一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3057  第506回 多留男会

2024年09月12日 | 多留男会

年とらぬ老人ばかり盆踊り     流水   

かりそめの熱き吐息や藍浴衣    〃

           

ひぐらしや無人の街の赤信号    豊狂

秋茜伊豆の山々舞い遊ぶ      〃

 

庭仕事蚊取線香虫スプレー    コトリ

東京の空から見えぬ天の川     〃

           

新生姜香りほどけて朝の風    信天翁

音立てて小玉スイカ真っ二つ    〃

 

盆踊り炭坑節で輪の中へ      心

白桃を供えて愛を確かめて     〃

 

快晴の終戦記念日水美味し     淡白

五輪見てストレスたまる原爆忌   〃

 

熱帯魚指揮するもののいるように  紅

拾わんとすれば落蝉泣き喚く    〃

 

蜩や木霊にのりて谷巡る      凛

ヒロシマに夾竹桃の花咲けば    〃

 

ひぐらしは目覚まし時計山の家   釣舟

花木槿今日一日を仕舞いけり    〃

タマアジサイ(玉紫陽花)


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