一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2026   松明の卵サンドとコーンスープ

2019年01月10日 | 新年

 ブリスベン国際の準決勝でディミトロフに勝った時、今年の錦織圭君はやるなと思ったが、予想通り決勝でも勝って3年振りに優勝した。ATP250ではあるが、決勝戦での9連敗を免れた。ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、A・ズベレフなど強豪が全員参加する、14日から始まる4大大会の一つ、オーストラリアオープンでの戦いが大いに期待される。

 さて、松の内が終わり(松明、松過)、正月気分も消えて日常が戻って来た。松の内とは、関東では7日間、関西では15日間をいうらしい。

植えたはずのない玄関先に、万両が生えて来た。鳥が落としたに違いない。

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2025   チェンソーを研ぎ油差す三日かな

2019年01月04日 | 新年

  仏教では、「人生は苦である」という。これは本来、「世の中自分の思い通りにはならない」という意味らしい。確かに私たちは、時代も国も親も選べず生まれて来て、いつかも選べず必ず死んで行くのだから。

さて、オーストラリア、ブリスベン国際で、錦織圭君が2年前に決勝で敗れたディミトロフに7―5,7―5で勝利し、準決勝に駒を進めた。20代最後の今年こそ、決勝9連敗の雪辱を果たし、4大大会で優勝するのではないか、いや、きっとするはずだ。まあ、できなくっても悲しむことはない。それも世の中。

カラタチバナ(唐橘) 別名百両

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2024   初日の出えんやこらちょっと雲開けて

2019年01月02日 | 新年

 137億年前、ほんの小さな固まりが爆発(ビッグバン)して、現在の膨大な宇宙が誕生したと言われているが、ホーキンス博士の最後の論文では、その宇宙は膨張から収縮に転じ始めたという。又、そういう現在の宇宙は、他にも無数に存在している(多元宇宙論)とも言っているそうだ。

 観測不可能な宇宙の存在は、人間の想像の世界であって、宗教・哲学でのみで存在できるのではないかと思われるが、科学者も真面目に思考・研究しているとは、驚きである。いずれにしても、天動説から地動説、太陽系から銀河系、我が宇宙から多元宇宙へ、宇宙物理学は進化している。

ヤブコウジ(藪柑子)、別名十両 

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2023   十両百両千両万両初茜

2019年01月01日 | 新年

 皆様、明けましておめでとうございます。いつも、「issyoの俳句ブログ」をご覧いただき、誠に有難うございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、今年は平成が終わり、新年号が始まりますが、私の免許証の有効期限は、やって来るはずのない平成34年となっています。公文書はもとより、領収書などに記載する年号は、西暦に統一して欲しいですね。次いでに言えば、世紀の数え方も満に統一して欲しいです。

 さてこの句の、十両・百両・千両・万両は、いずれも冬に実が赤く熟し、昔から正月の縁起物として飾られてきた植物です。

十両「ヤブコウジ・藪柑子・ヤブコウジ科」

百両「カラタチバナ・唐橘・ヤブコウジ科」

千両「センリョウ・千両 ・センリョウ科」

万両「別名ヤブタチバナ・薮橘・ヤブコウジ科」

もう一つ、イチリョウ(一両・アカネ科)というのもあるそうですが、我が家にはないので省略しました。

2019年・平成31年元旦の初日の出

 

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1906   日金山の閻魔と婆に御慶かな   薪

2018年01月28日 | 新年

(ひがねさんの えんまとばばに ぎょけいかな)

 日金山は十国峠とも呼ばれ、江戸時代以前の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十国が一望できる所から由来している。日金山から少し下ると、東光寺があり、本堂には延命地蔵菩薩が安置されており、伊豆地方の死者の霊は日金山に集まるため、彼岸には先祖供養のために多くの人々が登山する。本堂への参道には、石造の閻魔大王と脱衣婆が向かい合っている。

 御慶とは、新年を祝う挨拶のこと。作者は地獄へ落ちた時のために、閻魔と婆に救いを求めて挨拶しているようで、実に可笑しい。

ツグミ(鶫)落葉をひっくり返して何を食べているのかな?

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1900   老人の恋も叶うや初神籤

2018年01月04日 | 新年

(ろうじんの こいもかなうや はつみくじ) 

 生まれてから、たぶん2回目のおみくじを買った。興醒めするかも知れないが、「お神籤製造販売業」なる職業があり、全国の神社に納品している。

そこで、ざっと三が日の神社の売り上げを計算してみる

参拝者1億人×35%=買う人3500万人×御神籤200円=70億円

 さて、大吉を引き当てたおみくじを見ると、学業成就する、恋人現れる、良縁に恵まれる、病気治る、金運上昇、事業繁栄などと書いてある・・・・・必ずそのあとに来るのが、うぬぼれるな、いい気になるな、謙虚に、慎重に・・・・・

お神籤を幸運?の順に並べてみると

大吉→中吉→小吉→吉→半吉→末吉→末小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶

大凶はなかなか当たらない。宝くじくらい当たらない。

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1899   初詣平和のほかに何祈る

2018年01月03日 | 新年

(はつもうで へいわのほかに なにいのる)

 大陸移動説が定説化して久しいが、日本列島はユーラシア大陸から切り裂かれ、1500万年前に日本海ができたという。その後伊豆半島が南方からやって来て、200万年から100万年前に日本列島にぶつかり現在の形になったらしい。

 三嶋大社の三嶋は、伊豆大島・三宅島などの伊豆諸島を指す「御島」から由来しているという。そして、古くから伊豆諸島の噴火を畏れた人々から篤く崇敬された。つまり、火山の噴火の鎮静を祈ったのが、三嶋大社の起源のようである。

