こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

辛い、水仕事

2008-01-06 20:06:00 | 農作業のこと
今収穫しているルッコラ、サラダからし菜、ほうれん草は、根を切らず完全な根付きで販売しています。

一般に販売されているこれらの葉物野菜は、根が切られています。
袋詰めなどの作業性がよいことと、見た目できれいに見えるからだと思いますが、
わが家はそのまんまの根付き。

植物にとって根とは、水分をはじめ成長するために必要ないろいろな”養分”を
取り込む入り口です。

この根を切ってしまうと、植物の成長は止まります。
要するに食卓に上るまでの間、”飲まず食わずの断食”をさせているのと同じだと
私は考えています。

日持ちに関しても、根を切ったものと切らないものとでは、根を切らないものの方が
断然日持ちが良いんです。

こんな訳で、わが家では根を切らない。

根を切らない代わり、根に付いている土を水で洗い流します。
大根も同様に、表面を水洗いして”美白”にします。

この水洗いの作業が、この冬の時期はかなり結構応えます。
いま水道水の水温はだいたい2~5℃。

素手でこの水を使って、洗います。
特に朝どりの時は、手がちぎれそうなくらい痛くなり、さらには手が真っ赤になります。

手袋をすると根を傷めてしまう(力加減がうまくできない)ので、手袋は使いません。

野菜を洗浄する機械も世の中にはありますが、これは大量に処理するためのもので、
わが家のように作付けの少ないところでは、到底導入できるような代物ではありません。

すべて手作業。

だから愛情いっぱいです。

このような地道な作業を経て、皆さんの食卓に上るわが家の野菜。
見かけは悪いかもしれないけど、1つ1つすべて見ています。

こだわりは、野菜作りの手法だけではありません。


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Comments (2)
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