私は、冬になると楽しみにしている事があります。
それは、仕事帰りの朝、毎日のように鴨川に飛来する、
「冬の風物詩」として親しまれているユリカモメを見られる事です。
特に、雪が舞う時の、鴨川とユリカモメのロケーションは最高です。
ただ近年は、飛来数は減少、86年度に7400羽を超えていたのが、
本年度は710羽との事。10分の1以下に減少、、、寂しいですね。
そんな鴨川に、不思議な事があります。
「鴨川」と「加茂川」の名前が混在しており、
出町柳で二方向から流れる川が合流し、
北へ向かって右側が「高野川」、左側が「賀茂川」です。
つまり出町柳の合流点より上流が「賀茂(加茂)川」で、下流が「鴨川」です。
しかし河川法ではすべて「鴨川」で統一していますが、
今でも現地では、「上賀茂神社」「下鴨神社」等と、
「賀茂」「鴨」の名が使用されています。
昔、この流域一帯は、豪族・賀茂氏の勢力地であり、
上賀茂神社・下鴨神社は賀茂氏の氏神、
上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷神社」、
下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社」で、
二つ合わせて「賀茂社」と総称されており、どちらも「賀茂」がつきます。
鴨川の由来、不思議ですが、興味深いですね。
<京都 好き男>