一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2149  新型コロナウイルス・・・・・少し分かってきた

2020年08月28日 | つぶやき

日本人の年間死亡者数とその原因を調べてみた。

死亡者数                     1,362,470(2018年)

死亡原因

1 悪性新生物(27.4%)    373,316人

2 心疾患  (15.3%)    208,457

3 老衰   (8.0%)     108,997

4 脳血管疾患(7.9%)     107,635

5 肺炎   (6.9%)      94,010

6 不慮の事故(3.0%)      40,874

7 誤嚥性肺炎(2.8%)      38,149

8 腎不全  (1.9%)      25,886

9 血管性等の認知症(1.5%)   20,437

10 自殺   (1.5%)      20,437

その他    (23.6%)    321,542

  インフルエンザ       約1万人

  転倒              9,645

  交通事故            4,596

新型コロナ合計陽性者数      65,653 

死亡者数        1,241(8月28日現在)

 今年(2020年)のコロナウイルスの死亡者は、多くてもせいぜい4,000人前後らしい。つまり、インフルエンザや転倒死、自殺よりも少ないことになる。

 どうやら、毎日放送されるテレビ局の、視聴率を上げるための「恐怖を煽る報道」に、国民のほとんどが乗せられているらしいのだ。

クサギ(臭木)

 

 

 

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2148  流星に応じて烏瓜の花  雲水  

2020年08月18日 | 

 毎日、暑くてかないませんね。静岡県浜松市で、41.1度という日本最高気温に並ぶ記録が出ました。

 さて先日、ペルセウス座流星群をベンチに寝転がって見ました。10分で3個の星が流れた。ついでに、懐中電灯を持って、カラスウリ(烏瓜)の花を見に行く。このところ、草取りをさぼっているので、カラスウリがのさばり放題なのです。

カラスウリ(烏瓜)の花

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2147   カナカナからミンミンの世に戻りけり

2020年08月13日 | 

 朝4時、眠りから起こすように、ヒグラシ(蜩、日暮)が鳴き始める。2階の窓は、全て開いていて、四方から鳴き声が聞こえる。夢うつつの私には、その声は、あの世からの声ではないか、と思われるのだ。

 ヒグラシが鳴き止むと、夜が明けて明かるくなっている。そして、みんみん蝉が鳴き始めて、私は現実の世界に目覚めるのだ。ヒグラシのあの世から、みんみんのこの世へ。

キンミズヒキ(金水引)

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2146 新型コロナウイルス・・・待つしかないのか?

2020年08月10日 | つぶやき

 新型コロナについて、テレビ報道などでは、現在第二波が来ていて、感染者は日々増えつつある。その将来予測は、7月16日の参議院予算委員会質疑で東京大学先端科学技術研究センター児玉龍彦名誉教授の国会答弁がある。

 児玉教授「東京型、埼玉型になっている。つまりエピセンター(震源地)が形成されている。これを国の総力を挙げて止めないと、ミラノ、ニューヨークの二の舞になると懸念しております。今日の勢いで行ったら来週は大変になります。来月(8月)は目を覆うような事になります」従って、こういう危機的感染拡大を止めるためにどうしたら良いのか、という議論がマスコミの主流である。 

 一方、海外の専門家さえ不思議がられている問題がある。日本は、中国沿岸地域、ベトナムなどの周辺国と同様、死亡者数が非常に少ない、という謎である。

これを解明しているのが、京都大学大学院の上久保靖彦教授である。

「最初に先祖型(S型)という弱毒性のウイルスが武漢で発生した。これが昨年12月ごろに入り、世界中に蔓延した。

 次に、S型が変異した武漢ウイルスKが、日本では1月13日から3月8日まで入った。(3月9日は中国からの入国を完全に止めた日)この間、日本では大量の中国人が入ってきており、この時に日本では集団免疫(T細胞免疫)が出来た。(人口比率で55%で集団免疫になる)

 その後、変異した恐ろしい武漢ウイルスGが欧米に入り、毒性の強い欧米型となる。日本にはG型と欧米型が入って来たが、これをT細胞免疫が撃退した。

 ところが、欧米にはT細胞免疫が出来なかっただけでなく、Sしか入らなかったことで、ADE(抗体依存性感染増強)という作用で、逆にウイルス強化(劇症化)が起き、感染拡大した。そしてパンデミックになった。日本などとは逆の現象が起こった、というのである。

 新型コロナウイルスは、日本人に蔓延したのだが(一度はさらされている)、しばらくウイルスにさらされていないと免疫がすたれてしまう。従って、大事なことは、

 折角できた免疫力を維持するために、コロナウイルから隔絶するのではなく、普通に活動できる人は、逆に大いに活動した方が良い。

「もちろん、免疫が確立していない、例えば、ずっと施設にいらっしゃるお年寄りとかは違います。そういう方々への対策は別にとる必要がある」

 上久保教授は、「これは仮説ではなくデータを素直に示しているだけです」と言っている。どちらが真実に近いのか、私たちには待つという方法しかない。

 

アメリカ 累計感染者5,036,387人  死者162,851人

日  本 累計感染者   48,907人    死者   1,048人(8月10日現在)

タカサゴユリ(高砂百合)