ロウバイ(蝋梅)

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1898   初詣逃げる満月追いかけて

2018年01月01日 | 新年

  三島大社に向かう道すがらの、沈み掛けている満月は素晴らしかった。しかし、旧暦人間の私としては、元旦に満月が出ているなんて、「ふざけるな」と言いたい。旧暦の元旦は新月に決まっているのだ。

  しかし、新暦に変えて平気でいる日本人の一人であれば、諦めて受け入れるほかない。諦観・・・・・。いづれにしても、今年の旧暦の元旦は、立春から12日後の2月16日である。

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1793   初場所やテーピング対絆創膏   炎火

2017年02月05日 | 新年

 今年の初場所では、稀勢の里が優勝し、18年振りの日本人の横綱「第72代横綱稀勢の里」が誕生しました。私の友人夫婦は、優勝が決まった瞬間、抱き合って泣いたというから、多くの日本人はモンゴルに乗っ取られていたのが余程悔しかったんでしょう。しかし、一番喜んでいるのは、稀勢の里の出身地「茨城県」の人々でしょう。

 何故なら、ブランド総合研究所による47都道府県を対象にした「地域ブランド調査2016」で、去年も茨城県が最下位となり、4年連続魅力度ワースト1位となったそうですから、横綱誕生の喜びはひとしおでしょう。稀勢の里人気で、来年は最下位脱出間違いなしです。

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1784   屠蘇酌むや雑煮を冷ます義兄弟

2017年01月12日 | 新年

 屠蘇は、屠蘇散・屠蘇延命散とも言われ、山椒・桔梗・防風・白朮・肉桂などを粉末にした生薬。これを酒や味醂に浸けておいたものを元旦に呑むと、無病息災・延命を授かるとされる。ちなみに

防風(ぼうふう)は、(セリ科の多年草)の根茎を干したもの

肉桂(にっけい)は、(クスノキ科の常緑高木)の根皮を干したもの。桂皮・桂枝・ニッキ・シナモンともいう香味料。

白朮(おけら、びゃくじゅつ)は、オケラ(キク科オケラ属の多年草)の根を干したもの。

ハコベ(繁縷、蘩蔞)

庭のハコベがもう咲いていました

但し、なにハコベなのかは、分かりません

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1783   初詣八百段の一歩踏む

2017年01月10日 | 新年

  今年早々、WOWOWに加入した。27才になった錦織圭君が、テニスの4大大会(オーストラリア、フランス、イギリス、アメリカ)に優勝する期待からである。テニスの年齢的ピークは、どうやら27~30才らしい。つまり、圭君は、ピークに差し掛かている、ということ。

 さて、今日10日になって、伊豆山神社に初詣。石段は、国道から上ると837段ある。伊豆山神社で、余程圭君の4大タイトル優勝の祈願をしたかったが、神様にお願いするのは、失礼と思い、止めた。

  では、「何を祈ったのかって?」そんなこと言ったらお終いでしょう。「何故かって?」言ってしまったら叶わないからに、決まってるでしょ。

ユズ(柚子)

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1782   木槌では割れないサトウの鏡餅

2017年01月08日 | 新年

 「松の内」とは、元旦より7日、10日、15日などと地域によって、まちまちのようである。松の内が終われば、門松や注連飾りをはずし、鏡餅などの正月飾りを片付ける。その正月飾りを焼くのが、どんど焼き(左義長)、鏡餅を食べるのが鏡開き。

 日本の各家庭から、餅搗きの音が聞こえなくなって久しい。残念無念ながら、我が家も御多分に洩れず、ここ数年餅を搗いていない。杵と臼がホコリを被って泣いている。それにしても、スーパーのうず高く積まれた、プラスチックに入った鏡餅を見て嘆く人は、年々減っているに違いない。

ロウバイ(蝋梅)

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1781  三日月に寄り添う星の二日かな

2017年01月03日 | 新年

 昨日、1月2日の月は月齢3.8。正確には三日月ではないけれど、お許し願いたい。去年は、新暦の15日が満月の日が続いていたが、これからは、次第に新暦と月暦がズレていく。三日月に寄り添っていたのは、宵の明星の金星(ビーナス)。   

 今日3日、月に寄り添っているのは、肉眼ではよく見えないが火星と海王星で、金星は少し離れてしまった。

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1780  長生きはせぬつもりなりお元日

2017年01月01日 | 新年

皆々様、明けおめことよろ、なにとぞお願い申し上げます。

 紅白見ずに、大晦日に早く寝たのは良かったのですが、2時から再宴会となり、結局夜明けまで飲んでしまいました。初日の出は撮れませんでした。お陰で、ふらふら・・・・・俳句ブログどころではありませぬ。

 それでも、めじちゃんに蜜柑切ったし、ヤマちゃん・シジュちゃんにひまわりの種を上げました。レロれロでしたが、証拠写真も撮ったし、御屠蘇も飲んだし、雑煮も食べました。まずは、今年も めでたしめでたし でした。

それでは皆様・・・良いお年を・・・カンパーイ!

↓ヤマちゃん、シジュちゃん、メジちゃん↑

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1652   暗雲に金の縁取り初日の出   薪

2016年02月08日 | 新年

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。旧歴では、今日が元旦。正月又は春節とも言いますね。 

 私のではありませんがこの句、今年一年の世界を象徴したような句です。暗雲に現実を、「金の縁取り」に作者のかすかな希望を感じます。かすかなどではなく、確かな安心の一年になって欲しいのですが・・・・・

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