一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2205  父によう似た声が出てくる旅は悲しい  山頭火

2021年05月17日 | 無季俳句

 種田山頭火(明治15年~昭和15年)は、「層雲」の荻原井泉水門下で、主に自由律俳句を作った俳人。現防府市の大地主の家に生まれたが、10才の時、父親の放蕩が原因で母が自殺した。早稲田大学に入学したが神経衰弱のため退学して帰郷。その後事業に失敗し、実家が破産している。

 晩年は、得度し雲水姿で旅をしながら句作を続けた。50歳の時。精神不安定から自殺未遂をしている。

58才の時、脳溢血で亡くなるが、不幸な一生だったと言えるだろう。しかし、彼の救いが「自由律俳句」であったことは間違いない。

 さて私も山頭火同様、自分の声が父親に似て、はッとすることが時々ある。しかし、私は父を懐かしく感じ、嬉しく思う。実に有難い。

スイバ(酸葉)


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4 コメント

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炎火さまの句 (mariko789)
2021-05-25 06:52:08
おはようございます。
1967 梅雨空や拡声器から尋ね人 炎火
上のお句と、一韶(雲水)さまのご解説を、「はいくらぶ」のYouTubeにさせて頂いて宜しいでしょうか。
リンクはこちらのブログ、解説者のお名前は、一韶さまで良いですか?
私は、炎火様の句のファンでした。

2141 県道を渡り切れずに青大将 炎火
も、好きな句で、いずれ動画に作らせて頂きたいと思います。
先日、自由にして宜しいとご認可を頂きましたが、一応、念押しさせて頂きます。
YouTubeが完成しましたら、真っ先にお知らせしますので、見て頂けると幸いです。中原久遠拝。
返信する
Unknown (issyo.k)
2021-05-28 08:37:57
中原久遠様

 基本的に、俳句・文章は無修正でお願いします。
修正したい場合は、事前にお知らせください。
解説者は、「一韶」のみでOKです。
返信する
梅雨空 (mariko789)
2021-05-28 18:31:06
こんばんは。何度もコメントをトライしているのですが、どうしても送信できません。もしかしたら、YouTubeのURLを貼ったせいかもしれません。
『梅雨空』公開しました。俳句も解説文も修正していません。URLを貼れませんので、グーグル検索で、「はいくらぶ 梅雨」とお願いします。
お陰様でとても良い作品になりました。まりこ拝。
(ずっと以前、貴ブログで、拙句をご紹介して頂いております。)
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はいくらぶ 梅雨 (issyo.k)
2021-05-31 11:43:15
中原久遠様
「はいくらぶ 梅雨」拝見しました。
文章も移動しながら出ていて、且朗読付きでとても分かりやすいですね。
背景の写真も良かったです。

有難うございます 一韶
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