いつまで夏やねんと思いきや2,3日前にウミネコが渡ってきた。ここらには居着きのウミネコもいるがこいつらはサハリン、北海道、千島列島あたりからやってきたやつ。冬場このへんで過ごしてまた春に帰っていく。
一方その尻の下には琉球あたりから黒潮に乗ってやってきたソラスズメダイなどの熱帯魚が泳いでいる。
北方系と南方系がグラデーション状にクロスするヤポネシアのヘソ、紀伊半島。
カチッとした行政上の境目などイリュージョンにすぎず、世界はもっと広いということを、なによりも誰よりも生き物たちが教えてくれる。それはテレビや雑誌やインターネットなどよりも遥かに優れた、リアルメディア。
お盆も過ぎ、やや大気の状態が不安定になって、
ゲリラ豪雨がやってくる日もありますが、
風さえ吹かなければ、雷さえなければ特に危険もなく、
幻想的な情緒の中を漕ぐことができます。
海面をたたく雨粒は、塩水と真水の比重が違うせいか、海面に浸透せずはじかれ、雨粒が玉のように転がります。その四方八方広がるさまは、まさに真珠がいっせいに弾けるような光景で、「真珠のカーペット」とも呼ばれます。
絶好のシーズンです。当店でもこの季節は、普段あまり海に親しむ機会の
ない人にこそ、本当の海の世界やその魅力を存分に楽しんでいただけるような
ガイディングに専念しています。
なんといってもこの時期は、シーカヤック&SUPともに、
海況が悪くならない限り、シュノーケリングも楽しめます。
カヤック&SUPでしか行けない浜でのシュノーケリング。
そして水中世界を堪能した後、再びカヤックを漕ぎ海上で感じる海風には、
人間の本能をくすぐるような、心地よい開放感があります。
なおワンデイコースでは、
コンディション良ければ「洞窟内シュノーケリング」も楽しめます。
梅雨明けした湯浅湾のSUPツアーも、親水性の高い、至福のひとときが楽しめる日々が続いています。立って漕ぐことはもちろん、海にドボンと飛び込んだり、ボード上に寝そべって大空を眺めてみたり、ヨガのポーズをとってみたりと、思い思いの楽しみ方で海と親しむことができます。
また、このSUPツアーでも、途中の上陸場所でシュノーケリングが楽しめます。
真夏の海を全身で感じ、心からリラックスする時間。
経験豊富なプロがきちんとレクチャーした上で海に出ますので、海遊びに縁がなかったような方でも本当の海の魅力を楽しんでいただけます。ですので、二の足を踏まず、思い立ったらぜひ、お越しくださいませ。
http://www.island-stream.com
現在、アイランドストリームの湯浅湾シーカヤックツアーでは、ツアー中の休み時間にシュノーケリングが楽しい時期に入っています。暑ければ暑いほど、水に入るのが気持ちよく、またシュノーケリングのあとにカヤックを漕ぐと、本当に潮風が心地よく感じられます。
潮周りがよければ、黒潮に乗ってやってきた写真のような熱帯魚(ソラスズメダイ)なども見ることができます。
ワンデイコース、ハーフデイコースともに人数の調整も効きますので、盛夏の海にぜひ遊びにお越しください。
http://www.island-stream.com
湯浅湾・花火大会海上見物ツアーは、
9月14日(土)に変更となりました。
(雨天中止の場合は翌15日に延期)
ということですので、前回日程の都合が合わなかった方も、
再度チャンスが巡ってきました。
花火ももちろんのこと、夜の海の風情は、
特別な非日常感覚があります。
この機会にぜひ、ご経験してみて下さい。
7月28日(日)に開催する、
毎年恒例の花火大会海上見物ツアーの日程が近づいてきました。
波間に揺られながら、火山の噴火のように見える花火を、優雅に鑑賞。
また、グラデーションで色彩が変化していく夕暮れの空や、妖しく海水が光る夜光虫も見ものです。
詳細は下記ページをご参照ください。
http://islandstream.la.coocan.jp/hanabitaikai.html
今年の長い梅雨ももうまもなく終わろうとしています。
夏季7~9月のアイランドストリームのツアーは、当店目の前の栖原海岸から出艇して湯浅湾を周遊する、ワンデイコースおよびハーフデイコースを毎日開催しています。
