経験して、書いておくべきことや書いておいた方がいいと思うことは具体的にわかったので、以前より数段書き易くなっているかもしれない。
そんなわけで、ダイニングテーブルから床から、足の踏み場もないほどの書類にまみれ、休日をいいことに昼食、夕食まで夫に作ってもらい、ひたすら紙に埋もれ埃を吸って、クシャミや咳をしながら断捨離にどっぷり浸かった。
こうして背中側がスッキリしてくると、今度は目の前の書棚も気になってくる。つい先日、自分の体重ほどの文庫本を捨てたばかりなのに、いつの間にかまた増殖している。
これらの新書や文庫の類は私が亡くなったらお世話になっている病院に寄付してほしい、と夫には頼んでいるので、書棚に入らなくなっているものだけ見繕って処分しなくては。
要は綺麗に片付けて暮らすことが出来れば、綺麗をキープしたくなる、ということだろう。掃除や片付けを怠ければ家の中も気持ちも荒んでくる。けれど、綺麗になった部屋をあえて汚したくはなくなるものだから、綺麗はキープ出来る筈だ。こうして良い循環を呼び込みたいものだ。
というわけでこの秋分の日も、紙で命を落とさないために黙々とお片づけに取り組むつもり・・・だった。
ところが、朝は起きたものの体調がとても悪い。なんとか溜まった洗濯を干し、朝食の支度はしたけれど、怠くてフラフラして頭も痛いし、気持ちも悪い。力が入らない。天気の所為か気圧の所為か、はたまた昨日の治療疲れか副作用か。よくわからないがとにかくダメである。
出勤ならば気力で頑張るのだが、今日は休みということで身体がダラリとしてしまったのか。予約したヨガもキャンセルし、断捨離どころか終日ソファで横になってしまうという体たらくだ。せっかくお片付けモードになったのに、と一人ごちていると、夫が「まずは体調管理が一番でしょ。」と。仰る通りなのだけれど・・・。
一昨日届いたお花のこと。記録のためにメモしておく。デンファレが3本、黄色いソリダコが2本、赤い実が可愛らしいヒペリカムが2本、そしてドラセナの葉。私が病院前泊のため不在だったので、夫が「実は活け花界の奇才なのだ。」と投げ入れ、LINEで送ってくれていた。
花言葉はそれぞれ「美人」、「永遠の少年」、「きらめき」だという。奇しくも我が家の仏様のお彼岸のために買ってきたお花がデンファレとスプレーカーネーションとドラセナの葉。仏花には相応しくないかと思うが、義父母はこうしたハイカラな花が好きだったので、ということで和花よりも洋花を選んでいる。
明日は元気になっていますように。週末はまた実家で打ち合わせが控えている。
「貴女はこのままでは紙で命を落とすよ」と。つまりは所有している紙(書類等)が多すぎる、ということだ。
先日の3連休、実家訪問した初日を除き、ほぼ2日間を丸々潰して、これまでアンタッチャブルだったリビングの壁面棚の断捨離に着手した。
これは全面的に片付けなければまずい・・・と重い腰を上げたのは、ある探し物が見つからなかったから(片付け始めてからほどなくして、無事見つかった。)。
とはいえ、ちょっと上っ面でお茶を濁していても抜本的な解決にはならない。冷静に考えれば、土日のうち1日は実家詣に取られ、1日は溜まった家事をこなし、ちょっと息抜きもしたいとなれば、断捨離のためにまとまった時間を取ることは難しい。どこかで1日休暇を頂くとか、3連休で2日自由に使えるという日以外考えられない。ということで、敬老の日を当て込んで決行した。
初日は朝から晩まで1日9時間以上、2日目は出かける予定を除き、それでも5時間ほどだったか。捨てても捨てても、出てくる、出てくる紙、紙、紙。紙の洪水である。
以前、母は非常に物持ちが良いと書いたけれど、私の物持ち(夫に言わせれば溜め込み癖・・・ヨーガ八支則のヤマ(禁戒)5番目のアパリグラハ(非所有)である。)も相当のものであることに今更ながら気付いた。
