散日拾遺

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ウラル・アルタイ語族・・・じゃないんですか?

2014-09-25 09:14:40 | 日記
2014年9月25日(木)
 以下はすべて Wikiのコピペ。

【ウラル・アルタイ語族】
 ウラル・アルタイ語族(ウラル・アルタイごぞく)は言語の分類の一つであり、かつては、印欧語族、セム・ハム語族(現在のアフロ・アジア語族)とともに世界の3大語族とされていた。現在、ウラル・アルタイ語族は、ウラル語族とアルタイ諸語の関連性が否定され、別々に扱われている。日本語・朝鮮語をウラル・アルタイ語族(アルタイ諸語)に含める説もあった。
 共通の特徴としては、膠着語であり、SOV語順(例外もある)、母音調和があることが挙げられる。
 しかし共通する基礎語彙は(ウラル語族を除いて)ほとんどなく、上の特徴も地域特性(言語連合)である可能性が高い。そのため現在は、それぞれウラル語族、アルタイ諸語に分類されている。

・・・そうだったんですか、アルタイは「諸語」であって、「語族」とすら見られないわけね。

【アルタイ語族】
 アルタイ諸語を共通の祖語をもつアルタイ語族とする説は古くからあるが、母音調和を共通に行う3グループですら数詞などの基礎語彙が全く違うため、少なくとも伝統的な比較言語学の手法によってアルタイ祖語を復元し、アルタイ語族の存在を証明することは困難である。

・・・ははあ。

【アルタイ諸語】
 アルタイ諸語(アルタイしょご、Altaic Languages)は、比較言語学上たがいに関係が深いとされる言語のグループのひとつ。 北東アジアから中央アジア、アナトリアから東欧にかけての広い範囲で話されている[2]諸言語である。
 これらの諸言語間の共通性は、たとえばインド・ヨーロッパ語族のように定論が確立している語族と比較すると極めて小さいと言わざるを得ない。そこで、多少存在する類似性は言語接触の結果であり、アルタイ諸語にはそもそも言語的親戚関係は存在しないとする見解と、これらの言語は一つの祖語をもつアルタイ語族というグループを構成するとする見解が対立しており、仮にアルタイ語族という説が成立するとしても、具体的にどの言語をアルタイ語族に含めるかに関して様々な見解が存在する。
 「アルタイ諸語」の名は、中央アジアのアルタイ山脈にちなみ命名されたもの[3]。

・・・う~ん

【構成言語と共通特徴】
 アルタイ諸語であることが確実とされる言語グループには以下の3つがある。 これらそれぞれの中での系統関係は実証されているが、これらの間の系統関係については決着を見てはいない。
  ツングース諸語(エヴェンキ語、満州語など)
  モンゴル諸語(モンゴル語、オイラート語、ブリヤート語など)
  テュルク諸語(アルタイ語、トルコ語、ウズベク語、カザフ語など)

これらの言語グループにはいくつかの重要な共通の特徴が見られる。
  母音調和を行う
  膠着語である
  原則としてSOV型(主語 - 目的語 - 述語)の語順をとる[4]
  語頭にRが立つことを嫌い、固有語に語頭Rの単語をほとんど持たない

などの諸点である。
 加えて、日本語(日本語族)と朝鮮語(朝鮮語族)の2つもアルタイ諸語に含めることがある。 ただし、その近縁性はたしかに認められたとまでは言えず、定説には至っていない。
 上記特徴のうち母音調和だけは日本語と朝鮮語が欠いているものだが、朝鮮語については過去に明らかな母音調和があった(中期朝鮮語)ことが知られている。 また、日本語についても、過去に母音調和を行っていた痕跡が見られるとする主張もある[5]。

***

 何を考えたかというと、だ。
 ユーラシアの西半分を印欧語族が占めている。今日の表舞台で主流と言えばこのグループだ。
 いっぽう、東半分には偉大な中華文明があり、往事の栄光再現を夢見ている。シナ・チベット語族である。
 アルタイ語族はその狭間にある存在だが、中華との関係では狭間というより周辺をぐるりと取り巻いて、中華側から見た蛮夷の外縁を形成している。トルコ・モンゴル・ツングース・朝鮮・日本そして琉球まで。

 アルタイ語族の文化連合みたいなものができたら、何かこの世界を豊かにするような影響力がそこに生まれないかと、そう思ったのだ。印欧でもなく中華でもない、基本的に辺縁にあるものの豊かさである。祖語が存在しない「言語連合」だというなら、それもかえって良いかもしれない。
 モンゴル人力士の活躍が突出することを歎く日本人は多いが、僕はそれほど残念と思わないんだよ。そもそも日本の相撲の源流の一つは、モンゴル相撲に通じる大陸由来の格闘技だったはずだ。相撲道を正しく継承してくれる限り、出自が何処であっても少しもかまわない。モンゴルなんか大歓迎だ。
 「日本」という文化が、そもそもそのように創られてきたのだし、それこそが僕にとっては誇らしい。帰化人を祖先にもつ(かもしれない)嬉しさである。

 棋界で台湾出身の(そして蘇耀国のような中国出身の)棋士らが活躍することも、同じ趣旨で喜ばしいことだ。
 先に書いたコスミちゃんの話、実は台湾人の父と日本人の母をもつ少女が韓国出身の棋士を讃仰する図になっている。そこに登場する全ての人々が、等しく「日本の」棋士なんだよ。何てこの世はすばらしい!

 
 「アルタイ語族」の分布地域
 (中国東北部 ~ 「満州語」エリア ~ は含まれないのかな??)

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