2004年からはじまり、現在まで無事故で長年続けている定番ツアーで、初めての方、海に対して興味はあるけれどちょっと不安を持っているような方でも、存分に本物の海遊びの魅力を楽しんでいただけるよう開発しています。
なおツアー中、人の入って来れない海岸で、シュノーケリングも楽しめます(シュノーケルセット無料貸出中)。海中と海上、両面から全身で海を感じること。そこには日頃のストレスを忘れ、本当の自分自身に立ち返ることのできる、本能的な気持ちよさがあります。
またツアー中、海の生物や環境にまつわるお話、シーカヤックでの旅の話、土地の歴史の話など、参加された皆さんにとって新たな発見に繋がるようなお話をさせていただきます。
老若男女、誰もが分け隔てなく、こんなに気持ちよく、面白く、興味深い海の楽しみ方があったのかと、きっと驚かれることでしょう。
予約もまだまだOKですので、
ぜひお越し下さいませ。
ようやく梅雨に入りましたね。
じめじめして鬱陶しい季節ですが、
シーカヤッカーにとっては、あるいは自然に囲まれた環境にいる者にとっては、
結構悪くない、というか好きな季節でもあります。
海、空、森と、それぞれの環境間での、水の循環がより活発化する季節。
海を取り巻く山々の木々も、しっとり潤い、
より深く深呼吸しているような気がします。
そして、そんな中で聴く波打ち際の潮騒は、
いつもに増して地球の鼓動のように感じられ、とても味わい深いものです。
海辺と都会の梅雨とは、まったく異なったものだと言えるでしょう。
そんな梅雨時期の海の風情を書いたコラムがありますので、
よろしければどうぞ。
http://islandstream.la.coocan.jp/tuyu.htm
今年もまた、夏季にツアーご参加いただくお客さまの、
ツアー後のドリンクサービス用に、紀州梅ジュースシロップを漬けこみました。
これ、炭酸水で割ったら実においしいです。
カヤック&SUPを漕いで疲れた体に、酸味が染み渡ります。
毎年毎年同じ事を言っていますが、今年も同じ事をいうべき時期がやってきました。
ここ湯浅は有田みかんの本場産地でもありますが、みかんの花はちょうどこれから5月中旬にかけて一斉に咲きます。
みかんの実もよい香りがしますが、花はそれにも増して、なんともかぐわしい、高貴な香りがします。
海岸線では、昼の海風から陸風に切り替わる夕暮れの時間帯、みかん山の山肌を撫でるように降りてくる風が、花の香りを海岸線に運んできます。海辺の山々の段々畑に生育するみかんの木々に咲く、合計すると何十万、何百万の花弁から放たれる、香水のような芳香。そのとき、海辺では、潮の香りと絶妙にブレンドされた、むせかえるような、それでいて爽やかな香りに包まれます。
トルコ・イスタンブールのスレイマンジャーミーという地では、海辺のモスク(教会)の庭にバラの花園があり、海風が入るとバラの花の香りがモスク内部に運ばれ、かぐわしい芳香に包まれることで有名ですが、ここ湯浅沿岸のみかんの花の香りも、そんな感じの優雅さがありますね。
誰も着目していないところが、いい。
特に黄金色に染まる夕暮れの海は、それ自体がモスクや大聖堂みたいなもの。そこにカヤックやSUPで漂い、高貴な香りに包まれること。
さて、アイランドストリームでは、もちろんこの時期も、シーカヤックツアーを開催しています。
ワンデイ、ハーフデイ、それに夕暮れ時に海を漂う、サンセットカヤック&SUPのツアーも開催しています。
ぜひこの時期の海岸線の優雅さを味わいにお越し下さい。
詳しくはウェブサイトにて。
http://www.island-stream.com
春の海はいいですね。
何がいいかというと、のったりひねもす緩やかな波うねりに揺られて、ほっこりした気分になれるところ。もちろん強風が吹き出すとそうも言っていられないのですが、穏やかなコンディションに恵まれると至福感この上ない。人種国籍宗教に関係なく、万人が心地よく癒やされる海、と言うと大げさすぎるか。
でもそんな表現が頭をよぎるくらい気持ちよいひとときっていうのが、春の海にはある。
写真は先日行った湯浅湾南岸の無人島、黒島ツアーにて。
洞窟だらけの、四億年の地層を誇る無人島。
ちょっと風が強かったけれど、たくさんの洞窟を巡ることができました。