金曜日。スポーツの日。連休2日目。
明け方お手洗いに起きて、迷うことなく二度寝。とはいえ、さすがに昨日のように昼まで眠るのは、とちょっとだけ心を入れ替えて、朝のうちにのろのろと起きた。
昼まで寝ていると、薬を飲むのも朝夕の2回だけになってしまう。ロキソニンとコデインのおかげで痛みが治まっているからとはいっても、きちんと規則正しい生活を送らないことには内服もいい加減なものになってしまう。いけない、いけない。
GoToキャンペーンスタートの四連休、何の祝日かも意識せずにぼーっと過ごしてしまったが、昨日は海の日だった、今日はスポーツの日だったのだ、と改めて思う。そもそもこの時期に四連休等存在しないわけで、オリンピック開催のために祝日まで移動したのだった。それがコロナ禍のおかげでとんでもないことになっているのである。勤務する大学では、昨日今日は祝日授業日に当たっている。私は両日とも出勤当番ではないのだけれど。
昨日、副作用が薄紙を剥がすように身体から抜けて、少しずつでも元気になりますように、と記した。相変わらずだるくて眠くて。ちょっと動くとふらふらして息切れがして、何も気力が出ない。文字通り役立たずの身には違いないのだけれど、少しずつ食事を摂れる量が増えてきて、体重の減少も底をついたようだ。今朝は少し緩めのお通じの後は下痢をしていない。
午前中は洗濯機をセットしてから録画したドラマを視て、ソファでダラダラ過ごす。その後、夫が録画した北欧発のミステリー映画を観始めたところで、郷里のお友達から夫に電話があった。東京の感染者数増大でのお見舞い電話であるようだったけれど、かなり長いことお話ししていたので、夫は映画鑑賞から脱落。止めるのも戻すのもどうか、と私は成り行き上最後まで観たのだけれど、あまりに暗くて救いがなくて、嗚呼、というものだった。映画館でお金を払って観たら、ちょっと憤ったかも。
気を取り直して乾燥したてのホカホカの洗濯物を畳む。
昼は適当にカップ麺で済ませる。曲がりなりにも昼も抜かずに(というか、朝と昼の時間を分けておけるくらい朝寝坊をせずに)食べられるようになったのもかなりの進歩だ。
そして、午後からは読書も1冊。
垣谷美雨さんの「夫の墓には入りません」(中公文庫)を一気読み。
300頁超えはちょっと疲れたけれど、久しぶりに本を読もうと言う気になっただけでこれまた大きな進歩だ。垣谷さんの作品は本当に女性の本音炸裂で面白い。9月には『老後の資金がありません!』が映画化されるというが、これもまた楽しみ。
夕方は散歩方々スーパーにでも買い出しに、と思っていたけれど、雨が降り出したことと読書で疲れてしまったことで、結局また一歩も出ずじまい。
何となく頭皮がチクチクしてきた。早くも脱毛の兆候か。手で髪の毛をかき上げる時、抜け毛がないかついついじっと見てしまう。3度目のかつら生活から脱却するのは思いのほか早かったけれど、4度目のかつら生活突入ももう時間の問題かと思うと、やはり哀しい。
東京は260人もの感染者。大阪でも149人。あれこれ余計なことは考えずにステイホームするのがよさそうな気配である。
四連休も瞬く間に普通の土日を残すのみとなった。明日こそ少しでも靴を履いて外の空気を吸いに出かけられますように。