 

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2145  風死すやN字の打てぬ電子辞書   豊春

2020年08月08日 | 

 最近の電化製品は、色々問題がある。例えば「Sony time」とは、保証期間が過ぎると故障する、という意味だとか。又、「Made in japan」より「made in china」の方が優秀だ言う人さえいる。というのも日本の会社が、中国で生産しているからではないのか。

 生産でパソコンを追い抜いたスマホは、その普及率で、1位は、韓国サムスンのgalaxy、2位は中国のhuawei、3位はアメリカアップルのIPhone。

 残念ながら、日本メーカーのSONYやSHARPは、大きく水を空けられている。日本の工業力は今後、一体どうなってしまうか、と心配である。

 さて、N字の打てなくなった電子辞書は、ゴミ同然である。修理に出したら、法外な料金を取られるから、新しく買った方が良い、ということになる。いずれにしても電子辞書は、早晩スマホに駆逐される運命だ。

ムクゲ(木槿)

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2144  長梅雨やセミの抜け殻石の上  パピ

2020年08月05日 | 

 今年の7月は、30日雨が降ったそうである。晴天は、たった1日。過去に梅雨の明けなかった年は1回。八月になってからの梅雨明けは、わずか5回だそうである。というわけで、8月梅雨明けの仲間入りをしたのだ。

 さてこの句、何の蝉か分からないが、蝉の抜け殻が石の上にある、という。唯それだけのことである。だからどうなのかと言えば。蝉の脱皮は石の上ではまず行われないから、雨や風で運ばれたかもしれないし、誰か人間が置いたのかもしれない。石がどんな所にあったかも問題である。作者の庭か、公園か、旅先か・・・読者の想像は、果てしない。

 この句は、切れ字の「や」と二つの助詞の「の」以外は名詞である。又、蝉を「セミ」とカタカナにしたのも良かったと思う。

クチナシ(梔子)

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2143  交番に入りしカマキリ喧嘩ごし  凛

2020年08月04日 | 

 カマキリは、蟷螂(とうろう)とも言う。名前の由来は、「鎌で切る」から「鎌切り」となったという説と、「鎌を持つキリギリス」からという説がある。

 さてこの句、そのままの解釈では意味をなさない。カマキリを人間と見立てて読むといい。つまり、カマキリのような酔っぱらった男か女が、交番の若いおまわりさんに食って掛かっているのだ。

 交番には、落とし物、例えば子猫や子犬を拾って届けに来たり、逆に落とし物をしたので探して欲しい、認知症の母親がいなくなったので探して欲しい、などと様々な依頼が舞い込む。

   猿や猪が出たから捕まえて欲しい、泥棒に入られた、人が車にはねられた、などと様々な問題を解決しなければならないのが、おまわりさんなのだ。本当にご苦労様です。

ヤマユリ(山百合)

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2142  岩戸句会 7月

2020年08月02日 | 岩戸句会

県道を渡り切れずに青大将     炎火  

故障せし液晶パネル五月闇

 

交番に入りしカマキリ喧嘩ごし   凛

風死すや酸素不足の宇宙船

 

長梅雨やセミの抜け殻石の上    パピ

河原で足湯乾季のニューギニア

 

風死すやN字の打てぬ電子辞書   豊春

風死すやラッセル音の宅配子

 

風死して遠くで叱る嫁の声     裕

風死して空の魚籠や防波堤

 

白々と神の御座か山法師      薪

蜩の声のぼりゆく浅眠り

 

老杉の雫の元に苔の床       さくら

極上のタオル戴き夏は来ぬ

 

梅雨明や老いても子には従わず   沙会

七夕や人は旅人明けの星

 

老犬のあくびものうし黒揚羽    洋子 

ギンギンに冷えたるワイン梅雨晴間

 

梅雨雲を割って沸き立つ雲の峰   貴美

風死して鳥のさえずり山の峰

 

一瞬にして消え去りし舟虫     海人

昼寝覚夢追いかけてまた眠り

 

お茶の間に月が差し込む夏料理   鞠

涼しさや色を配して普茶料理

 

龍子行く葉桜並木傘さして     余白

梅雨雲は東シナ海連なりて

 

安否知る夢二のはがき遠花火    稱子

うすものをまいて想うや母の所作

 

夏椿落ちて動くや犬の耳      雲水

これから行く虹の真下のラーメン屋

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2141  県道を渡り切れずに青大将  炎火

2020年08月01日 | 

 この句、青大将が県道を渡り切れなかった。唯それだけのことだ。だからどうなのかと言えば、車に轢かれて死んだに決まっている。

 作者が、車に轢かれて青大将の体が飛び散った現場を目撃したのか、何台もの車に踏みつぶされて何時間も経ち、ぺちゃんこになって干からびてから見たのかは定かではない。

いずれにしても、青大将だ、と分かったのだから、轢かれてからそれほど長い時間が経っていないだろうことは分かる。

 たまたま、悲惨なことだから、作者ははっきり言わなかっただけかもしれないが、ここに俳句作りの面白さがある。俳句は、言いたいことは言わずに伏せておいて、読者に一任する。従って、読み手の読み解く力量が問われるのだ。

ギボウシ(擬宝珠)

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