一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2123  初雪や病院帰りの大ラーメン  海人

2020年01月26日 | 新年

 日本が好きな食べ物ランキングの、1位は寿司、2位はカレー、そして3位がラーメンである。どの調査でも、ほとんど3位以内に入っている。

 その大盛りの大ラーメンを、病院帰りに食べたという。その心は、誰でも分かるだろう。検査のため、朝から何も食べていなかったから。又は、検査結果が良好だったから。初雪の降る中、熱いラーメンを啜る作者の高揚感が感じられる。

ワビスケ(侘助)

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2122 山本太郎 れいわ新選組 1

2020年01月24日 | つぶやき

 去年の7月、一通の葉書が届いた。年一度だけ、年賀状をやり取りする友人からだった。「れいわ新撰組、山本太郎」を応援する、という参議院選挙用の葉書だった。確か、タレントから議員になった若者だ、と言うくらいの知識しかなかったので、Youtubeで調べてみた。すると、日本全国で彼の行った2時間ほどの街頭演説が、実に沢山あった。

 彼の街頭演説は、政治に絶望し、政治に無関心だった私の心を揺さぶった。これは、どうしても選挙に行って一票を投じねばならない、と思い投票したのである。

以下の、最新版のおしゃべり会をお聞きください。

山本太郎(れいわ新選組) おしゃべり会 松江市 2020年1月23日

 

早出始めた フキノトウ(蕗の薹)

 

 

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2120  寒暁や鴉は町へ出稼ぎに  雲水

2020年01月13日 | 

(かんぎょうや からすはまちへ でかせぎに)

日の出前に、標高400mの我家から、湯河原の町へ降りて行く沢山のカラスを見ることができる。きっと、食糧やゴミを漁りに行くのだろう。そして、夕方になると、我が家を通り越して山奥へ帰って行く。今時の湯河原なら、柑橘類が沢山あるから、ゴミなど漁らないかもしれない。

我が家からの、右上のビルは横浜のランドマークタワー

 

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2119  穏やかな白衣まぶしき冬日射  さくら

2020年01月10日 | 

 この句を二つに分けると「穏やかな白衣」と「眩しき冬日射」であるが、実際は、「眩しき白衣」と「穏やかな冬日射」がふさわしい気がする。

  一方、「穏やかな」も「眩しき」も共に「白衣」と「冬日射し」に掛かっている、とするのが自然な解釈だろう。つまり、白衣は、穏やかで眩しい看護婦さんであり、冬日射も穏やかで眩しいのである。

穏やかな眩しき白衣冬日射

でいかがでしょうか。

暮からたった一輪だけ咲いていた梅ちゃん。他は全然まだ。

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2118  眼を覚ませ令和二年の夜が明ける

2020年01月04日 | 新年

 18才で東京に出て、70年安保に巻き込まれ、あほらしくなって旅に出た。それ以来、政治に関心を持てなかった私が、初めて応援したくなった政治家が、「れいわ新選組」の山本太郎代表です。

 彼のやる気度は、本物です。ちゃらちゃらと金権を漁る安倍首相や自民党議員、政権を取る気もない立憲や国民の議員たちとは、質が違う。

 とにかく、山本太郎代表の街宣をYoutubeで聞くべきです。北は利尻島から、南は与那国島まで、昨年の山本太郎代表は日本列島を駆け回った。

 日本のこと、若者達のこと、弱者のことを真剣に考え、行動している政治家を、山本太郎代表の他に私は知らない。

 スイセン(水仙)

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2117  茶の花や占い通りの良き晩年  洋子

2020年01月03日 | 

    作者は、若い頃占いをしてもらったのだろう。そして、その占い通り良き晩年になった、という。全くもって、実に有難くめでたいことである。

 さて、季語に茶の花を持ってきた。チャノキ(茶の木)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。加工した茶葉から湯・水で抽出した茶が飲用される。原産地はインド、ベトナム、中国西南部とされるが詳細は不明。花は、サザンカ(山茶花)やツバキ(椿)と似ているが、白く小さく地味である。

 つまり作者の晩年は、そんなに派手で豪華ではなく、茶の花のように地味ではあるが、幸せな良き晩年だ、と納得しているのだ。

 この句の季語が、例えばボタン(牡丹)だったら、自慢じみていけない。茶の花の謙虚さが良いのだ。

ロウバイ(蝋梅)

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2116  癒されしデンの瞳や去年今年  海人

2020年01月02日 | 新年

  新年明けましておめでとうございます。

今年の新年俳句は、年賀状記載の俳句から岩戸句会の海人さんの句を頂きました。

 我が家の雑種犬「デンちゃん」は、親が二頭とも完全な雑種犬です。体重20㎏の中型犬or大型犬。昨年、瓜坊(猪の子供)をあっという間に噛み殺しましたから、猟犬としてとても優秀です。そして、同類の犬、猫、狸、野兎などを見つけると、物凄い闘争心を発揮します。

 但し、人間には、不思議なくらいとてもおとなしいのです。何故でしょうね。可愛がってくれる人には、大喜びでなつきます。この句の作者、海人さんもその一人です。

ヤツデ(八つ手)

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