散日拾遺

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鳥取の23時間

2016-06-13 08:39:34 | 日記

2016年6月12日(日)

 まもなく移動なので手短に。Tさん、被爆二世さんからコメントをいただいているのも気になっている。

 鳥取では『メンタルヘルスを考える ~ 「心の病」が問いかけること』と題して講演させてもらった。企画した人びとは、この件のために諸方面に働きかけ、わざわざ「石丸昌彦さんの話を聞く会」という規約付きの会まで設立して御準備くださった。とりぎん文化会館に100名余の来聴者を得、僕にしてはまずまずの話ができたようなのもすべて「場の力」である。今回は文章化したいかな。

 

 9:45羽田発の機内はがらんとしている。上昇が終わるとさっそく下降に移って、11時には「鳥取砂丘コナン空港」に着く。コナン空港・・・なんだって。

 

 お迎えいただいて、まずは日本基督教団の鳥取教会へ。120年の歴史をもつ教会の機能的で美しい会堂、今日は子どもの祝福式で中に韓国人家庭のこどもたちも混じり、少しだけ顔を出した僕もカーネーションの花束をこどもたちからプレゼントされた。

 

 会場近くから見上げる急峻な山上の鳥取城趾、池田公のお城があった。

 

 同じく会場前の碑(いしぶみ)、「いつの日か帰る」ことを断腸の思いで願ったのは、ハンセン病の患者さんたちである。鳥取県は全国最初の「無らい県」、つまり県内の患者の療養所収容をいち早く完了した県であった。そのことへの悔恨と償いの念が、こうして積極的に記憶する動きにつながっているのだという。その動きを押し進めたのも、人びとの力である。

 肝心の会場がスマホでは撮れていない。買った場会の自慢のカメラで撮影したところ、画像が重すぎてすぐには載せられないのである。浅慮だった・・・(涙)

 なので次の画像は当然ながら・・・

 

 そして御覧ください、この笑顔たち

 

 本当にありがとうございました。そして学びました。「鳥取は町内会」とおっしゃった言葉の意味を。

 はりきって岡山へ移動します。

Ω