2018年9月23日(日)
拝読して、折に触れ口ずさむある短歌を思い出しました。
死後のわれは身かろくどこへも現れむ たとへばきみの肩にも乗りて
中城ふみ子
今日はお彼岸で父の墓参りに母と妹と行って参りました。
先生、ご家族さま
どうぞご自愛くださいませ。
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S様、ありがとうございます。
まさしく秋のお彼岸でしたね。お天気に恵まれ、よい語らいをなさったことでしょう。
私は右肩にかなり大きな古傷をもっています。10年ほど前からでしょうか、この右肩に鳥がやってきて止まるという幻をもつようになりました。鳥はやがてフクロウの姿に落ちつきました。小さいがずっしりしたフクロウは、そこに黙っていて重みだけを伝える時もあれば、何かを囁いていく時もあるようです。囁きの中に、若くして亡くなった友人たちの声がときどき混じりました。
腑に落ちた心地で訪れを待つことにします。また違う声音が混じるかもしれません。
時に誰か、拙句にメロディーをつけてくれる人はいないものでしょうか。自分では、どうもうまく行かないのです。

Ω