二年前友人から、参議院選挙で「れいわ新選組」を応援する葉書が届いた。政治にほとんど無関心の私だったが、山本太郎とはどんな男か、一応調べて見ようと思い、youtubeで検索した。
youtubeには、山本太郎の街宣の様子が沢山あり、観衆の中から質問を受け、その質問に答えるという形式で行われていた。テレビモニターを使い、パソコンに収められた5000もあるという様々なデータを駆使して、様々な質問に答えるのには本当に驚いた。そして、日本がバブル崩壊以来25年にわたり、経済的に没落し続けていることを知った。又、郵政民営化以降、派遣労働者が増え貧困層が急激に増えていることを知った。
私は、バブル崩壊以前、仕事で中国やタイに行ったことがあるが、ホテルやレストランの値段がとても安く、「年を取ったらタイのチェンマイあたりで暮らしたい」などと思ったことがあった。理由は、なんと物価がほぼ10分の1くらいだったのだ。
ところが今はその逆で、中国人などの外国人が、今の日本の物価の安さに驚いているのである。日本はデフレで、この25年間大卒の初任給やGDPがほとんど同じ。ところが、EUは2倍、アメリカは3倍、なんと中国は5倍になっていたのだ。
問題なのは、ほとんどの日本人がこの事実を未だに知らないことである。日本の企業や不動産が、中国などの外国企業に次々と買収されている。日本政府は、そのことを知っていながらこの危機を放置している。先の衆議院選挙で自民党が過半数を取ったことが、それを証明している。
ツワブキ(石蕗)