一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2995 ものの芽や乳呑み児胸に若きパパ  豊狂

2023年04月04日 | 

 三十年前から日本の将来は、少子化が進むと言われていたが、政府は、ほとんどこの問題を無視し無策を貫いた。若者の賃上げ、教育費の無償化、低家賃の公営住宅建設など多くのやるべきことをやらなかった。未だに掛け声ばかりが大袈裟で、根本的な政策は打ち出せていない。一方、アメリカの言いなりに、防衛費などは一気に増やし、古いトマホークを大量購入するらしい。

 さて、男が育児休暇を取り、イクメンなどと言われ持て囃されているが、若者たちにとって現実は厳しい。若者切り捨ての、子育てできない低賃金が続いているからだ。この句のパパのように子育てに参加して行けるのは、残念ながら大企業の社員や一部の恵まれた若者のみである。少子化は止まらない。

ミヤマシキミ(深山樒)

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2994  WBCものの芽達も小躍りす  コトリ    

2023年04月03日 | 

 「女性自身」のアンケート調査によると、現在、日本で最も人気のある男性は、「大谷翔平選手」で、特に40代以上の女性に人気が高く、原因は二刀流の野球選手としてよりも、さもありなむ、人柄人格の素晴らしさなのだそうである。

 WBC優勝を成し遂げたサムライジャパンが、日本プロ野球を更に発展させて欲しいし、大谷選手がエンジェルスで仲間たちを鼓舞し、今年の優勝へ導くことを切に祈る。

 当然3月の岩戸句会でも、WBCに関する俳句があり、以下の通り女性に多かった。

侍は旅立ち行かん花筏         吟

サムライに燃えた奮えた彼岸かな    心

雄叫びのWBCや花も満ち       信天翁

故障の春げんなおしするペッパーミル  吠冲

侍芽日本中飛び回りけり        翠風

グラブ放り帽子も放り花吹雪      雲水

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

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2993  グラブ投げ帽子も投げて花吹雪  雲水

2023年04月02日 | 

 今年の、栗山監督率いるサムライジャパンの活躍は見事だった。ダルビッシュ有、大谷翔平、今永翔太などの投手陣。ヌートバー、近藤健介、吉田正尚、村上宗隆などの打撃陣も素晴らしかった。

  監督は、MLB経験の長いダルビッシュをその気にさせ若い選手達を、特に投手陣を指導した。又、ヌートバーの才能と性格を見抜き、1番に据えた。2番近藤、3番大谷の次に当たっていない4番村上を最後まで信じ切り、打撃開眼させた。いずれにしても栗山監督のもと、チーム全員が明るく楽しそうに、真剣に集中して日本を勝利に導いた。

 それにしても、サムライジャパンの野球に取り組む純粋さとついつい比べてしまうのが、自民党政権である日本政府の国民や議会に対する態度である。腐敗しきっているとしか言いようがない。議会や委員会を軽視し、真剣な答弁をせず平然と嘘をつく。特に最近の高市大臣の「捏造発言」は、ひどい。日本政治は絶望的である。

ホトケノザ(仏の座)

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