20年くらい前の書簡など平気で保管している。どうしても手書きのハガキや手紙が捨てられない。ちょっと読み始めてしまうと当時のことが蘇って・・・。息子を出産後、育児と仕事の両立に悩んでいた頃のもの、病を得た折、お見舞いに頂いた励ましのカード類、息子の受験関係の書類等々、エトセトラエトセトラ。けれど、今回心を鬼にして処分することにした。
先日、母から「あなたのが出てきたのだけど・・・」と譲り受けた小学校時代の健康カードに啞然としたのだが、それに比べればまだ30数年新しい息子の小学校から高校の健康カードや成績表類・・・、これもごくごくエッセンスだけ残してファイリングした。
人様から頂いて封筒に入りっぱなしのスナップ類や、旅行先での記念写真は処分出来ず、別にまとめた。
まだまだスッキリ!というわけではないけれど、どこに何が入っているのか、頭に入れ直すことが出来た。
そして、まっさらのエンディングノートも2冊出てきた(1回ではなくて2回請求しているところが整理の悪さを物語っており、トホホである)。これも追い追い書いておかなければ、と思う。先日父の葬儀を経験して、書いておくべきことや書いておいた方がいいと思うことは具体的にわかったので、以前より数段書き易くなっているかもしれない。
そんなわけで、ダイニングテーブルから床から、足の踏み場もないほどの書類にまみれ、休日をいいことに昼食、夕食まで夫に作ってもらい、ひたすら紙に埋もれ埃を吸って、クシャミや咳をしながら断捨離にどっぷり浸かった。
こうして背中側がスッキリしてくると、今度は目の前の書棚も気になってくる。つい先日、自分の体重ほどの文庫本を捨てたばかりなのに、いつの間にかまた増殖している。
これらの新書や文庫の類は私が亡くなったらお世話になっている病院に寄付してほしい、と夫には頼んでいるので、書棚に入らなくなっているものだけ見繕って処分しなくては。
要は綺麗に片付けて暮らすことが出来れば、綺麗をキープしたくなる、ということだろう。掃除や片付けを怠ければ家の中も気持ちも荒んでくる。けれど、綺麗になった部屋をあえて汚したくはなくなるものだから、綺麗はキープ出来る筈だ。こうして良い循環を呼び込みたいものだ。
というわけでこの秋分の日も、紙で命を落とさないために黙々とお片づけに取り組むつもり・・・だった。
ところが、朝は起きたものの体調がとても悪い。なんとか溜まった洗濯を干し、朝食の支度はしたけれど、怠くてフラフラして頭も痛いし、気持ちも悪い。力が入らない。天気の所為か気圧の所為か、はたまた昨日の治療疲れか副作用か。よくわからないがとにかくダメである。
出勤ならば気力で頑張るのだが、今日は休みということで身体がダラリとしてしまったのか。予約したヨガもキャンセルし、断捨離どころか終日ソファで横になってしまうという体たらくだ。せっかくお片付けモードになったのに、と一人ごちていると、夫が「まずは体調管理が一番でしょ。」と。仰る通りなのだけれど・・・。
一昨日届いたお花のこと。記録のためにメモしておく。デンファレが3本、黄色いソリダコが2本、赤い実が可愛らしいヒペリカムが2本、そしてドラセナの葉。私が病院前泊のため不在だったので、夫が「実は活け花界の奇才なのだ。」と投げ入れ、LINEで送ってくれていた。
花言葉はそれぞれ「美人」、「永遠の少年」、「きらめき」だという。奇しくも我が家の仏様のお彼岸のために買ってきたお花がデンファレとスプレーカーネーションとドラセナの葉。仏花には相応しくないかと思うが、義父母はこうしたハイカラな花が好きだったので、ということで和花よりも洋花を選んでいる。
明日は元気になっていますように。週末はまた実家で打ち合わせが控えている。