この句作者によると、松虫草を空飛ぶ円盤と想像したという。私も読者として、多分そんなことかもしれないと想像したが、それでは単なる季語の説明に過ぎないし陳腐である。そして、松虫草は小さすぎてとても円盤とは言えない。同じ想像するなら、実際に松虫草の咲く山頂に、UFOが飛んでいた、と解釈する方が面白い。何故なら、更に発展して増々UFOの想像が膨らむからだ。又、最近世界中で未確認飛行物体であるUFOの目撃情報が報告されており、アメリカ国防総省では昨年、UFOの目撃情報を調査する部署を新設したくらいなのだ。
さて俳句は短詩であるから、読者によって様々な解釈が成り立つ。それが事実ではなく想像や夢の世界となれば、解釈は無限に広がる。第三者の異なった様々な解釈を面白がればよい。
白彼岸花