伏見散歩Ⅱ

さてここからは幕末動乱の舞台です。

藩主の命に背き、御香宮に陣取った薩摩藩と共に幕軍に攻撃を仕掛け朝廷から大功ありと藩主が褒められた土佐藩伏見藩邸跡、対する会津藩が陣取った本願寺伏見御堂跡、料亭に残る弾痕を見、御香宮へ。ここから放つ薩軍の大砲は伏見奉行所の新撰組など幕軍を蹴散らし彼らの命運はここに尽きたのでしょう。
   

この御香宮、「ごこうぐう」と呼ばれますが正式には「ごこうのみやじんじゃ」、安産の神様で、香りの良い水が出るのに由来し、この水は名水百選に選ばれています。
動乱期には幕軍の大砲が旧式で弾が届かず幸いにして社殿などの消失を免れたとか。この本殿、豪壮華麗、平成の大修理で極彩色がよみがえりました。徳川家と所縁があり、拝殿には三つ葉葵の紋が車寄せのひさしに打ってあります。

この界隈、これに限らず桃山時代には伏見城下として栄えた町、町名にも大名の名前から来たものもあり、地図を見ても歴史を感じさせる場所です。ただ、黒田官兵衛だけはその才を勘ぐられこの地に屋敷を許されず彼の屋敷は堀川一条、晴明神社の近くにあったとか、現在「如水町」として名残をとどめます。

幾重にも重なる京の歴史、ほんとに深いですね。

橋本でした。

節分

京都の節分行事といえば、

・壬生寺節分会の「壬生大念仏狂言」

・盧山寺節分会の「鬼の法楽」

・吉田神社節分祭の「鬼やらい」

等が有名です。私は今年、3日に吉田神社に行きました。

「鬼やらい」は2日の午後に行われますので、見られませんでしたが、

楽しみの、厄除け福当り抽選券入りの福豆(1袋200円)を買いました。

これは、京都の各企業が提供した様々な商品、

特賞は、なんと、「トヨタ ヴィッツ」！他、多くの商品が当たります。

吉田神社に参拝されたら、八百万の神々を祀る、斉場所大元宮へ、是非どうぞ。

母屋の平面が、八角形と珍しい形をしています。

ここは、正月の三日間と節分、そして毎月1日に限り、

本殿や東西諸神社などが、特別に参拝できます。

絵馬は、どこの神社にも飾ってありますが、

京都大学の地元でもあって「京都大学合格」祈願の絵馬が多いです。

節分に是非、寄って頂きたい神社があります。

水干に烏帽子という不思議な格好の「懸想文売り」が、

節分に出没する、須賀神社です。

「懸想文」(1000円)は、美人・おしゃれになれる！お守りとして、

若い方を中心に、大変人気です。

節分の時、お時間に余裕のある方は、

京都熊野神社(火の用心お札)→須賀神社(懸想文)→吉田神社

のコースがお薦めです。来年、是非どうぞ！

＜京都　好き男＞

京都ラーメン

寒い日々が続いています。

この時期に食べたい、温かい食べ物の一つが、「ラーメン」です。

近年は、日本人のみならず、外国人にも人気で、

先頃パリでは、日本の店が出店した、ラーメンウィークが行われたほどです。

京都市内にある有名ラーメン店も、外国へどんどん進出して欲しいものですが、

大事なのは、その国の人の口に合う味にする事ではないでしょうか。

京都府では、府内産米の消費拡大に向け、

最近、米粉を使ったラーメン等も創作されています。

日本人は、やはり日本人の口に合う国内で、

この冬、温かいラーメン(京都市内では、一乗寺の辺りが有名)を味わいましょう。

＜松井です＞